もっとも簡単なステージと思われた第3ステージが落車ばかりで大変なことに。マイヨベールのジャスパー・フィリップセンがリタイヤ。
さらにイエローカードは4枚。けが人続出の大変なステージに。
さて、第4ステージはゴール前にスペクタクルが。クラシックのような展開が期待できるか。
第4ステージ アミアン・メトロポール~ルーアン 172.4km

コースマップ photo letour.fr
獲得標高は1,745m。コースのフランスクラシックのようなアップダウンの連続するコース。ただ、全て丘のような感じの登りだ。

ゴール前 photo letour.fr
決選は残り30kmからで、残り21kmからは3つの登りが待っている。最後の3級山岳ランプ・サン・ヒエールには最大勾配15%の登りが待っている。800mなのでパンチャーも残れるか。
これは第2ステージと同様に最後は総合勢の争いとなるかも。ゴールまで5kmあるので、どれだけ集団が戻ってこれるかだ。
ただ、ゴールも登っている。第2ステージと同じような展開となりそう。

コースプロフィール photo letour.fr
- 4級山岳 ジャック・アンケティル峠 3.6km・3.4%
- スプリントポイント アドリアン
- 3級山岳 ベルブフ 1.3km・9.1%・max15%
- 4級山岳 ボンスクール峠 1.3km・9.2%
- 4級山岳 ランマール峠 1.8km・5%
- 3級山岳 ランプ・サン・ヒエール 0.8km・9.4%・max15%
スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
マチューの隣にジャスパー・フィリップセンがいないのは残念。
マチュー・ファンデルプールのコメント
昨日の出来事は本当に衝撃的だった。特に、その出来事の起こり方は、全くの不運だった。
あ~、左指もケガしてますね。ジャスパー・フィリップセンの手術は無事に成功。
タデイ・ポガチャルも狙ってくるよね~。
スタート時の4賞ジャージ着用者は
- 総合 マチュー・ファンデルプール Alpecin-Deceuninck
- ポイント賞 ジョナサン・ミラン Lidl – Trek
- 山岳賞 ティム・ウェレンス UAE Team Emirates – XRG
- 新人賞 ケヴィン・ヴォークリン Arkéa – B&B Hotels
オフィシャルスタート。
0kmアタックは二人。
決まったかな?
- ヨナス・アブラハムセン Uno-X Mobility
- レニー・マルティネス Bahrain Victorious
TotalEnergiesのトーマス・ガチニャールが追走。
トーマス・ガチニャールが追いついて3人に。
EF Education-EasyPostのカスパー・アスグリーンが追走に。1分28秒離れているのだけど。
残り135km。カスパー・アスグリーンは追いついて逃げは4人。
- ヨナス・アブラハムセン Uno-X Mobility
- レニー・マルティネス Bahrain Victorious
- カスパー・アスグリーン EF Education-EasyPost
- トーマス・ガチニャール TotalEnergies
INEOS Grenadiersのアクセル・ローランスはパンクから復帰中。
逃げているレニー・マルティネスは何を食べているのだろう。しかし、フランス国民の期待を背負っていたはずのレニー・マルティネスが第1ステージから大崩れとは~。
カスパー・アスグリーンは2023 ツール・ド・フランス第18ステージで奇跡の逃げ切り勝利している。可能性はゼロではない。
第1ステージで最下位でゴールしたレニー・マルティネス。少し調子は戻ってきたのか。今シーズンは3勝。
INEOS Grenadiersのカルロス・ロドリゲスがパンクから復帰。現在1分20秒遅れの総合25位。
集団はAlpecin-Deceuninckが先頭。逃げに入っているのにEF Education-EasyPostは何故前にいるのか。残り60.5kmで1分23秒。
落車だ。
TotalEnergiesのマテオ・ベルシェは肩を押さえているけれど、何とか走り出す。
- マテオ・ベルシェ TotalEnergies
- セップ・クス Team Visma | Lease a Bike
- エフゲニー・フェドロフ XDS Astana Team
4級山岳 ジャック・アンケティル峠 3.6km・3.4%
1分38秒差で4級山岳に。
また落車。
- ケース・ボル XDS Astana Team
- イラン・ファンワイルダー Soudal – Quick Step
レニー・マルティネスがアタックだ。
