2019世界ロードチャンピオンとなったマッズ・ピーダスンが、アルカンシェルとレインボーカラーとなったTrek Madone SLRをお披露目した。
Trek Madone SLRは、Trekのプロジェクトワンのカスタムペイントで虹色にカラーリングされている。
世界王者マッズ・ピーダスン
マッズ・ピーダスンは世界選手権では、展開にも恵まれたと言っても良いかもしれない。
残り47キロで先頭集団に入り込んだが、あくまで逃げに入って後ろからくるであろう、エースのヤコブ・フルサンやミカエル・ヴァングレンを待つといのが作戦。
本人も最後まで逃げ切るつもりはなかったので、生き残りと足を貯めることに専念していたようだ。
残り33キロで3人となった時には、後ろからマチュー・ファンデルプールとマッテオ・トレンティンが追いついてきたために、二人に先頭を走って貰うことで足を貯めることが出来た。
追走集団は崩れており、前を追うチームは崩壊状態で全くタイム差は縮まることはない。
まして、イタリア、デンマーク、スイスは前に送り込んでいたので引く必要がなかった。
こうして、最後まで足を貯めることが出来たマッズ・ピーダスンはスプリントでは実力で上回るマッテオ・トレンティンとキュングに競り勝ったのだ。
🌈🥇🌈🥇@Mads__Pedersen 🇩🇰 is WORLD CHAMPION!!! #Yorkshire2019 pic.twitter.com/4gCcZckJ2X
— UCI (@UCI_cycling) September 29, 2019
Tour de l’Eurométropole (1.HC)でアルカンシェルとレインボーカラーのTrek Madone SLRを披露したマッズ・ピーダスンは
「まだ信じられない。世界選手権のストライプを獲得することは、どんなライダーにとっても夢です。
今シーズン以降も彼らを称えることを楽しみにしています」
と述べている。
これまでワールドツアーで1勝もあげてなかった23歳の若手なのだから信じられないと思うのも無理はないだろう。
Trek Madone SLRはシングルでなかった
アルカンシェルは、トレックセガフレードのスポンサーであるサンティーニが作成。
胸の周りと、襟の周り、長袖の2か所に伝統的な虹のバンドがみられる。
Trekとセガフレードのスポンサーロゴは、ストライプの上、腕の下、肩に表示。
機器メーカーのSramとBontragerのロゴがジャージの反対側に飾られている。
マッズ・ピーダスンに一番期待していたのは、世界選手権もフロントシングルで勝ったのではないかと思ったこと。
なぜなら、マッズ・ピーダスンは、オンループ・ヘットニュースブラッドでフロントシングルで走り切っているから。
世界選では、同じトレックセガフレードのバウケ・モレマもシングルで走っているので期待してたのだが。
マッズ・ピーダスンは、冒険しなかったようですね。
写真で見た限りでは、シングルではない。
SRAMのREDを使用しているのならば、綺麗なシルバーのデザインのフロンドギアで走ってほしかったな。わかりやすいし。
マドンは、フレームの横から見た面積がでかいので、レインボーのデザインが良く映える。
SRAMについては、新型と思われるギアをリッチー・ポートが使っていたが、それから情報がないので気になっている。どんどん選手にテストして貰って新製品を出して貰いたいものだ。
All or NOTHINGの文字がマークされている。
THE ONE AND ONLY WORLD CHAMPIONの文字も見える。
ハンドルがエアロでカッコイイ!
ホテルにフレームが到着して組み立て中。
The World Champion Trek Madone SLR’s bike build journey through Project One:
🎨 Painted in 7 hours.
🔧 Built in 45 minutes.
🚲 Ready for @Mads__Pedersen in 12 hours. pic.twitter.com/b2CRrhhxSX— Trek Bicycle (@TrekBikes) 2019年10月14日
ちなみに、今回のTour de l’Eurométropole (1.HC)では、マッズ・ピーダスンはDNF。
10月8日 Tre Valli Varesine・10月9日 Milano-Torinoを走ってシーズン終了となる。
世界チャンピオンとして、最後のイル・ロンバルディアも走って欲しかったな。
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