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タデイ・ポガチャルは最後のツール・ド・フランスだったのか?

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Photo credit: The Wolf on VisualHunt.com
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タデイ・ポガチャルは、第18ステージの終了後のインタビューで、以下のように答えていた。

「ああ、時々思うよ。一体まだここで何をしているんだ?って。自分もだんだん疲れてきて、終わりが待ち遠しくなってきた。ただ家に帰って、人生で何か他のことをしたいだけなんだ。

でも、これが現実。だから、毎日をできるだけ楽しもうと思うんだ。多くのファンからの励ましが助けになるし、モチベーションも上がる。ファンがいると楽しくなるし、総合的に見て、ここはそんなに悪くないって気づかされる。」

当初は疲れているだけかと思っていたけれど、第21ステージの終了後のインタビューで最後のツール・ド・フランスなのかと問わた時の答えが気になる。

 

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最後のツールの問い

 

1982年のベルナール・イノー以来となるイエロージャージでシャンゼリゼを制することは出来なかった。最終的にモンマルトルではワウト・ファンアールトに敗れてましたね。

今日は正直言って、レースに出るエネルギーとモチベーションがなかった。終盤でタイムが均衡してくれてよかった。おかげで、よりリラックスして上位を走れた。突然自分がトップに立っていることに気づいた。

とにかくレースをしようとしたが、ウウトにぶつかってしまった。彼は信じられないほど強かった。素晴らしいレースだった。

 

4度目の総合優勝ですね。

言葉を失うよ。これで6度目の表彰台だ。初日からチームとこのために戦った。第5ステージの終盤、ブルターニュの壁でフニッシュした時点で、脚の状態は良好だと確信した。

私たちは戦い続けた。2週目、3週目に安心して臨めるよう、大きなリードを築くことができた。

 

ライバルのヨナス・ヴィンゲゴーとの戦いについては?

ヨナスとの戦いは、また素晴らしかった。今朝、スタート直後に話しをした。5年前と比べてレベルが上がっていると話していたところだ。

この5年間で全てがどれだけ変わったか、実感した。お互いのレベルを高め合い、限界まで追い込んで勝利を目指してきた。ヨナスとの戦いは厳しいものだったが、彼を尊敬し、彼のレースを祝福した。

 

今後もツールで戦い続けたいのかどうか、心はどうですか?

楽にはならないよ。年を取れば取るほど、プレッシャーは計り知れない。若いうちは、そんなことは気にしないものさ。

 

これが最後のツールなのか?

これが最後のツールになるかどうか?わからないよ。でも、まずはお祝いをする時だ。その方法は人それぞれだ。何よりも、家で静かな数日を過ごしたい。

願わくば、ここパリよりも良い天気に恵まれることを願っている。

 

表彰式のスピーチ

 

このレースで最高のライバル2人と共に表彰台に立つことができ、光栄であり、嬉しく思う。彼らには深い敬意を表します。厳しいツール・ド・フランスだった。

ここにいられることを嬉しく、誇りに思う。このレースに関わってくれたすべての人に感謝します。家族、チーム、友人、少しでも私を支えてくれたすべての人。ファンの皆さんも素晴らしかったです。ステージ中、沿道で憎しみの声がほとんど聞こえなかった。

それは本当に素晴らしい光景だった。すべての登りで、たくさんの子供たちが一人のライダーだけでなく、全員を応援してくれているのを見た。素晴らしい経験だった。

この素晴らしいイベントを開催してくださった主催者の方々にも感謝します。おかげで私たちは互いに競い合い、観客の皆さんも楽しんでいただけた。ここでフィニッシュしたライダーの皆さんにも心から敬意を表します。

間違いなく、これまで経験した中で最も過酷なツールの一つだった。これ以上何を言えばいいでしょうか?また戻ってきます。皆さん、ありがとうございました!

 

レース後のインタビューでは、最後のツールかと問われ明言を避けていた。だが、表彰式後にはまた戻ってくると。

すでに多くの勝利と輝かしい記録を作り続けており、モチベーションを高めるのが難しくなっているようだ。タデイ・ポガチャルも26歳。

疲労困憊しており、燃え尽き症候群に陥る可能性があると自身も語っている。10月にはいり休みとなるが12月には始動しないといけない。同じことを繰り返すのだ。燃え尽き症候群は、いつでも起こりえるもので私にも起こりえるのだと。

今は、ブエルタなど考える余裕もなく、とりあえず世界選手権とロンバルディアが目標となっている。まずは自宅に帰ってゆっくりと休養する時だ。

 

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