ヨナス・アブラハムセンが追いつく。鎖骨骨折からあっという間にレース復帰。
結局元に戻った。ここは協力していかないとタイムを失うばかりだ。
レニー・マルティネスが追い込んだけどカスパー・アスグリーンが1位通過。
- カスパー・アスグリーン EF Education-EasyPost 1ポイント
折角、カスパー・アスグリーンが先頭で引いているのに、まだ集団先頭にEF Education-EasyPostがいる。
Movistar Teamのウィリアム・バルタがパンク。
残り34.5kmで1分3秒差に。スプリントポイントまで逃げれるか。
Tudor Pro Cycling Teamのジュリアン・アラフリップがパンク。前でチームメイトが待っている。早く復帰したい。
スプリントポイント アドリアン
ヨナス・アブラハムセンがトップ通過。
集団はジョナサン・ミラン、ビニヤム・ギルマイ、ティム・メルリエと続く。
3級山岳 ベルブフ 1.3km・9.1%・max15%
もう集団が後ろだ。
カスパー・アスグリーンが捕まる。
レニー・マルティネスが粘る。15秒差に拡大。ヨナス・アブラハムセンが小さく見えている。
ヨナス・アブラハムセンが捕まる。
レニー・マルティネスが単独だ。
レニー・マルティネスがポイント通過。
集団はティム・ウェレンスが先頭。
- レニー・マルティネス Bahrain Victorious 2ポイント
- ティム・ウェレンス UAE Team Emirates – XRG 1ポイント
ジュリアン・アラフリップは追いついていない。
集団は16秒差。
残り26km。16秒差。
道路幅が狭くなる部分で落車。
XDS Astana Teamのアロルド・テハダが立ちすくんでいる。
- アロルド・テハダ XDS Astana Team
- ミック・ファンダイク Red Bull – BORA – hansgrohe
- ヴァランタン・パレパントル Soudal – Quick Step
EF Education-EasyPostのベン・ヒーリーが遅れている。
レニー・マルティネスが捕まった。
4級山岳 ボンスクール峠 1.3km・9.2%
4級山岳に。ティム・ウェレンスが先頭。
ポイントはあっという間に超えた。まだ大集団だ。
UAE Team Emirates – XRGが先頭を固めている。これはタデイ・ポガチャルの発射準備だ。
今度はティム・ウェレンスが引きまくる。
4級山岳 ランマール峠 1.8km・5%
Alpecin-Deceuninckも前にきた。
マチューもしっかりと前方にいる。
ティム・ウェレンスが引く。ポイントまで引けるか。
ティム・ウェレンスがさらにポイント通過。
- ティム・ウェレンス UAE Team Emirates – XRG 1ポイント
タデイ・ポガチャルの後ろにはヨナス・ヴィンゲゴー。
おっと、Team Visma | Lease a Bikeが先頭に。
ヴィクトール・カンペナールツの引きで集団後方はバラバラ。
3強とマチューは先頭付近に。
ヴィクトール・カンペナールツがまだ引く。
ヴィクトール・カンペナールツが引き終わる。
3級山岳 ランプ・サン・ヒエール 0.8km・9.4%・max15%
ワウト・ファンアールトはすぐにUAE Team Emirates – XRGに抜かれる。
ヨナタン・ナルバエスがタデイ・ポガチャルを引く。
マチュー・ファンデルプール、ヨナス・ヴィンゲゴーが続く。
ヨナタン・ナルバエスが外れてジョアン・アルメイダが先頭に。
これはタデイ・ポガチャルにとっては心強い。
13%勾配でジョアン・アルメイダの引きからタデイ・ポガチャルがアタック!
ここからか~。
マチュー・ファンデルプールは腰を落とした。
ヨナス・ヴィンゲゴーだけが追従。
ヨナス・ヴィンゲゴーが少し離れたけれど。
頂上でヨナス・ヴィンゲゴーが追いつく。
ただ、ヨナス・ヴィンゲゴーは先頭交代しない。
後続が追いついた。
ここでマッテオ・ヨルゲルソンが前に。
残り3.8km。先頭は8人に。
残り1.5km。
残り1.3kmでTeam Visma | Lease a Bikeのマッテオ・ヨルゲルソンがアタック!
これをUAE Team Emirates – XRGのジョアン・アルメイダが追い詰めていく。
マッテオ・ヨルゲルソンが追いつかれた。
ジョアン・アルメイダ、マチュー・ファンデルプール、タデイ・ポガチャルの並びに。
ジョアン・アルメイダがリードアウトとなりそうだ。
あっと、マチュー・ファンデルプールがスプリント開始。これは早い。
タデイ・ポガチャルが追い込んでくる。
マチュー・ファンデルプールが抜かれた~。
あっ、ジョアン・アルメイダが手をあげちゃった。
タデイ・ポガチャルが100勝を達成!
