2025 ティレーノ〜アドリアティコ第4ステージ　 INEOS Grenadiersの攻撃により粉砕!

第3ステージは239kmと最長ステージだった。だが、途中からの雨でライダーは身体を冷やしてしまった。

Lidl – Trekのジョナサン・ミランは勝負前に落車。残れていればスプリントで勝利する可能性もあっただけに残念。最後は、リーダーのフィリッポ・ガンナの独走をマチュー・ファンデルプールが引き戻した。

だが、マチュー・ファンデルプールは最後は囲まれてしまい全力疾走できない状態だった。

 

第4ステージ   ノルチャ〜トラサッコ  190 km

 

二つの厳しい登りがあるけれど、ゴールまで頂上から85kmもある。戻ってきたスプリンターで決着となるか。

 

1. 山岳ポイント　Forca della Civita (14.3 km・4.1%)
2. 山岳ポイント　Valico La Crocetta (12.4 km・5.6%)
3. スプリントポイント　Ovindoli
4. 残り2周
5. 残り1周

 

スタート

Q36.5 Pro Cycling Teamのトム・ピドコックは昨日のステージでは2位。現在1分1秒差で総合19位。

 

 

ニュートラルスタート。昨日落車したジョナサン・ミランだけど、大きなケガはないとのこと。

 

雨は降っていないけれど、かなり寒そう。

 

オフィシャルスタート。

 

すぐにVF Group – Bardiani CSF – Faizanèのマヌエーレ・タロッチがアタック。

 

山岳ポイント　Forca della Civita (14.3 km・4.1%)

ここはロジャー・アドリアがトップ通過。

1. ロジャー・アドリア　Red Bull-BORA-hansgrohe　5ポイント
2. マーク・ドノヴァン　UAE Team Emirates XRG　3ポイント
3. マヌエーレ・タロッチ　VF Group – Bardiani CSF – Faizanè　2ポイント
4. カミエル・ボンヌ　Intermarché – Wanty　1ポイント

 

5人の逃げ

5人が逃げている。

1. ヨナス・ルッチ　Intermarché – Wanty
2. ホルヘ・アルカス　Movistar Team
3. ハイス・レームライズ　Team Picnic PostNL
4. ミルコ・マエストリ　Team Polti Kometa
5. ウィリアム・ブルーメ・レヴィ　Uno-X Mobility

 

山岳ポイント　Valico La Crocetta (12.4 km・5.6%)

ジョナサン・ミランは遅れている。

 

残り94.8kmで4分8秒差。

 

集団はTeam Visma | Lease a Bikeのステフェン・クライスヴァクが引いている。

 

残り86.4km。また、パラパラと雨が降ってきた。下りは怖い。

 

ミルコ・マエストリが1位通過。

1. ミルコ・マエストリ　Team Polti Kometa　5ポイント
2. ハイス・レームライズ　Team Picnic PostNL　3ポイント
3. ホルヘ・アルカス　Movistar Team　2ポイント
4. ウィリアム・ブルーメ・レヴィ　Uno-X Mobility　1ポイント

 

集団は3分4秒差で通過。

 

残り77.5km。集団はスキー場の前を通過。当然雪がある。

 

 INEOS Grenadiersが猛烈に引いて集団が分断。

 

リーダーのフィリッポ・ガンナが猛烈に引いている。

 

集団は3分割されている。

 

3番目のグループは約50秒遅れている。ジョナサン・ミランは9分遅れているのでゴールまでに帰ってくるのは無理だ。

 

集団は3分割になっている。第4グループは3分32秒遅れ。ここにスプリンターが多数入っている。

 

スプリントポイント　Ovindoli

先頭がスプリントポイントを通過。

1. ヨナス・ルッチ　Intermarché – Wanty  5ポイント・3秒
2. ウィリアム・ブルーメ・レヴィ　Uno-X Mobility　3ポイント・2秒
3. ミルコ・マエストリ　Team Polti Kometa　2ポイント・1秒
4. ハイス・レームライズ　Team Picnic PostNL　1ポイント

 

メイン集団はつながって人数を増やしている。

 

先頭集団で、2人がラウンドバウトで少し遠回り。

 

 INEOS Grenadiersは、依然集団先頭を引き続ける。後ろの集団に総合4位のデレク・ジーとオラフ・コーイがいる。

 

フィリッポ・ガンナがまたも加速。フアン・アユソーと共に6人で逃げだす。

 

これは後ろの集団は、また足を使わないといけない。

 

メンバーが凄い。

1. フィリッポ・ガンナ　 INEOS Grenadiers
2. ローレンス・デプルス　 INEOS Grenadiers
3. フアン・アユソー　UAE Team Emirates XRG
4. アイザック・デルトロ　UAE Team Emirates – XRG
5. フェリックス・グロスチャートナー　UAE Team Emirates – XRG
6. クエンティン・パチャー　Groupama – FDJ

 

これは先頭に追い付くまでやめないのでは。

 

総合1位と2位、8位も入った追走集団。しかし、これをゴールまで続けるのだろうか。

 

さすがに6人は逃がして貰えない。

 

フィリッポ・ガンナのグループは後続に捕まった。

 

先頭ではヨナス・ルッチが回せ回せと言っている。

 

Soudal – Quick Stepのミケル・ランダも後ろのグループにいる。

 

