「ワウトも、マチューも、ティボー・ネイスも来ない……。だったら、彼を呼ぶしかない！」 そんな冗談のようなアイデアを本気で実行しようとした主催者がいた。
2026年1月3日に開催されるスーパープレスティージュ第5戦グルレーゲム主催者は、なんと、タデイ・ポガチャルに参戦オファーを出していたというのだ。
なぜポガチャルだったのか？
INTERVIEW | Crossorganisatie probeerde Tadej Pogacar naar Gullegem te halen: “We moeten creatief zijn”https://t.co/SwxEgMQuNQ
🇧🇪 #veldrijden #cross #CX #TadejPogacar #Gullegem
— WielerFlits.nl (@WielerFlits) December 30, 2025
グルレーゲムの主催者によると、今年はワウト・ファンアールト、マチュー・ファンデルプール、そしてティボー・ネイスという3大スターが全員欠場することが判明していた。
集客の目玉となるビッグネームを失った彼らは、創造的になる必要があった。以下は、主催者のスティン・タント氏（Stijn Tant）のコメントだ。
なぜ、ロード王者のタデイ・ポガチャルにオファーを出そうと思ったのですか？
ある時点で、ビックスリーが全員がグルレーゲムに来られないことが判明したからだ。。 つまり、人々が「これを見たい」と思って家を出てくるような、真の看板選手を失ってしまったんだ。
そこで私たちは何かクリエイティブなことをしようと試みた。これこそ、我々が常に心がけている通常の枠を超えて考えるということなんだ。
そこでポガチャルの名前が挙がったと。
他にシクロクロスを走る選手は誰がいる？ と考えた時に、タデイ・ポガチャルに行き着きついた。彼がそれほど頻繁にクロスを走っているわけではないが、可能性はあると思ったんだ。
実際に具体的なオファーを出したのですか？
ええ。砂の中に頭を埋めて諦めるか、実現に向けて動くかだ。 私たちは彼のために多額の予算を用意した。タデイのような選手にふさわしい金額を自分たちで工面し、彼のマネージャーであるアレックス・カレラに連絡を取った。
結果はどうでしたか？
残念ながら、彼はスペインでトレーニングキャンプ中であり、参加は不可能だという返答だった。 結局のところ、彼らクラスの選手にとってお金は問題ではないんだ。
選択はトレーニングプログラムに基づいて行われる。 それはワウトやマチューも同じで、「何が自分のプログラムに最適か」だけで判断される。
例えばワウトも3日連続ではレースをしないからね。
断られたことに失望はありますか？
ポガチャルが来ないことを失望とは呼べない。「Noは最初から持っている。Yesは手に入れられるかもしれない」ダメ元でやってみる価値はあるという精神だったからね。
結果は結果として受け入れ、すでに気持ちを切り替えている。
今年のグルレーゲムの見どころは？
スター選手不在の分、今回はアンビアンス（雰囲気）に力を入れている。 シクロクロスとアプレ・スキー（スキー後のパーティー）の世界を融合させたKuhstall（牛舎風の小屋）を会場内にオープンさせる。
ヴァル・トランスのようなスキーリゾートにある山小屋を再現したもので、これには自信を持っているよ。
まあ、マチュー・ファンデルプールとワウト・ファンアールトがくるとなると1万人は越える。今シーズンの最高は確か1万5千人集まったはず。会場は忘れたけど。これだけくれば入場料で開催費用が賄えるというものだ。
しかしオフシーズンのポガチャルがやる気があっても、ある程度練習してからじゃないとメンツが立たないから来なかったでしょうね。見てみたかった気もするけど。
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