ジロ第9ステージのプリモッシュ・ログリッチの個人タイムトライヤルにツイッターが炎上している。
別に、プリモッシュ・ログリッチが悪い訳ではない。
現在ユーロスポーツの自転車アナリストを務めるフィリップ・ジルベールも、「ベルギーびいきにならないようにあえてライブで言わなかったが、本当にスキャンダルだったんだ !」とツイートで言っている。
それは、モトバイクの距離にあった。
ログリッチは後半6kmで
Trouve la différence pic.twitter.com/2T51PgjA87
— Felix Pouilly (@FelixPouilly) May 14, 2023
上記ツイート画像は、左がプリモッシュ・ログリッチで、右がレムコ・エヴェネプール。
見て貰うとわかるけれど、プリモッシュ・ログリッチの前を走るモトバイクの距離が近い。
タイムトライアルでレムコから17秒差で6位に終わったログリッチが実際にアドバンテージを得たかどうかを判断するのは難しい。
しかし、バイクがライダーに近づくほど、ライダーにとっての空気抵抗が少なくなるのは事実。
おそらくログリッチは、たとえ最小限であっても、実際に小さなアドバンテージを獲得したことになるだろう。
通常は、オートバイの30m後ろを走った場合、サイクリストとして空気抵抗は2~3パーセント少なくなる。
興味深いことに、ログリッチはステージ優勝者のレムコよりも6秒速くラスト6kmを走り抜けた。その差は23秒から17秒になった。バイクのおかげ?
タイムトライアルの序盤では、バイクはログリッチからかなり離れていた。
イネオスのリーダーであるテイオ・ゲイガンハートとトーマスは、レムコと同じく、どの時点でも優位に立っているようには見えていない。
UCIの規定では、タイムトライヤルで後ろを走るサポートカー、モトバイクの距離の規定があるくらいだから、前だとかなり有利になる。
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