2024 レニューイ・ツアー第2ステージ 個人タイムトライヤルで総合トップは誰に?

世界最高峰の一流スプリンターが集まっている第1ステージを制したのは、マチュー・ファンデルプールのリードアウトを生かした、Lidl – Trekのジョナサン・ミランだった。

第2ステージは、スプリンターは少しお休みで、総合順位を争うライダーが決まってくる個人タイムトライヤルとなる。

ここで総合の顔ぶれが揃うのでは。

 

第2ステージ 　テッセンデルロー～テッセンデルロー  15.4km

 

ベルギーのリンブルフ州のテッセンデルローで個人タイムトライヤル。カーブは多いけれど、平坦なのでパワーライダーが有利か。

一番人気はフィリッポ・ガンナだけど、調子が悪いのか昨日も147位の8分以上の遅れ。そして、スタートしないことになった。では、誰がトップタイムを記録するのか。

 

1. 第1計測　5.7km
2. 第2計測    7.7km
   
3. 第1計測    14.4km
   

 

シュテファン・ビッセガー　EF Education-EasyPost

TTスペシャリストのシュテファン・ビッセガーがスタート。

当初、最初のスタートはオラフ・コーイだったのだけど、昨日の落車でDNS。ヨーロッパ選手権も出場が危ぶまれている。

 

シュテファン・ビッセガーは、第1計測6分26秒。その後もトップタイムで通過。

 

ゴールタイムは、17分9秒と断トツ。

 

av53.833km/hで、当分はホットシートに座りそうだ。

 

トビアス・フォス　 INEOS Grenadiers

トビアス・フォスは第2計測でもシュテファン・ビッセガーに届かず。

 

トビアス・フォスはゴール手前でビニヤム・ギルマイを抜く。

 

17分10秒。なんと0.008秒差で、シュテファン・ビッセガーに届かず。暫定2位に。

 

ミッケル・ビョーグ　UAE Team Emirates

TTスペシャリストのミッケル・ビョーグがスタート。

 

第2計測10分50秒で暫定6位通過。

 

ミッケル・ビョーグは、17分37秒で暫定8位。

 

アレック・セガート　Lotto Dstny

アレック・セガートがスタート。

 

第1計測6分25秒。第2計測10分26秒でシュテファン・ビッセガーを抜いて暫定トップに。

 

アレック・セガートは16分59秒とシュテファン・ビッセガーのタイムを10秒上回る。

 

断トツのトップタイムをたたき出した。ゴールでは小さくガッツポーズ。

 

マチュー・ファンデルプール　Alpecin-Deceuninck

マチュー・ファンデルプールがスタート。

 

マチューの第2計測10分47秒で暫定5位通過。

 

マチュー・ファンデルプールは、17分32秒。

 

暫定13位だ。

 

イヴ・ランパールト　Soudal – Quick Step

イヴ・ランパールトがスタート。第1計測6分30秒で暫定3位通過。

 

ゴールタイムは、17分37秒。暫定15位と後半かなりタイムを落としている。

 

マグナス・シェフィールド　 INEOS Grenadiers

マグナス・シェフィールドがスタート。

 

マグナス・シェフィールドは第2計測で暫定2位通過。

 

マグナス・シェフィールドは、17分6秒で暫定2位に。

 

ティムウェレンス　UAE Team Emirates

ベルギーTT王者のティム・ウェレンスがスタート。

 

第2計測10分38秒。

 

ティム・ウェレンスは17分15秒。暫定4位。

 

ジョナサン・ミラン　Lidl – Trek

昨日優勝のジョナサン・ミランが最終走者。

 

ジョナサン・ミランは、タイムトライヤルでも肩を揺らして走っている。一種のリズムなのか。

 

ジョナサン・ミランが巨体を揺らしてゴール。

 

この瞬間、Lotto Dstnyのアレック・セガートのステージ優勝が決まった!