残り2周

タイム差は14秒から47秒に回復。

 

集団は32秒差で通過。

 

30秒遅れの集団には、ミケル・ランダ、マグナス・コルトニールセン、オラフ・コーイ、デレク・ジー、エディ・ダンバーなどがいる。

 

 INEOS Grenadiersは後ろとのタイム差を43秒に広げる。

 

先頭集団のIntermarché – Wantyのヨナス・ルッチがカーブで落車。

 

Soudal – Quick Stepが必死で引くがタイム差は52秒と広がっている。

 

集団は7秒差に迫る。

 

ミケル・ランダは、これはダメだと首を振っているけどチームメイトの引きで20秒差まできた。

 

残り1周

先頭は残り1周に。

 

Soudal – Quick Stepの必死の引きで第2集団が合体。

 

Bahrain Victoriousのダミアーノ・カルーゾはパンク。

 

残り8.4km。10秒差で先頭は逃げ続ける。

 

ベン・ヒーリーのアタックを利用してマチュー・ファンデルプールがアタック。

 

マチュー・ファンデルプールが抜け出した。

 

少しこれは捕まる。

 

カウンターでEF Education-EasyPostのベン・ヒーリーがアタック。

 

ベン・ヒーリーが先頭集団の前に出て引く。

 

残り3.6km。ベン・ヒーリーは粘る。

 

残り1.9km。7秒差でベン・ヒーリーが先頭を引き続ける。

 

残り1kmで10秒差。

 

しかし、このままいってもベン・ヒーリーの勝ちはない。

 

ゴールエリアにきた。

 

ベン・ヒーリーが捕まる。

 

ミルコ・マエストリが粘るが。

 

マチュー・ファンデルプールが前にでた。

 

左から、Team Visma | Lease a Bikeのオラフ・コーイ、Alpecin-Deceuninckのマチュー・ファンデルプール、Soudal – Quick Stepのポール・マグニエ。

マチュー・ファンデルプールは、ポール・マグニエと接触しそうになって一瞬足を止めてしまった。

 

オラフ・コーイが伸びる。

 

オラフ・コーイが抜け出した!

 

勝者はオラフ・コーイだ!

 

オラフ・コーイが今シーズンの3勝目をあげた。

 

今回は、Lidl – Trekのジョナサン・ミランがいないのが少し残念。2位Tudor Pro Cycling Teamのリック・プルイマーズ、3位はマチュー・ファンデルプールとなった。

 

リザルト

優勝したTeam Visma | Lease a Bikeのオラフ・コーイ

今日はただ頑張っただけだ。 最初はすべてうまくいった。 みんなのペースのおかげでなんとか登りを乗り切ったけど、高原でファンから遅れをとったのには驚いた。 まだ戻ってこられると思ったこともあったし、少し希望を失ったこともあった。

結局、決勝の奥深くで、レースの先頭に戻ることに成功しましたね。

その時にスイッチが入ったんだ。 とても嬉しかった。 もちろん、小さな後退はあったけど、クールネ〜ブリュッセル〜クールネですでにそれを感じていた。 目標はステージ優勝だったし、今日のような大激戦の後では、本当にうれしい。

今後数週間、ミラノ～サンレモ、ブルージュ～デ・パンネ、そしてヘント〜ウェヴェルヘムと、クラシックを転戦する。 これは自信になるだろうか？

レースごとに見ていくしかない。

 

2位　Tudor Pro Cycling Teamのリック・プルイマーズ

今日はすごく良かった。 最終ラップでクーイが追い上げてきたのは残念だったけど、2位という結果にはとても満足している」。

Gabbaのレインジャケットを着たままスプリントしなければならなかった。 バイクで一番暖かかった日ではなかったし、最後に十分な体力を残すためには、しっかりした服装と防寒対策が重要なんだ。

終盤の2周前までは、どのライダーがまだ残っているのか、集団の大きさを見て、それを信じていた。 でも、コーイのいる集団が戻ってくると、状況は一変した。

ガンナとコーイについていこうとしたけど、コーイの後ろにいると、スプリントでそれを乗り越えることはできない。 彼もまた勝利に飢えている。

 

3位　Alpecin-Deceuninckのマチュー・ファンデルプール

本当に寒かった。 レースで2日続けてこのようなコンディションを経験したことはあまりない。 でも、チームでうまく対処できたし、途中で2回乾いた服を着ることができた。

フィリッポ・ガンナからデュオ攻撃を仕掛けようと言われたそうですが。

脚が少なかったから、スプリントを狙いたかった。 でもベン・ヒーリーがアタックしてきたとき、とにかく反応して、小さな集団で逃げようと思った。

慌ただしい走りだったし、無線もつながりが悪かったから、その瞬間はオラフ・コーイが再合流したことを知らなかった。 彼と他の速い選手たちを見て、優勝は無理だと悟った。 今日は本当に脚がなくて何もできなかった。 トップの脚がなかったんだ。

これからのクラシックに向けては?

今日は、これがベストだった。 水曜日は悔しかったよ。だって、あの時はすごく調子が良かったのに、スプリントでつかまってしまったからね。 その一方で、2日続けてこのようなハードなレースができたことは、クラシックを戦う上で必要なことだと思う。あとは体調を崩さないようにするだけだ。

 

第4ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