2023 ダンケルク4日間　第4ステージ 石畳を含むフラマンのゴールを勝ち取ったのは?

第3ステージの個人タイムトライヤルでは、TTスペシャリストであるSoudal – Quick Stepのカスパー・アスグリーンが優勝すると思っていた。

しかし、アスグリーンはCofidisのバンジャマン・トマから14秒遅れのステージ3位に。総合でも14秒差となっている。

総合3位にSoudal – Quick Stepのイーサン・バーノンが入っているが、果たしてウルフパックの逆襲はあるのだろうか。

第4ステージ  モブージュ～アシクール   173.8km

コースプロフィール　photo 4joursdedunkerque

ベルギー国境近くのモブージュからスタートする。そこから西に進み、オー・ド・フランスからパ・ド・カレー県まで向かう。

北フランスといえば石畳。このステージの中部には石畳のセクションが 4つある。最後の区間からゴールまでは64kmあり、ゴールは集団スプリントとなる可能性が高い。

1. スプリントポイント　Bermerain
2. セクター1  Maugre
3. 山岳ポイント Saint Python  1 km・3.6%
4. スプリントポイント　Iwuy
5. セクター2　エワルス 　1.6 km
6. セクター3   エメンシクール  1.3 km
7. セクター4 ハーメル  1.9km
8. スプリントポイント Willerval
9. 山岳ポイント Mont-Saint-Eloi  0.8km・5.6%
   

5人の逃げ

残り42.2kmで41秒差。

1. アレックス・コールマン　Team Flanders – Baloise
2. セリエル・デサル　Bingoal  WB
3. アラン・バナセック　Human Powered Health
4. ケーニー・モーニー　Van Rysel – Roubaix Lille Métropole
5. モルネ・ヴァン・ニーケルク(St Michel – Mavic – Auber93)

追走は、Soudal – Quick Stepがメインで引く。残り40.4kmで27秒なのでもうすぐだ。リーダージャージのバンジャマン・トマは1分1秒遅れている。最後の石畳をセクターで、風による攻撃で後方に取り残されてしまっている。

先頭は5秒差に。

あ～、後ろに集団が見えてくる。

こちらは遅れている第2集団。Uno-X Pro Cycling TeamとCofidisが引く。

先頭の後ろに集団が見えてくる。

あ～、先頭は捕まってしまう。

残り25km。第2集団は44秒離れている。

山岳ポイント Mont-Saint-Eloi  0.8km・5.6%

ここはTeam Flanders – Baloiseのアレックス・コールマンが1位通過。

リーダージャージのバンジャマン・トマは追走の最後尾。

バンジャマン・トマは、カメラに向かって、もう無理と首を振っている。

先頭は60人ほどか。

残り4km、Soudal – Quick Stepがゴール前でペースを作る。

何故か、カメラの調子が悪くゴールばかり写される。先頭はSoudal – Quick Stepが固めている。カスパー・アスグリーンの総合トップは確実。あとはティム・メルリエかイーサン・バーノンでスプリントを狙うのみだ。

残り1.4km。Jumbo-Vismaが前に上がってきている。

左からJumbo-Visma。真ん中からHuman Powered Healthのトレインが上がってくる。

ゴール前では、横一線。

Uno-X Pro Cycling Teamのアーランド・プリクラがトップにたつ。

ここで、オラフ・コーイが右に振る。

オラフ・コーイが、アーランド・ブリクラを捕らえた。

オラフ・コーイが先頭で藻掻く。

後ろからIntermarché – Circus – Wantyのヘルベン・タイッセンが追いこんでくる。

オラフ・コーイが状態を起こしてゴール前から手を上げる。なんという余裕。

オラフ・コーイが第1ステージに続いて2勝目をマークした。サガンが後ろに見えるが6位。Soudal – Quick Stepのティム・メルリエは8位。

並みいる一流スプリンターを軽々と破ってしまうとは。なんと強い男なんだ。

リザルト

オラフ・コーイのコメント

今日はハードなレースだった。結局、集団を減らして最後の1kmに入った。このようなハードな1日の後では、主に脚力が必要だったが、今日はチームも非常に強かった。チームメイトに感謝しなければならない。

ロードでは、Soudal – Quick Stepと協力してましたね。

私たちも手を貸したが、大きな責任は彼らにある。

この勝利により、総合3位につけてますが、総合を目指しますか?

調子は良いが、明日は厳しいだろう。様子を見よう。

第4ステージリザルト

リーダージャージとなったカスパー・アスグリーンのコメント(チーム公式サイトより)

石畳のせいでとても忙しいステージだったが、選手たちは私、ティム、イーサンをトラブルから守るために素晴らしい仕事をしてくれた。

最終セクターでは集団が伸び、横風の中で少しプッシュしたところ、スプリットが起きた。選手たちは素晴らしかったし、懸命にプッシュしてくれたし、今私がこのジャージを手に入れているのは彼らのおかげだ。

ラース・クラップスが最後に我々に加わっ​​てくれて嬉しい。彼は一日中素晴らしい走りをしてくれて、我々をトラブルから遠ざけてくれた。ジャージを維持できるのは素晴らしいことだし、そのために全力を尽くすよ。

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