第1ステージからTeam Visma | Lease a Bikeの攻撃で集団は分断。
レムコ・エヴェネプール、プリモッシュ・ログリッチを含む多くの総合勢が遅れるという事態に。
第2ステージもゴール前が結構厳しい。Alpecin-Deceuninckのジャスパー・フィリップセンは、マイヨジョーヌが守れるだろうか。
第2ステージ ローウィン・プランク~ブローニュ・シュル・メール 209.1km

コースマップ photo letour.fr
フランス北部のノール県から海に向かっていくコース。第2ステージには最後に悪魔が潜んでいる。

ゴール前のレイアウト photo letour.fr
残り10kmからが決勝となる。特に3級山岳 サンテティエンヌ・オ・モン坂の最大勾配は15%。短いのでパンチャーも耐えられるか。ここでタデイ・ポガチャルが発射すると~。
次の4級山岳 ウトロー峠にも最大勾配12%がある。最後も登っており、残ったライダーによるスプリントとなるか。

コースプロフィール photo letour.fr
- 4級山岳 サン=マルタン 1.2km・5.6%
- スプリントポイント エノック
- 3級山岳 ピショー峠 1km・10.3%
- 3級山岳 サンテティエンヌ・オ・モン坂 1km・10.6%・max15%
- 4級山岳 ウトロー峠 0.8km・8.8%・max12%
スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
スタート時の4賞ジャージ着用者は
- 総合 ジャスパー・フィリップセン Alpecin-Deceuninck
- ポイント賞 アントニー・テュルジス TotalEnergies
- 山岳賞 バンジャマン・トマ Cofidis
- 新人賞 ビニヤム・ギルマイ Intermarché – Wanty
雨の中のスタート。マチュー・ファンデルプールは今日足を見せられるか。
オフィシャルスタート。雨と小さな町の大渋滞のためにスタートは15分遅れている。最初はUno-X Mobilityのヨナス・アブラハムセンから。
雨の中50km/hオーバーで進む。
これはXDS Astana Teamのエフゲニー・フェドロフだ。
4人が抜け出した。これで決まったのか?
- エフゲニー・フェドロフ XDS Astana Team
- ブルーノ・アルミライル Decathlon AG2R La Mondiale Team
- ブレント・ファンムール Lotto
- アンドレアス・レックネスン Uno-X Mobility
INEOS Grenadiersのゲラント・トーマスがサポートカーを呼んで、レインブレーカーを着こむ。
残り194.2kmで2分26秒。黄色のジャージはIntermarché – Wanty?? 雨で誰だかわかりにくい。
Movistar Teamのネルソン・オリベイラがパンク。
Cofidisのブライアン・コカールがコースサイドから復帰中。
タデイ・ポガチャルも復帰中。
ブライアン・コカールはタデイ・ポガチャルと共に集団復帰に。
なんと、先頭を走っていた二人が落車。
- エフゲニー・フェドロフ XDS Astana Team
- アンドレアス・レックネスン Uno-X Mobility
2人は27秒差。まあ前は待ってくれているはず。
2人が先頭に復帰。
残り140.3km。雨も止んでみんなレインブレーカーを脱いでいる。タイム差は2分28秒。
Team Visma | Lease a Bikeのセップ・クスは調子が上がるのだろうか。
先頭で走っていた、Uno-X Mobilityのアンドレアス・レックネスンがパンク。
残り108.1km。タイム差は2分27秒。Intermarché – Wantyも集団けん引。後ろはAlpecin-Deceuninck。
4級山岳 サン=マルタン 1.2km・5.6%
ここはアンドレアス・レックネスンがトップ通過。
- アンドレアス・レックネスン Uno-X Mobility 1ポイント
Team Jayco AlUlaのエディ・ダンバーが接触。
また落車。
まあ、落車が多い。Lottoのレナート・ヴァン・エトヴェルトは道路下まで落ちてしまった。
- レナート・ヴァン・エトヴェルト Lotto
- フレット・ライト Bahrain Victorious
- ジョーダン・ジェガット TotalEnergies
レナート・ヴァン・エトヴェルトはチームメイトにひかれて集団復帰中。
第1ステージで集団から遅れる姿が見られたジュリアン・アラフリップ。チームによると心配していないというけれど、今日は決勝で見られるか。
残り63.5kmで1分14秒差。
Israel – Premier Techのパスカル・アッカーマンがバイク交換。
残り56.4kmで37秒差。これはそろそろ捕まるか。
スプリントポイント エノック
ここはエフゲニー・フェドロフがトップ通過
ジョナサン・ミランがトップで通過したけれどビニヤム・ギルマイに何やら怒っていた。ビニヤム・ギルマイがラインを外れすぎだったのか。
これが今回のツールのトップ4スプリンターかな。上からジャスパー・フィリップセン、ビニヤム・ギルマイ、ジョナサン・ミラン、ティム・メルリエ。
先頭の4人の後ろに集団が迫る。
4人は捕まってしまう。
アダム・イェーツがパンクからようやくバイク交換。時間がかかっていた。
アダム・イェーツが復帰。
