2024 UAEツアー第3ステージ あ～、アダム・イェーツ

第2ステージの個人タイムトライヤルを終わって、上位3人はUAE Team Emiratesがしめている。

第3ステージの、ジェベル・ジェイスの上りで、総合優勝の上位陣が見えてくるはずだ。本気でアダム・イェーツがアタックすると、ついてこれるライダーはいるのだろうか。

 

第3ステージ  アル・マルジャン島～ジェベル・ジェイス 176km 

 

ジェベル・ジェイスに向かって登るステージ。ジェベル・ジェイスまでは平坦。集団も崩れることなく麓まで進むはず。

逃げが頑張って山岳途中で捕まるというパターンか。ゴールは山頂まであがらず、1,491m地点がゴールとなる。

 

1. スプリントポイント　Ras-al-Khaimah
2. スプリントポイント   Intermediate Sprint #2
   
3. 山岳　ジェベル・ジェイス　19km・5.6%　

 

スタート前

Astana Qazaqstan Teamのマーク・カヴェンディシュは、スタート前から何かいじっている。今日は出番がない。

 

スタート前。

 

アダム・イェーツは、Decathlon AG2R La Mondiale Teamのベン・オコナーとしゃべりながら走っている。

 

UAE Team Emiratesのブランドン・マクナリティのリーダージャージは守られるのか。

 

ファビオ・ヤコブセンは、カメラに気づくといつも手を振ってくれる。

 

オフィシャルスタート。

 

0kmでAlpecin-Deceuninckのシルヴァン・ディリエがアタック!

 

  

これに第1ステージでも逃げに乗ったTeam Corratec – Vini Fantiniのマーク・スチュワートがジョイン。あっさりと決まってしまう。

 

2人の逃げ

二人は長い旅にでた。

1.  シルヴァン・ディリエ (Alpecin – Deceuninck)
2.  マーク・スチュワート (Team Corratec – Vini Fantini)

 

スプリントポイント　Ras-al-Khaimah

ここはマーク・スチュワートが1位通過。

 

集団はエリア・ヴィヴィアーニがトップ通過。

1.  マーク・スチュワート (Team Corratec – Vini Fantini)　8ポイント・3秒
2. シルヴァン・ディリエ (Alpecin – Deceuninck)　5ポイント・2秒
3. エリア・ヴィヴィアーニ　 INEOS Grenadiers　3ポイント・1秒
4. サム・ベネット　Decathlon AG2R La Mondiale Team　1ポイント

 

残り143.2km。集団はUAE Team Emiratesが引いている。

 

残り108.5kmで2分32秒差に。シルヴァン・ディリエは、2017・2021スイスロードチャンピオン。

 

残り100kmを切って集団のペースが上がる。風だ。

 

残り95kmで集団が中切れ。

 

こちらは取り残された後ろの集団。もう先頭まで23秒しかない。

 

先頭の二人は一気に追い詰められる。

 

二人は集団に吸収される。これは計算外だろう。

 

集団は3つに割れている。

 

先頭は68km/hでぶっ飛ばしており、後方は厳しい状態に。

 

Team Visma | Lease a Bikeなど、猛烈にペースを上げている。ブランドン・マクナリティはしっかりと前にいる。

 

第3集団はかなりの人数。すでに35秒も離されている。

 

第2集団が先頭集団に追い付いた。しかし、結構足を使ったはず。

 

アダム・イェーツも先頭交代に加わっている。

 

残り74.5km。第2集団が18秒差と迫る。

 

残り72.6km。なんとか第2集団が追いつくか。

 

残り67.5km。ようやく第2集団が追いついた。

 

残り67.1kmでAlpecin-Deceuninckのジョナス・リカールトがアタック!

 

これに最初に逃げていたマーク・スチュワートが、またもジョイン。

1.  ジョナス・リカールト (Alpecin – Deceuninck)
2.  マーク・スチュワート (Team Corratec – Vini Fantini)

 

ジョナス・リカールトは、ジャスパー・フィリップセンのリードアウト役。今回は、カーデン・グローブスのリードアウトだ。

 

ジョナス・リカールトが何か話しかけている。

 

ジョナス・リカールトは、降りていった。スプリントポイントを取るのも彼にはメリットがない。

 

残り45.9km。なんと、UAE Team Emiratesのアダム・イェーツが落車してしまった。

 

アダム・イェーツは、今日の山岳ではアタックは厳しいか。

 

先頭のマイク・スチュワートは、残り37.1kmで3分10秒までタイム差を開く。

 

スプリントポイント   Intermediate Sprint #2

マイク・スチュワートが集団と3分12秒差でスプリントポイントを通過。

 

集団トップは、UAE Team Emiratesのフアン・モラノ。

1. マーク・スチュワート (Team Corratec – Vini Fantini)　8ポイント・3秒
2. フアン・モラノ　UAE Team Emiratesの　5ポイント・2秒
3. キャメロン・スコット　Bahrain Victorious　3ポイント・1秒
4. エリア・ヴィヴィアーニ　 INEOS Grenadiers　1ポイント

 

残り29.1kmでマイク・スチュワートは捕まる。もう、スプリントポイントを獲得したので問題なし。

 

山岳　ジェベル・ジェイス　19km・5.6%　

長い1級山岳が始まった。

 

各チームのアシストが働く出番だ。

 

　

残り18.9km。6%勾配を27km/hで上がっている。自分なら、一瞬でも出ないぞ。

 

アダム・イェーツは、前で走っている。落車の影響はないのだろうか。今のところ大丈夫そうだ。

 

残り13.7km。先頭はUAE Team Emiratesが固めている。アダム・イェーツの姿は見えない。

 

残り13km。アダム・イェーツは、後ろに下がっている。どうした?

