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ジロで優勝できたはずとUAE Team Emirates – XRGのミスをGMマウロ・ジャネッティが認める

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Photo credit: ta_do on Visualhunt
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UAE Team Emirates – XRGは、アイザック・デルトロとともにジロ・デ・イタリアの総合優勝に近づいた。

しかし、フィネストレ峠を越える最後の山岳ステージで事態は悪化。その後、デルトロと彼のチームによる戦術的選択に対して批判が起こった。

 

UAE Team Emirates – XRGのGMマウロ・ジャネッティはローマまでの最終ステージでチームの戦術ミスについて見解を述べている。

 

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登りで助けられたかもしれない

 

マウロ・ジャネッティのコメント

ジロを二つの側面から見る必要がある。一方で、ジロで優勝できたのは明らかだ。昨日はもっと良い結果を出せたはずだ。

30秒離れた時にあせりを感じた。登りの途中で、アイザックにもイェーツをコントロールするように促したが、何度も繰り返さなかった。それに、バイクに乗っているのは彼なので、自分の脚の感覚も掴めるはず。

彼の目標はカラパスと共に頂点に立つことだった。彼は最後の時まで力を温存することを選んだ。最終的に、アイザック自身がその決断を下したのだ。

イェーツを一度以上追いかけるよう促さなかったことを少し後悔している。アイザック、私、そしてチーム全員にとって辛いことだ。もしかしたら、もう一度彼に『今すぐ行かなきゃ、追いかけなきゃ』と伝えるべきだったかもしれない。

それは明白だが、分析する必要がある。後から分析するのは簡単だ。しかし同時に、ジロでの勝利を誇りに思うべきでもある。

チームは、多くのステージでレースをコントロールできた。チームは素晴らしかった。アイザックは自分自身を発見しつつあるし、我々はここで新しいチャンピオンを発見している。 これは重要なポジティブポイントだ。

 

サイモン・イェーツが主導権を握り、チームにとって状況が悪化した セストリエーレへの第20ステージで、何が違ったことができただろうか?

Team Visma | Lease a Bikeはワウト・ファンアールトを逃げに送りこんでいたけれど、UAE Team Emirates – XRGは誰も送り込みませんでしたね。

逃げのライダーがいれば助けられたかもしれないが、ワウト・ファンアールトのようなライダーは1人しかいない。 他には誰もそんなことはできない。

難しい判断だが、登りではアイザックも少しはリチャル・カラパスを助けられただろう。 でも彼も限界だったんだ。その後、脚の痛みがなくなると、もっと頑張れたと思うものだ。でもレースでは違うんだ。

だが、それが現状だ。サイモン・イェーツのパフォーマンスが素晴らしかったことも正直に認めなければならない。

まず第一に、我々の側から見て、アイザックのパワー数値が非常に、非常に優れていたことは明らかだった。しかし、もしそれが可能であれば、逃げ集団の誰かが違いを生み出すことができたはずだ。

 

チームは2位でローマを後にし、フアン・アユソーの状況も決定する。 しかし、デルトロに関しては、チームのにおける彼のポジションは確実に上がるのでは?

彼はまだ21歳。 期待できる。 これが君の新しいステータスだ、と私は彼に言った。 この先何年もこのレベルでレースをすることになる。 来年へのモチベーションはすでにある 彼はまた、ジロで勝てることを悟った。

 

そう、忘れてはいけないのは、アイザック・デルトロはグランツール2回目の出場。そして、チームはフアン・アユソーとアダム・イェーツがダブルエースでスタートしている。

それでいて、リチャル・カラパスのアタックを防ぎ切り総合2位を21歳が確保した。さらにステージ優勝も飾ったのだ。

 

エースがいなくなっても、チームは優勝を狙えるポジションをキープし続けたのだ。さらにアイザック・デルトロはレース中に成長している。

彼がアタックしても、リチャル・カラパスは追いついてくる。これでは容易に前に出れないのもわかる。人間味のあふれる神経戦のレースだったともいえる。

 

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