今回はマチュー・ファンデルプールを見事にまくってみせた。ちょっとマチューのスプリント開始が早かったけれど、仕方ない。最後は、流石に登りで足にきていたのでは。
タデイ・ポガチャルがステージ優勝で総合ではマチュー・ファンデルプールと同タイムの総合2位。
- 累計タイムが同じ場合の総合順位は、タイムトライアルの1/100秒単位のタイムを加えて比較し、
タイムの少ない選手が総合上位に立つ。 - それでもタイムが同じ場合、全ステージの順位を合計し、累計の
少ない選手が上位に立つ。 - それでも順位が決しない場合、最後に行われた区間で上位に立っ
た選手が、総合でも上位に立つ。
マチュー・ファンデルプールが第5ステージでマイヨジョーヌを着用して最終走者でスタートする。
3位にはTeam Visma | Lease a Bikeのヨナス・ヴィンゲゴーが入っている。
マチュー・ファンデルプールはタデイ・ポガチャルを祝福。
第3ステージでは敢闘賞がいないという事態だったけれど、今回はBahrain Victoriousのレニー・マルティネスが獲得。
リザルト
優勝したUAE Team Emirates – XRGのタデイ・ポガチャル
確かに限界まで攻めていたけど、今日はみんなも限界まで攻めていたと思う。最後の登りでアタックした。ヨナスが追ってきたけど、そこからは調子が戻った。
ジョアン・アルメイダは最後までリードアウトをしっかりこなし、ライダーがアタックした時も素晴らしい仕事をしてくれた。本当に嬉しくて、チームを誇りに思う。信じられないくらい素晴らしい。言葉が出ない。本当に素晴らしい勝利だ。
これはプロキャリア通算100勝目となりましたね。
ツール・ド・フランスで優勝できたのは素晴らしい。レインボージャージを着けて優勝できたことは、さらに特別なことだ。これで100勝を達成できたなんて信じられない。
決勝には優秀なライダーがたくさんいるので、何が起こるか全く予測できない。アドレナリンが溢れる。まさにレースそのものだよ。
水曜日のタイムトライアル後にトップに立つ可能性はありますね。
明日の結果を見てみよう。これは本格的なテストだ。しかし、このジャージを着て、ここでステージ優勝できれば十分だ。これからもこのレースを楽しみたい。もちろんイエロージャージを目指しているが、どうなるか見てみよう。
4位 Team Picnic PostNLのオスカー・オンリー
5位 Groupama – FDJのロマン・グレゴワール
6位 UAE Team Emirates – XRGのジョアン・アルメイダ
あなたはポガチャルの勝利に最大限貢献しましたね。
ええ、今日は本当に良い仕事をしたと思う。個人的には残り30kmの時点ではベストの位置にいなかった。衝突があったんだ。それから戻ってくるのが大変だった。戦うこと続けた。
何故なら自分が何をしなければならないのかわかっていたからだ。本当に良い仕事をしたと思うし、今日の勝利は我々にとってふさわしいものだと思う。
最後の登りでヨナス・ヴィンゲゴーを離そうとしたタデイの攻撃についてどう思う?
つまり、それが私たちにとってレースを難しくする唯一の方法なんだ。マチュー戦でも、彼を疲れさせなければならない。そうだね。それは完璧にうまくいったと思う。
10位 Arkéa – B&B Hotelsのケヴィン・ヴォークリン
第4ステージ リザルト
総合
ポイント賞
山岳賞
新人賞
コメント
アルメイダとヨルゲンソンのアシストは終盤でかなり頼りになりますね。
累計タイムが同じ場合の総合順位は、
・タイムトライアルの1/100秒単位のタイムを加えて比較し、タイムの少ない選手が総合上位に立つ。
・それでもタイムが同じ場合、全ステージの順位を合計し、累計の少ない選手が上位に立つ。
・それでも順位が決しない場合、最後に行われた区間で上位に立った選手が、総合でも上位に立つ。
マチューがイエローをキープしたのは、ポイント関係なくステージ順位の合計がポガチャルより少ないからのようです。
(ポイントは同ポイントだけど、総合順位には関係しないみたいです)
Jスカイスポーツのルール解説ですね。
私が見たのは海外サイトのもので、どこだったかマチューが90でタデイ・ポガチャルが64くらいのポイントと書いてあって、何のポイントなのか良くわかりませんでした。順位の合計だったのですね。
書いておきますね。