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2025 ヨーロッパ選手権 タデイ・ポガチャルが長距離アタックの可能性を否定せず

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Photo credit: Pascal Rey on VisualHunt
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男子エリートロードの前に女子エリートロードが開催。

これを見られた方はいるだろうか。私はCROレース、ジロ・デッレミリア、ヨーロッパ選手権エリート女子、少しシクロクロスと掛け持ち観戦で忙しかった。

ヨーロッパ選手権エリート女子では、デミ・フォレミングが登りで絞り、最終的に37kmの独走を決めた。それくらい厳しいコース。

ここにタデイ・ポガチャルが挑む。世界選手権TTではレムコに抜かれるという屈辱を味わったけれど、レムコとの直接対決がヨーロッパ選手権エリートロードでは見られるかもしれない。

世界選手権ロードと比べると距離が短いけれど、タデイ・ポガチャルの長距離攻撃は見られるのか。

 

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長距離攻撃の否定なしだが

 

タデイ・ポガチャルは、レース前インタビューで長距離攻撃はあるのかという質問も受けている。

女子エリートのデミ・フォレミングの攻撃をみていても可能のようにもみえるが、女子は116kmと短く頂上からの独走も成功している。タデイ・ポガチャルが出来るのかというと短い登りしか残っていないので難しそうに見える。

タデイ・ポガチャルは、現在のロードレース界を牽引するレムコ・エヴェネプールやヨナス・ヴィンゲゴーが最高のレベルにあると警戒。熾烈な競争を予想している。

そのため、彼自身がレース中盤から仕掛けるような長い単独アタックについて尋ねられると、次のようにコメントしている。

 

長い単独アタック?可能性はあるが、難しいだろうと思っている。なぜなら、このレースは他のグランツールなどに比べて距離が短い。

フリーパスを得るのは本当に難しいだろう。だが、チャンスが訪れれば、なぜやらないということがあるだろうか? 決して諦めない。

デミ・フォレミングと同じタイミングで抜け出した場合、サン・ロマン・ド・レルプ峠(7km・7.2%)で仕掛けることになる。仮にぬけだせた場合、ゴールまで70km。その間にヴァル・ダンフェール(1.6km・9.7%)が4回ある。

ただ、世界選手権よりも距離も短く、獲得標高は3,306mとアムステルゴールドレースと同じくらい。多くの選手がまだ脚があることが予想される。

さすがに残り70kmから攻撃するのは賢明ではない。登りで絞り、短い登りで仕掛け小集団に絞っていくだろう。

 

開催時期にも言及

 

2024 ヨーロッパ選手権エリート男子ロードは9月15日に開催された。だが、今年は10月5日とシーズン終盤。これは過密となっているレーススケジュールのしわ寄せでもある。

これについてもタデイ・ポガチャルは言及。

 

私に言わせれば、カレンダーは大幅に変更される必要がある。 それでも今回ヨーロッパ選手権に出場するのは、コースが彼の得意とするクライマー向けであるためだ。

過去とは違って、今回のコースは私に向いている。だからこそ、今回は重要な目標として参加する。

激しい世界選手権とその後の長距離移動を経てもなお、比較的まだ調子は良い。

 

昨年はティム・メルリエが勝利したようにスプリンターでも生き残ることができたコースだった。

 

ただ、今回は長い登りもあり、レムコ・エヴェネプール、ヨナス・ヴィンゲゴーも出場する。大集団でゴールに向かうことは決してあり得ないだろう。

来年のスケジュールはわからないけれど、もう少し前にすることが必要かもしれない。

最大のライバルと目されるレムコは、ヨーロッパ選手権のタイトルを獲得してシーズンを終えたいと言っている。ガチンコ勝負期待したいですね。

 

 

 

 

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