3級山岳 ピショー峠 1km・10.3%
ワウト・ファンアールトが先頭に。
今度はTeam Visma | Lease a Bikeのティム・ウェレンスが先頭に。後ろはヨナス・ヴィンゲゴー。
ティム・ウェレンスが、そのまま先頭で通過。タデイ・ポガチャルも上がってきた。
- ティム・ウェレンス UAE Team Emirates – XRG 2ポイント
- タデイ・ポガチャル UAE Team Emirates – XRG 1ポイント
ジャスパー・フィリップセンも、しっかりと先頭付近にいる。
残り26.5km。Team Visma | Lease a Bikeの先頭はヴィクトール・カンペナールツ。
フェリックス・ガルは最後尾。Netflixでは昨年のツールでさんざんスポンサーから注文を受けていた。まあ、ステージ優勝しないとねえ~。
残り15.6km。集団は横一線。
Soudal – Quick Stepのマキシミリアン・シャフマンは集団から遅れている。調子悪いのか。
さあ、マティア・カッタネオがレムコを引いて上がってきた。
あら、レニー・マルティネスはまたも遅れている。
3級山岳 サンテティエンヌ・オ・モン坂 1km・10.6%・max15%
ヴィクトール・カンペナールツが先頭。
ここでヴィクトール・カンペナールツは引き終わる。
今度はティム・ウェレンスが引き出す。
後ろはマチュー・ファンデルプール、タデイ・ポガチャル。
ティム・ウェレンスが引き終わってマチューが先頭。だが、すぐに譲る。
タデイ・ポガチャルが前に。
代わってTeam Visma | Lease a Bikeのマッテオ・ヨルゲルソンがヨナス・ヴィンゲゴーを引く。
レムコもきているが、プリモッシュ・ログリッチはいない。
さあ、ばらけた。
タデイ・ポガチャルが先頭でクリアー。ヨナス・ヴィンゲゴーが続いている。
ロマン・グレゴワールがスパート。
後ろからきている。合流するだろう。
ビニヤム・ギルマイがバイク交換。
ここでヨナス・ヴィンゲゴーがアタック。
下りをぶっ飛ばす。後ろはレムコ。これはクリテリウム・デュ・ドーフィネで見た光景だ。
ヨナス・ヴィンゲゴーにレムコ、タデイ・ポガチャルが張り付く。後ろはマチュー・ファンデルプール。
牽制からArkéa – B&B Hotelsのケヴィン・ヴォークリンがアタック。
ケヴィン・ヴォークリンが飛び出すが。
4級山岳 ウトロー峠 0.8km・8.8%・max12%
3人となった。
あ~、しかし、後続に追い付かれる。
残り2.3kmでRed Bull – BORA – hansgroheのフローリアン・リポウィッツがアタック!
フローリアン・リポウィッツがぶっ飛ばす。
残り1.6kmに。
後ろはUAE Team Emirates – XRGのヨナタン・ナルバエスか。
フローリアン・リポウィッツが捕まる。
UAE Team Emirates – XRGが先頭。
残り700mを切った。
右側からTudor Pro Cycling Teamのジュリアン・アラフリップがスパート。
ジュリアン・アラフリップをマチュー・ファンデルプールとタデイ・ポガチャルがマーク。
ここでジュリアン・アラフリップが一旦外れる。
マチュー・ファンデルプール、タデイ・ポガチャル、ヨナス・ヴィンゲゴーと続く。
これはバンチスプリントとなるのか。
いや、マチュー・ファンデルプールが加速。
マチュー・ファンデルプール先頭でスプリント開始。
タデイ・ポガチャルが後ろだ。
タデイ・ポガチャルが追いすがる。
マチュー・ファンデルプールがハンドルを投げた~!
マチュー・ファンデルプールがタデイ・ポガチャルを破った~!
素晴らしい。下馬評通りかってしまうところが凄い。
マチュー・ファンデルプールは、いつもの渾身のガッツポーズ!
チームメイトのジャスパー・フィリップセンからマイヨジョーヌを引き継いでいる。
Alpecin-Deceuninckはマイヨジョーヌとマイヨベールの両方でトップ。チームとしては100%以上の出来だ。
これは何日かAlpecin-Deceuninckがマイヨジョーヌをキープとなるか。2位はタデイ・ポガチャル、3位にヨナス・ヴィンゲゴーが入っている。
ジャスパー・フィリップセンからマチュー・ファンデルプールに祝福。
リザルト
優勝したAlpecin-Deceuninckのマチュー・ファンデルプール
とても厳しかった。決勝は予想以上に厳しかった。 すごくモチベーションが高かった。初優勝から4年が経っていたので、2度目の優勝を狙う時が来たんだ(笑。
決勝の登りで強い向かい風が吹いていたから、それは予想していた。でも、予想以上に厳しかった。序盤で残り8人しかいないことがわかったよ。
みんなは僕をステージ優勝候補と呼んでいたが、登りで先頭を走っている選手を見れば、僕は本当に良い走りができたと実感した。誇りに思える。
これから起こることはすべてボーナスだ。我々のツールはすでに成功以上のものだ。
2位 UAE Team Emirates – XRGのタデイ・ポガチャル
4位 Groupama – FDJのロマン・グレゴワール
5位 Tudor Pro Cycling Teamのジュリアン・アラフリップ
8位 Arkéa – B&B Hotelsのケヴィン・ヴォークリン
第2ステージ リザルト
総合
ポイント賞
山岳賞
新人賞
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