クリテリウム・デュ・ドーフィネ第1ステージは、5人の逃げから最後は一人となったIntermarché – Circus – Wantyのルーン・ヘレゴッツ が最後まで逃げ続けた。
残り11kmから逃げつづけ、残り2kmで15秒のリードがあった。ギリギリで逃げ切ったかと思ったのだけど。
わずかにゴールに届かず、無情なゴールシーンに。
全てを出し尽くした
🏁 Une course-poursuite haletante entre l’échappé et le peloton. 🥵
⏪ Revivez le dernier kilomètre.🏁 A breathtaking chase between the breakaway and the peloton. 🥵
⏪ Relive the last kilometre.#Dauphiné pic.twitter.com/kEqA85qdBk— Critérium du Dauphiné (@dauphine) June 4, 2023
ルーン・ヘレゴッツは、実に惜しい勝利のチャンスを逃してしまった。逃げ始めたのが、4級山岳の頂上からだったので、下りで雨ということもあり、集団とのタイム差を広げることに成功した。
かなりの差があったので、いけたと思ったのだけど本当に残念。ルーン・ヘレゴッツは、ゴール後のインタビューで以下のように語る。
このステージがブレイクアウトのチャンスだと分かっていた。ドーフィネ、特にこのコースでは、アタッカーたちに多くのチャンスが訪れることが多い。強い集団で逃げだしたが、リードはあまり得られなかった。
そのため、序盤からフルスロットルで行かなければならなかった。逃亡者仲間が一人ずつ釈放されたが、全員が100%の力を出した。それも必要だったんだ。
最後の登りでは、集団に捕まったように見えましたが。
目標はあの急な登りを一人で乗り越えることだった。それから突然、10秒をつかんだが、まだ与えるエネルギーが残っていた。
2キロで15秒だったそうです。それは可能だ、と当時自分は考えていた。私はすべてを捧げたので、失望するわけにはいかない。
すべてを出し尽くしたので、自分のパフォーマンスには満足できる。しかし、今日はそれだけでは十分ではなかった。
プロ3勝
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ルーン・ヘレゴッツは、2023年にSport Vlaanderen – BaloiseからIntermarché – Circus – Wantyに移籍。
2021年欧州最後のロードレース、ロンド・ファン・ドロンテでプロ初勝利。
続いて、2022ブエルタ・ア・アンダルシア第1ステージでも、ワールドチームのライダーを押しのけて、逃げ切りを果たしている。
2022年には、Sazka Tour (2.1)第1ステージで3勝目もあげている。今年も勝利にあと一歩というレースは何度もあった。
- Figueira Champions Classic (1.1) 2位
- Volta ao Algarve em Bicicleta (2.Pro)第2ステージ 6位
- Volta Limburg Classic (1.1) 4位
逃げて勝つパターンだけど、今シーズンもまだチャンスはあるだろう。今回はステージ3位で、新人賞ジャージも獲得。
総合で残るのは難しいが、直前のツアー・オブ・ノルウェーでも総合6位でゴールしており、期待の出来るライダーだ。
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