 

残り12.4km。Movistar Teamが攻撃だ。

 

6%勾配で31km/h。これはエイネルアウグスト・ルビオがアタックするパターンだ。

 

やはり、エイネルアウグスト・ルビオがアタックだ。昨年のようにステージ優勝となるか。

 

残り11.1km。今年は牽制がないので逃げ切れそうもないか。

 

残り11km。アダム・イェーツは、最後尾に。

 

あ～、アダム・イェーツが大きく離れてサポートカーに。

 

あ～、なんとアダム・イェーツがリタイヤだ。総合優勝の最有力候補がいなくなるとは～。UAE Team Emiratesは戦略を変えないといけない。

アダム・イェーツは、ここジェベル・ジェイスで3回優勝しているが、4回目とはならなかった。

 

この間にエイネルアウグスト・ルビオは捕まってしまった。

 

残り7.6km。UAE Team Emiratesのブランドン・マクナリティは、しっかりと守られている。

 

 INEOS GrenadiersがUAE Team Emiratesから先頭を受け継いでいるけど、必要あるのだろうか。

 

残り6.2kmからSoudal – Quick Stepのヤン・ヒルトかアタック!

 

残り5.6km。ヤン・ヒルトはリードを奪えない。

 

残り5kmでヤン・ヒルトは捕まった。

 

残り4.2km。これは集団のままゴールに行ってしまうのか。

 

残り3.6kmでDecathlon AG2R La Mondiale Teamの二コラ・プラドムが先頭に立つ。これはベン・オコナーのためだ。

 

二コラ・プラドムが集団を引き延ばす。

 

残り2.6km。二コラ・プラドムが引き終わって、UAE Team Emiratesがまた先頭に。

 

残り1.9km。ミッケル・ビョーグが先頭を引く。

 

残り1.3km。先頭は30人もいない。

 

残り1.2km。Decathlon AG2R La Mondiale Teamが動く。

 

ヴァランタン・パレパントルの素晴らしい加速だ。

 

後続を大きく引き離す。

 

残り800mでベン・オコナーが発射された!

 

残り600m。ベン・オコナーが大きくリードだ。後ろが見えない。

 

ベン・オコナーは全開だ!

 

これは行ったか。

 

残り400m。UAE Team Emiratesが追いこんでくるが届くか。

 

UAE Team Emiratesのジェイ・ヴァインが追ってくる。ブランドン・マクナリティはどうした?

 

これは差が大きい。

 

残り200mを切った。

 

ジェイ・ヴァイン届かない。

 

ベン・オコナーは勝利を確信。

 

ベン・オコナーが見事に山岳ステージを制した!

 

ベン・オコナーは、ブエルタ・シクリスタ・ムルシア・コスタ・カリカの勝利に続いて今シーズンの2勝目。非常に好調だ。総合2位にジャンプアップだ。

 

リーダージャージのブランドン・マクナリティは、14秒差のステージ18位と遅れてしまった。これにより、リーダージャージは、チームメイトのジェイ・ヴァインの手に移った。

ブランドン・マクナリティは、総合3位に後退。UAE Team Emiratesは、アダム・イェーツを失ったことで、エースはジェイ・ヴァインとなる。

 

リザルト

ベン・オコナーのコメント

上り坂のフィニッシュでベストを尽くしたのは久しぶりだった。本当に最高の気分だ。みんなは登りのふもとで完璧に僕を送り出してくれたし、登りでもうまくサポートしてくれた。

最後の1人、ヴァランタン・パレパントルは決勝で重要な役割を果たしましたね。オレリアン・パレパントルの弟である彼は、強力なリードで勝利へと導いてましたね。

とにかくやってみようと思ったんだ。スプリントには自信がないから、ヴァタランタンに全力疾走するように言ったんだ。彼はそうしてくれたけど、僕は彼のホイールをキープするのに少し苦労した。でも、突破するには彼のスピードが必要だった。

後ろを見ても誰もいないのはモチベーションが上がる。最終的にはラインまで持ちこたえることができた。優勝できてよかった。この後のジェベル・ハフレナート・ヴァン・エトヴェルトィートでどうなるか見てみるよ。

 

3位のレナート・ヴァン・エトヴェルト(Lotto Dstny)のコメント

最後の上りを一日中楽しみにしていて、すぐにいいフィーリングになった。それほど急ではなかったが、風が強かった。そのせいで待たされたし、最終的には長すぎた。それでも集団からのスプリント勝負には勝ったけど、まだ何かあったような気がする。

すでに日曜日のステージを楽しみにしている。

 

第3ステージ　リザルト

総合

ジェイ・ヴァインのコメント(チーム公式サイトより)

チームから誰かをリーダージャージで登頂させる計画だった。ミッケル・ビョーグが上りで素晴らしい仕事をしてくれた。残念なことに今日、アダムを失ったが、彼はひどいクラッシュで頭を打ってしまった。

私たちは週末にジャージを家に持ち帰るためにここにいる。それが私の肩にあるのかブランドンの肩にあるのかは関係ない。今年の最初のレースで、すでにリーダージャージを着てここにいることが信じられない。うまくいけば、チームのためにそれを守ることができる。

 

ポイント賞

新人賞