2025 パリ～ニース第5ステージ ヨナス・ヴィンゲゴー倒れる!

第4ステージは雨、雹、雪によって10度から2度まで気温も急降下。

結局ニュートラルとなり下りをゆっくりと走って再スタートに。しかし、多くの選手が身体が冷えたためにベストで走れた訳ではなかった。

 

その中でも、ヨナス・ヴィンゲゴーの独走勝利を阻んだUAE Team Emirates – XRGのジョアン・アルメイダは凄い追い込みをみせてくれた。

しかし、第5ステージも午前中は雨予報。落車などが起こらないと良いのだけど。

 

第5ステージ　サン＝ジュスト＝アン＝シュヴァレ～ラ・コート＝サン＝アンドレ 196.5 km

 

最後の50kmに短いながらも厳しい勾配の登りが続いている。最後は非常に厳しい。平均勾配11.1%、最大18%の劇坂が待っている。

ここでは間違いなくタイム差がついてくるのでは。

 

1. 3級山岳　サン＝ポルグ峠 (1.5 km・5.6%)
2. 3級山岳　トリアー峠 (2.3 km・5.8%)
3. 3級山岳　シャトー・ジョーヌ峠 (1.2 km・9.2%)
4. 3級山岳　シブズ峠 (1.1 km・8.3%)
5. 3級山岳　シャヴァニュー峠 (1 km・8.2%)
6. 3級山岳　アルザイ峠 (1.3 km・7.9%)
7. スプリントポイント　Porte-des-Bonnevaux
8. 3級山岳　ノートルダム・ド・シーズ峠 (1.7 km・11.1%)

 

2人の逃げ

2人が逃げている。

1. ベン・スウィフト　 INEOS Grenadiers
2. ティボー・グリュエル　Groupama – FDJ

 

残り49.7kmで1分45秒差。

 

3級山岳　シャトー・ジョーヌ峠 (1.2 km・9.2%)

先頭二人はここから山岳の連続に突入していく。

 

ティボー・グリュエル先頭で通過。

1. ティボー・グリュエル　Groupama – FDJ　3ポイント
2. ベン・スウィフト　 INEOS Grenadiers　2ポイント
3. ベン・ツボィホフ　Red Bull-BORA-hansgrohe　1ポイント

 

3級山岳　シブズ峠 (1.1 km・8.3%)

50秒差でシブズ峠に。

 

集団から INEOS Grenadiersのトビアス・フォスがアタック。

 

あっと言う間にトビアス・フォスが追いついた。

 

Alpecin-Deceuninckのオスカル・リースベークがアタック。

 

さらに、Team Jayco AlUlaのマイケル・マシューズに、Movistar Teamのイバン・ロメオが追走に。

 

序盤に落車したヨナス・ヴィンゲゴーは最後尾で走っている。

 

80km/h前後の猛烈なスピードで集団は追っている。

 

マイケル・マシューズ、イバン・ロメオ、オスカル・リースベークは追いつくことなく集団に捕まってしまう。まあ、この3人を前に合流させると厄介だ。

 

3級山岳　シャヴァニュー峠 (1 km・8.2%)

トビアス・フォスは、二人を置き去りにした。

 

残り30.2kmで58秒差。

 

逃げていたベン・スウィフトは集団に捕まる。

 

逃げていたGroupama – FDJのティボー・グリュエルも捕まる。

 

残り25.8kmで1分4秒までタイム差を広げる

 

TTスペシャリストの独走力を生かした素晴らしい走りだ。

 

3級山岳　アルザイ峠 (1.3 km・7.9%)

残り17.5km。集団は1分6秒差に。

 

細い登りに入るのにヨナス・ヴィンゲゴーは完全に後方。

 

Groupama – FDJのケヴィン・ゲニッツが先頭で飛ばす。

 

トビアス・フォスが山岳ポイントを通過。

 

集団は42秒差で通過。

 

集団からマウロ・シュミットが抜け出すがこれは捕まる。

 

残り14.3km。41秒差に。

 

スプリントポイント前でRed Bull-BORA-hansgroheが集団を引く。

 

