2023 グランプリ・シクリスト・ド・ケベック 　カナダのワールドツアー第1戦を制したのは?

第12回目となる、グランプリ・シクリスト・ド・ケベック。Grand Prix Cycliste de Québec(1.UWT)

欧州からはるばるカナダまで2レースのために遠征となる。

過去の優勝者

• 2022   ブノワ・コヌフロワ
  
• 2019　マイケル・マシューズ
• 2018　マイケル・マシューズ
• 2017　サガン
• 2016　サガン
• 2015　リゴベルト・ウラン
• 2014　シモン・ゲランス
• 2013　ロベルト・ヘーシンク
• 2012　シモン・ゲランス
• 2011　フィリップ・ジルベール
• 2010　 トマ・ヴォクレール

 

グランプリ・シクリスト・ド・ケベック　201.6km

 

ケベックの市街地を周回。コースは2022年と一緒。1周12.6kmの周回コースを16周回で201.6km。

市街地ながら、獲得標高は2,976mにも及ぶコースで急こう配の短い坂が現れる。

最後のフニッシュ地点は、平均勾配4%の登りが続き一気にはゴール出来ない。パンチャー有利のコースだ。

 

注目されるライダーは

ジュリアン・アラフィリップも参戦。

 

少し曇り空の中スタート。

 

一斉にサーキットコースにスタート。

 

スタートから、Team dsm – firmenichのアンドレアス・レックネスンなどのアタックがあったけれど、4人の逃げが完成。

1. マティアス・ヴァチェク　Lidl-Trek
2. マウリ・ファンセベナント　Soudal – Quick Step
3. ジャンマルコ・ガロフォリ　Astana Qazaqstan Team
4. ダビ・ロサノ　Team Novo Nordisk　

 

残り136kmで3分35秒差。

 

逃げているAstana Qazaqstan Teamのジャンマルコ・ガロフォリはプロでの勝利はない。今年開発チームから昇格した20歳のイタリア人。

 

Lidl-Trekのマティアス・ヴァチェクは、2023チェコ王者。2022UAE第6ステージでプロ初勝利をあげている。この時にはGazprom – RusVeloだった。

 

ダビ・ロサノは、一型糖尿病の選手ばかりのTeam Novo Nordisk。2012年にtrainee(研修生)としてチームに所属している。34歳のベテラン選手。

 

マウリ・ファンセベナントは、プロ2勝。今年はツール・ド・オマーン第5ステージで勝利し、総合2位となっている。

 

残り120kmで3分30秒差に。

 

残り9周

集団はIntermarché – Circus – Wantyと、Tudor Pro Cycling Teamが引いている。

 

集団は3分差で追っている。

 

残り88kmで2分48秒差。展開にあまり変わりはない。

 

集団はアレクサンダー・カンプで狙うTudor Pro Cycling Teamとビニヤム・ギルマイで狙うIntermarché – Circus – Wantyが引くパターンは変わらない。

 

残り80kmで2分30秒差に。

 

残り77.4km。集団牽引にTeam Jayco AlUlaが上がってくる。タイム差は2分8秒に。

 

残り70kmで1分55秒差に。

 

残り53.1kmで49秒差に。

 

残り54kmで集団で落車。

•  BURATTI Nicolò (Bahrain – Victorious)
•  イラン・ファンワイルダー (Soudal – Quick Step)
•  ボブ・ユンゲルス (BORA – hansgrohe)
•  ジェイク・スチュワート　Groupama – FDJ　
•  ミッケルフレーリク・ホノレ (EF Education-EasyPost)

 

残り50kmで45秒差。

 

4人のリードは少しずつ縮められていく。

 

ジュリアン・アラフィリップがドリース・デヴァイナンスを支えている。40歳となったドリース・デヴァイナンスはカナダの2戦で引退となる。

 

だが、残り40kmで捕まってしまった。

 

集団は大集団で進む。

 

Soudal – Quick Stepのファウスト・マスナダが山岳ポイントをトップ通過。

 

ジュリアン・アラフィリップは、このレースでは動いてこない。

 

残り1周

最後の1周となる。

 

残り3kmでAG2R Citroën Teamのブノワ・コヌフロワがアタック!

 

しかし、Team Jayco AlUlaが先頭でブノワ・コヌフロワを追い詰める。

 

残り2km。ブノワ・コヌフロワに集団が迫る。

 

残り2kmでブノワ・コヌフロワが捕まった。連覇はなくなった。

 

残り1.7km。どのチームが主導権を取るか。

 

残り1.5km。

 

残り1.4km。INEOS Grenadiersが先頭に。

 

少し登っているのでスプリントとなるか。

 

残り1kmのゲートをくぐってCofidisが先頭。

 

Cofidisのヨン・イサギレがヴィクトル・ラフェを引いている。

 

Jumbo-Vismaのトレインが上がってくる。ミック・ファンダイク、テッシュ・ベノートがクリストフ・ラポルトを引く。

 

Jumbo-Vismaがベストポジションだ。

 

ミック・ファンダイクが外れて、テッシュ・ベノートが先頭に。

 

クリストフ・ラポルトがセットアップされている。

 

クリストフ・ラポルトが伸びない。左から、マイケル・マシューズ、コービン・ストロング、テッシュ・ベノート、アレックス・アランブルと並ぶか。

 

あっと、右からアルノー・デリーが上がってくる。

 

残り100mでIsrael – Premier Techのコービン・ストロングが先頭。

 

アルノー・デリーがコービン・ストロングに並んだ!

 

アルノー・デリーが前にでた!

 

アルノー・デリーが遠くから追い込んでゴール!

 

アルノー・デリーがついにワールドツアーレース初勝利をあげた。

 

最後は雄たけびだ。今シーズンの8勝目となった。

 

全開でスプリントした、アルノー・デリーはゴール後に倒れ込んでしまう。

 

リザルト

アルノー・デリーのコメント

かなり絶望的な位置からのスプリントでしたが?

スプリントに向けてすべてのエネルギーを温存したかった。このコンテストのこれまでの大会を何度も見てきたが、待たなければならないことは分かっている。

決勝ではあと2人のチームメイトがいた。スプリントではかなり先行していたが、スピードを上げて戻りたかった。マシューズとストロングを抜くのは素晴らしいことだ。

今日のチームは本当に完璧な走りを見せた。これは素晴らしい勝利だ、ここで勝てるのは素晴らしいことだ。私は8歳のときにすでにこのレースを見ていたが、このレースが私の功績リストに載っていることを嬉しく思う。

日曜日のグランプリ・サイクリスト・ド・モントリオールはどうでしょう。少し難しすぎるように見えますが。

登りではマキシム・ファンジルスがいるが、レースでは分からない。体調はいいし、もしかしたら何かできるかもしれない。