2024年シーズン限りでプロレースからの引退を表明したLotto-Dstnyのトーマス・デヘント。
トーマス・デヘントは2024年いっぱいでプロのサイクリストに別れを告げるが、だからといって自転車を完全に手放すわけではない。
その後も数年間はコンチネンタルレベルで走り続けたいと考えている。「純粋に楽しむために」と語っている。
具体的には欧州ではなくてアジアのコンチネンタルチームで走りたいという意欲を持っている。アジアということは日本で走るということもありだ。
アジアでのレースに意欲
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数日前、デ・ゲントはソーシャルメディアを通じて、2024年いっぱいでプロ生活を引退すると発表した。
「数年前から頭の中で考えていた。今がどういうタイミングなのかを考えていたんだ。雨の日にローラー台に座ったり、外で自転車を漕いだりするようなモチベーションは、これからはないと思う。
また、若い選手からポジションを奪うのも気が進まないし、新しい契約について多くのストレスを感じる気もしない。
何しろ、来年の今頃は38歳なんだから。そして家庭の事情もある。3~4カ月家にいた隔離期間以来、子供たちは別れを告げるのがずっと難しくなった。
1週間ならまだしも、大回りすると3~4週間にもなる。子供たちもそれで苦しんでいる。それを考慮して決断するんだ。
プロレベルはやめるが、コンチネンタルレベルでは続ける可能性はある。それでもサイクリングはたくさん続けたい。
親友の一人、ウィレム・ワウテルスとともに、オフロードの多くのイベントに参加したい。マウンテンバイクのケープ・エピックとか、アメリカのグラベルレースとかね。
アジアでのレースもやってみたい。台湾、タイ、インドネシア、韓国…。ズボンとジャージのためにね。年間40日くらいのレース。
アジアには、ヨーロッパ人ライダーとステージレースを契約したい大陸チームがたくさんある。マレーシアで開催されたツール・ド・ランカウイで、私はアジアの小さなコンチネンタルチームがよく組織化されているのを見た。
私の元チームメイト、レイモンド・クレダーは今年も日本のチーム右京で走っていた。チームは、年の半分は彼を放っておくんだ。そしてたまに、ツアー・オブ・ジャパンやタイ、台湾のためにやってくる。
それは私も得たい経験だ。視野が広がるからね。アジアでは、いつもとは違ったリラックスした雰囲気もある。そうやって2~3年かけて転戦するのも、やってみたいことのひとつだね。
もしうまくいかなかったら、国内のコンチネンタルチームかクラブでレースに出たいと思っている。でも、契約もせずにエリートとして1年中寝転がっているつもりはない。
レイモンド・クレダーは、2014年Garmin Shapeで走っており、Team UKYOに2018年から在籍。トーマス・デヘントのために口利きしてくれるかもしれない。そうすると、トーマス・デヘントが日本のチームで走るということも十分に考えられる。
是非、そうなって貰いたいものだ。
コメント
チーム右京に入ったらビッグニュースでうれしいですね。
でもプロチーム昇格したいチームの方向性とコンチネンタルチームで自転車ライフとトリップを楽しみたいデヘントの方向性が少し違っているかもしれませんね〜。
それにしてもトッププロの中でも彼はずば抜けて自転車に乗ることがが好きなんだなあと感じます。
レイモンド・クレダー選手は、2024年シーズンよりKINAN Racing Teamに移籍となるので、二人が同じチームということはないかもしれませんね。
トーマス・デヘントは、ティム・ウェレンスと一緒に、レースが終わってからチームカーではなく自転車で1週間かけて、旅行していたこともありましたね。2025年もレースで姿が見られるととても面白いので、是非続けて貰いたいですね。