スプリントポイント　Porte-des-Bonnevaux

スプリントポイント獲得順位は

1. トビアス・フォス　 INEOS Grenadiers　10ポイント・6秒
2. マッズ・ピーダスン　Lidl – Trek　6ポイント・4秒
3. フローリアン・リポウィッツ　Red Bull-BORA-hansgrohe　4ポイント・2秒

 

ヨナス・ヴィンゲゴーは、ヴィクトール・カンペナールツに首を振っている。上唇から出血しているようだ。

 

残り7.8km。Team Visma | Lease a Bikeのヴィクトール・カンペナールツが集団をひく。

 

8秒差に。

 

残り4.4km。集団が迫る。

 

残り4.1kmでトビアス・フォスが捕まった。連日の逃げだ。

 

残り2.1km。集団が小さくなっていく。

 

3級山岳　ノートルダム・ド・シーズ峠 (1.7 km・11.1%)

さあ、決戦となる。マッズ・ピーダスンが引き終わり、 INEOS Grenadiersのジョシュア・ターリングが引く。

 

Team Visma | Lease a Bikeが先頭に。マッテオ・ヨルゲルソンは2番手にいるけれど、ヨナス・ヴィンゲゴーは後ろだ。

 

ヴィクトール・カンペナールツが引きまくる。

 

UAE Team Emirates – XRGが先頭に。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーが厳しい。

 

マッテオ・ヨルゲルソンが前に出る。

 

マッテオ・ヨルゲルソンがヨナス・ヴィンゲゴーにかわってリーダーを狙う。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーは落車の影響がひどい。多分、なんとか走れている状態なのだろう。Lidl – Trekのマティアス・スケルモースイェンセンは、その後ろで切れていった。

 

 INEOS Grenadiersのマグナス・シェフィールドが2番手。

 

マッテオ・ヨルゲルソンが前に出ている。

 

2番手はBahrain Victoriousのレニー・マルティネス、Astana Qazaqstan Teamのクレモン・シャンプッサンとアロルド・テハダ。

 

レニー・マルティネスが加速!

 

 

レニー・マルティネスがもがく!

 

これはレニー・マルティネスが行くぞ!

 

ゴール前で後ろを振り返る。

 

レニー・マルティネスが勝利を確信。

 

レニー・マルティネスが喜びの勝利だ!

 

レニー・マルティネスは、信じられないといった感じ。

レニー・マルティネスは、昨年5勝をあげて一気に頭角を現したが、Bahrain Victoriousに移籍してついにワールドツアーレースでも勝利をあげた。

今回、サンティアゴ・ブイトラゴが落車して手首を痛めリタイヤしたために狙える立場になったのだけど、見事にチャンスをいかしてみせた。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーは26秒遅れのステージ16位に。落車のダメージが大きい。途中でもヴィクトール・カンペナールツに無理だと首を振っていたし。

 

落車で顔を打撲しており、出血は止まっているけれど検査が必要なのでは。

 

バイクからも中々おりれず、痛みで突っ伏しているような場面も見られた。どれだけのダメージがあるのだろうか。

 

マッテオ・ヨルゲルソンのインタビューで、ヨナス・ヴィンゲゴーのケガの様子も語られているので、別記事にて紹介。

 

リザルト

優勝したBahrain Victoriousのレニー・マルティネス

素晴らしい勝利だ。ラインまであと150mほどでアタックしなければならないことはわかっていた。 すぐにギャップを作れるとわかったから、このチャンスに乗るしかなかった。 昨日はいい脚があったのに、ちょっとがっかりした。 でも今日はリベンジの日だった。

しかも、新しいチームでの勝利ですね。

この変化にとても満足している。 私たちは責任を取ったので、私はこの新しい冒険を理想的に始めることができる。 サンティアゴ・ブイトラゴがいなくなったのは残念だ。 我々はすでにステージ優勝を決めている。 まだ総合順位を上げようとするかもしれない。

長い間、歓声をあげてはいけなかったけれど、今、最高レベルで歓声をあげることができてうれしいよ。 特に、パリ～ニースのような美しいレースで、しかも新しいチームでできたのだから。

 

第5ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