2024 グランプリ クリキエリオン 雨のベルギーのワンデーレースを制したのは?

グランプリ　クリキエリオンは、ベルギーのワンデーレース。Grand Prix Criquielion(1.1)

レースは、同年に引退を発表し、レースの最初の勝者でもあったクロード・クリキエリオンに敬意を表して、1991年に最初に開催されている。

2023年から1クラスのレースとなった。

過去の優勝者は

• 2023  サム・ウェルスフォード
  
• 2022 ピア・アンドレ・コート
• 2019  アルネ・マリット
• 2018 ライオネル・タミニオニー
• 2017 ブラム・ウェルテン
  
• 2016 ティモシー・デュポン
• 2015 イエール・ワライス
• 2014 ケヴィン・ペータース
• 2013 ボリス・ヴィレ
• 2012 トム・デヴィト

アト～レシーヌ　203km

コースプロフィール photo ententecyclisteacrenoise

コースはアトをスタートして24kmの周回コースを5周。その後、2周の周回コースを回って、小さな登りを2箇所こなしてゴールとなる。

1. 山岳　Cote du Mont 　2.2km・2.5%
2. 山岳　Cote des Plachettes  1km・5.8%
3. 山岳　Cote du Mont 　2.2km・2.5%
4. 山岳　Cote des Plachettes  1km・5.8%

注目のライダーは

• Team dsm-firmenich PostNL
• Alpecin – Deceuninck  ティモ・キーリッヒ、スタン・ファントリヒト
  
• Intermarché – Wanty　アルネ・マリット
• Cofidis　
• Arkéa – B&B Hotels　デビット・デッカー、ルーカ・モッツァート
• Uno-X Mobility
• Lotto Dstny　ミラン・メンテン、トーマス・デヘント
• Tudor Pro Cycling Team
• TotalEnergies　ジェイソン・テッソン、ジェフレ・スープ
• Q36.5 Pro Cycling Team

5人の逃げ

notelebe ストリーミング　スクリーンショット　以下同様

5人が逃げている。

1. シモン・ペロー　Tudor Pro Cycling Team
2. ザビエル・ミケル・アズバレン　Q36.5 Pro Cycling Team
3. バティスト・ヴァディック　TotalEnergies
4. ゼブ・カイフィン(TDT – Unibet Cycling Team)
5. MIKKELSEN Pelle Køster (Team ColoQuick) 

残り85.6kmで1分35秒差。

残り3周

先頭がゴールラインを通過。

集団も、1分6秒差で通過。

集団で落車。

•  BOHLI Tom (Tudor Pro Cycling Team)

集団はIntermarché – WantyやLotto Dstnyが引いている。

先頭は、Q36.5 Pro Cycling Teamのザビエル・ミケル・アズバレン一人となる。

残り39.6kmで22秒差。この後、放送が入らなくなる。雨のためだろうか。

残り5kmで、Alpecin-Deceuninckのアンリ・ウーリッグがアタックをかけ、それにLotto Dstnyのアレック・セガートが反応。

さらにアレック・セガートは、単独で500mからアタック。

ゴール前は登っている。

アレック・セガートの加速に誰もついていけない。

後方では落車が。

アレック・セガートが大きくリードしてゴールに向かう。

ゴール前200mまできた。

最後の猛烈なもがき。

アレック・セガートが追撃をかわして勝利だ!

アレック・セガートは、これがプロ初勝利。2023世界選手権U23タイムトライヤル2位。2023ベルギー選手権ロードでは、レムコ・エヴェネプールに次いで2位。TTもワウト・ファンアールトに続いて2位。

惜しいレースが続いていたが、ついにプロでの勝利を得た。

Lotto Dstnyは次々と若手の良い選手が出てきている。2位はTeam dsm-firmenich PostNLのパベル・ビトナー。3位はArkéa – B&B Hotelsのイエンセ・ビエルマンス。

実際の放送は、グルペットがゴールしてから入りだした。何故、放送が入らなかったのだろうか。表彰式とかは、延々とやってくれたのだけど。

リザルト

アレック・セガードのコメント(チーム公式より)

クローズドなレースだった。プロトンは先頭集団をコントロールし、3分前後のリードを保った。フィニッシュから70キロ地点で、いくつかの上りがあった。レースは時折開いたが、差は小さいままだった。

フィニッシュから約15キロの地点まで、2人の選手がわずかにリードしていた。当初はスプリントでミラン・メンテンで狙う計画だった。

彼をベストポジションにつけるか、今起こったようにレイトアタックに対応するつもりだった。石畳の後、Alpecin-Deceuninckの誰かが飛び出した。僕は反応し、勝負を仕掛けることができた。彼は最後の上り坂に私を連れて行った。

前に残るためには早めにスタートしなければならなかったので、500m地点でアタックした。フィニッシュまで全力で行き、後ろを振り返らなかった。幸運なことに、勝利にはそれで十分だった。これは、私たちがこのレースの準備ができていたことを示している。レースに勝つ方法はいくつもあった。これはチームの力作だ。