第2ステージは、後半平坦基調だったのでスプリントになると思っていた。
しかし、Soudal – Quick Stepはレースを難しくした。残り42kmの3級山岳レ・グラットの頂上からレムコ・エヴェネプールがアタック。
小集団を作り出し、さらにEF Education-EasyPostのアレックス・ボーダンを追ってSoudal – Quick Stepのウィリアム・ジュニア・ルカーフが合流。
レムコ・エヴェネプールは、後ろで静観することが出来るチームとしては理想的な展開に。この結果についてレムコがレース後に語っている。
チームは二刀流で
Tour de Romandie – Remco Evenepoel : “Je ne veux pas me réjouir trop tôt, mais…” #TDR2025 #Romandie #Evenepoel #SoudalQuickStep https://t.co/g41Kv4JWN6
— Cyclism’Actu (@cyclismactu) May 1, 2025
勝ち逃げに乗ったウィリアム・ジュニア・ルカーフだけど、2024 ツール・ド・ルワンダ第4ステージでプロ初勝利を挙げている。
直前の2024 アラウルツアー第5ステージでも2位となっており、総合2位。
今シーズン、2025 UAEツアー総合8位。2025 ボルタ・ア・カタルーニャ総合14位とクライマーであり、総合力のある22歳だ。
今回ウィリアム・ジュニア・ルカーフが逃げ切ったことにより、総合2位に。これから第4ステージのクイーンステージではSoudal – Quick Stepは二人で攻撃が可能だ。
ウィリアム・ジュニア・ルカーフが逃げ切ってもよいし、レムコが行っていい。第3ステージでも最後は短い登りゴールなので、レムコはボーナスタイムも狙うはず。
総合勢の上位5人をみても、最終個人タイムトライヤルでレムコを脅かす選手はいないとみる。
クイーンステージ、最終個人タイムトライヤルではUAE Team Emirates – XRGのジェイ・ヴァインとジョアン・アルメイダとの戦いとなる。
レムコ・エヴェネプールのコメント
私たちにとっては成功の一日だった。 ハイペースで走ったし、最終的にはジュニアと一緒のトップグループと、僕と一緒のセカンドグループに入ることができた。
ウィリアム・ジュニア・ルカーフが優勝争いをしているのを見るのは素晴らしかった。 みんな自分の仕事をしてくれたし、第2グループでスプリントできてよかった。
ジュニアをできるだけ長く総合10位以内にキープできるように頑張りたい。 日曜日のタイムトライアルも彼に合っていると思う。 できるだけタイムを落とさないようにして、日曜日のタイムトライアルでベストを尽くしたい。 そこで他の有力選手を大きくリードできると思う。
リエージュでの落ち込みは終わったという実感がある。 気分はいいし、このまま前進を続けたいと思っている。
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