2025 世界選手権ロードは9月29日にルワンダで開催される。
Intermarché – Wantyのビニヤム・ギルマイはアフリカのエリトリア出身。
シーズン当初は、ルワンダのロードコースはあまりにも厳しいのでスプリンターのビニヤム・ギルマイは出ないと言っていた。
だけど、ここにきて心変わりしている。
スプリンターでも出場の理由
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ルワンダのコースはツール・ド・ルワンダでも使われているキガリ山がでてくる。それに石畳の登りを含む15周回。
獲得標高は5,000mを越える。このためスプリンターやパンチャーも出場しない選手が多い。マチュー・ファンデルプールも出ず、マウンテンバイクの世界選手権にいくほどだ。
では、何故スプリンターのビニヤム・ギルマイが出るのか。その答えを本人が話している。
ビニヤム・ギルマイのコメント
僕にとってワールドカップは、エリトリアのジャージを着る唯一のチャンスなんだ。アフリカ選手権でも可能性はあるが、毎年不確定要素が多い。
だから、ワールドカップが僕にとって唯一のチャンスなんだ。自分の国のために走れるのは、いつだって嬉しいことだ。
キガリでは、主催者はクライマーが有利なタフなコースを設定してますが。
ワールドカップがアフリカで開催されるのは初めてだし、アフリカのサイクリストにチャンスを与えるべきだと思う。しかし、私はそれについて疑問を持っている。
しかし、どのようなコースを設定するかは主催者次第だ。私は最近、国内連盟と話し合ったが、彼らはワールドカップで私を必要としている。エリトリアのチームをサポートするためにね。だから乗ることにしたんだ。
しかし、スプリンターのあなたがワールドカップで活躍できるのだろうか?
逃げに入れればいいんだけどね(笑。 序盤の逃げに乗るのは久しぶりなんだ!
でも、このコースではそれも難しいだろうね。結局のところ、私は『何か』をしたいんだ。今はまだ、セレクションと戦術的なプランがわからないんだ。
ビニヤム・ギルマイはアフリカの人々のために逃げに果敢にチャレンジするかもしれない。エリトリアの英雄がアフリカの世界選手権に出ない訳にはいかない。
今後に続く若手のためにも必要なことなのだ。
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