アレック・セガートは、2023世界選手権U23タイムトライヤル2位。2023ベルギー選手権ロードでは、レムコ・エヴェネプールに次いで2位。TTもワウト・ファンアールトに続いて2位。

そして、今シーズンはグランプリ クリキエリオンでプロ初勝利を挙げていた。

 

21歳のベルギー人で、今回の勝利がワールドツアーでの初勝利となる。しかも、総合リーダージャージも獲得だ。総合2位の INEOS Grenadiersのマグナス・シェフィールドに7秒差。

総合4位のティム・ウェレンスには、16秒差となっている。最後までリーダージャージを守れると凄いのだけど。

 

 

リザルト

ステージ優勝したLotto Dstnyのアレック・セガート

今朝は、こんなことになるとは思わなかった。特に、このスタート地点にいる選手たちを見るとね。トップ10は嘘じゃない。ワールドツアーレベルでの初勝利だし、プロでのタイムトライアル初勝利でもある。こんなことが起こるなんて思ってもみなかったよ。

最後までビクビクしながら待ってましたか?

もちろん、まだ多くのトップライダーが通過しなければならなかった。また、すべてのウェイポイントで余分にタイムを稼いだことも、いい勇気を与えてくれた。

しかし、最後の1人、ジョナサン・ミランがゴールするまでは怖かった。何しろ彼は絶好調の男で、私の目には間違いなく優勝候補に映った。だから最後までハラハラドキドキだった。

昨年のヨーロッパ選手権チャンピオンであり、U23のタイムトライアル世界選手権2位なのでTTに取り組んでいましたか。

今年の初めは、主にクラシックにフォーカスしていた。でももちろん、大きな目標はヨーロッパ選手権と世界選手権だった。それはだんだん近づいてきている。

今月はタイムトライアルバイクによく乗った。バロワーズ・ベルギー・ツアー以降、BKに向けてタイムトライアルに集中するようになった。こうやってシーズンをいろいろな時期に分けているんだけど、今のところうまくいっているよ。

でも、トレーニングでは、ワールドツアーレベルのレースで効果的に行うのとは、やはり何かが違う。今、それを確認できるのは素晴らしいことだ。

だから今は、タイムトライアルバイクで頻繁にトレーニングしている。ここ数週間、トレーニングの大半をタイムトライアルバイクで終えたと思う。その成果も出ているようだ。

最終ステージまでジャージを維持できる?

総合優勝は難しい。とてもタフなステージだ。でも、できるだけ長く生き残るために全力を尽くすつもり。どこで足止めを食らうかわからないけど、とにかく僕のツアーは成功した。

特別なものになるだろうが、これはすでに特別なモチベーションを与えてくれる。スタート地点にいる大男たちとの出会いは、自分自身にとっての発見でもある。私自身、とても好奇心が強いんだ。

いずれにせよ、昨春のフランドルクラシックの経験を生かすことができるだろうか?

そうだね。経験を積むために、今年から春に大きなクラシックを走ることにしたんだ。でも、優勝を狙ったり、ファイナルを走ったりするために、小さなクラシックも走ったんだ。

それがクリキリオンGPでうまくいった。それは間違いなく成功だった。今後数年の目標は、同じように大きなクラシックで結果を残すことだ。クラシックとタイムトライアルのコンビネーションは僕にとって理想的なんだ。

 

ステージ5位　UAE Team Emiratesのティム・ウェレンス

今日はかなりうまくいったし、脚もよく回った。2週間前にポーランドで行われたタイムトライアルに比べると少し物足りなかったかもしれないが、自分のタイムトライアルには満足している。

最終ステージがとてもタフになることは誰もが知っている。ムール・ファン・ゲラールスベルゲンでは、その差が非常に大きくなる可能性がある。今のところ、この結果には満足している。

ステージ勝者アレック・セガートから16秒遅れ。しかし、最終日にはまだ多くのことが起こるだろうか?

最終日にいいレースができればいいんだけど。最終ステージはいつもタフなのは誰もが知っている。そこではまだ多くのことが起こり得る。

ミュール・ファン・ゲラールスベルゲンは好きな登りのひとつ。あそこを走るのが好きなんだ。でももちろん、僕は上位を狙うよ。

 

第12ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

新人賞