ナセル・ブアニがツール・ド・フランスに出場出来るか瀬戸際だった。
ただ、 クリテリウム・デュ・ドーフィネもリタイヤ。その後数レースを走りチームの発表を待つだけだった。
結局、Cofidisの発表にはナセル・ブアニの名前はなかった。
彼は、ツイッターで「失望したが、これもスポーツだ」と語っている。
Cofidisのツール・ド・フランス出場リスト
Voici notre sélection pour @LeTour 💛
— Team Cofidis (@TeamCOFIDIS) 2019年7月1日
🇪🇸 @jesushl90
🇫🇷 @LAPORTEChristop
🇫🇷 @NicoEdet
🇫🇷 @juliensimon85
🇫🇷 @PerichonPLuc
🇪🇷 @Natnaelb2
🇫🇷 @PerezAnthony1
🇫🇷 @StephanRossetto
🔗 Infos et réactions : https://t.co/nWP0pZZALl #CofidisMyTeam #TDF2019 pic.twitter.com/u4mBRiD5JR
ナセル・ブアニがツール・ド・フランスに出場出来なくなったことで、Cofidisは暫定メンバーに名前のなかった選手で入れ替え。
チームは、エースとなるヘスス・エラダのための山岳アシストを入れた。
Cofidisは、1997年のチーム創設以来、ずっとツール・ド・フランスに出場している。
しかし、2008年のSylvain ChavanelのMontluconでの勝利以来、ツールのステージ優勝がない。
2020年には、ワールドツアーチームに昇格するCofidisとしては、どうしてもツールでの勝利が欲しいのだ。
チームは、ヘスス・エラダの山岳での走りに期待。
モン・ヴァントゥでもロマン・バルデを破っており、スペイン国内選手権でも山岳でアタックをかけて3位となっている。
チームのスプリンターは?
ナセル・ブアニの代わりのスプリンターは、クリストフ・ラポルト。
かっては、ブアニのアシストだった彼だが、昨年はツール・ド・フランスに出場。
ツール出場を逃したブアニは奮起してブエルタで勝利。
だが、今年のクリストフ・ラポルトは順調に勝利を重ねており安定感はブアニより抜群。
今シーズン4勝。
石畳みもこなし、登りスプリントもいける。Skoda-Tour de Luxembourgのプロローグでも優勝しているように、短いタイムトライヤルもこなせるのだ。
ツールのスプリンターを務めるのだからチームは彼に1勝を期待している。
ナセル・ブアニの2年連続選考漏れ
ブアニは クリテリウム・デュ・ドーフィネをリタイヤしたあとに3回レースに出場
しかし、これらの結果では、CofidisのGMセドリック・ヴァスールを満足させることはなかった。
GMは、ブアニをツールから外した。GMはブアニのレース内外における行動などに対して不満を持っており、彼ら二人は不仲だとの説もある。
ナセル・ブアニはツイッターに
「もっと良い日があるだろう。来年はフランスで会おう」と書いている。
ブアニは、今シーズン終了時点でチームとの契約は終了する。2月頃より移籍の噂はあり、彼はチームを去ることになるだろう。
ブアニとしては、ブエルタで活躍してアピールしたいところだが、移籍の発表があれば彼を出場させるかどうかはわからない。
結果が全ての厳しい世界だ。
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