パリ~ルーベではチューブレスタイヤによるパンクで、タイヤが外れ大きな落車が起こってしまった。
アランベールの森では、先頭集団を走るIsrael – Premier Techのデレク・ジーがパンク。その後に、Bahrain Victoriousのフレッド・ライトも同じくパンク。
悲惨の状況と現場はなってしまった。
石畳ではインサートが必要か
🏁 94km
Crevaison impressionnante de 🇨🇦@DerekGee7 dans la trouée d’Arenberg.
🇨🇦@DerekGee7 suffered a spectacular puncture in the trouée d’Arenberg.#ParisRoubaix pic.twitter.com/fc52uLkSfQ
— Paris-Roubaix (@parisroubaix) April 9, 2023
デレク・ジーの時には、小集団で後方だったので誰も被害を受けることはなかった。こんなこともあるんだという感じに受け止められていたと思う。
Looks like Fred Wright was the first one to hit the floor on Trouée d’Arenberg. According to local rumours, he was pushed by a former ski jumper.
On a serious note, that’s a rough crash. 😰 #ParisRoubaix
— Benji Naesen (@BenjiNaesen) April 9, 2023
だが、続く追走集団でのフレッド・ライトの場合には違った。多くのライダーが巻き込まれ、昨年優勝のディラン・ファンバーレも骨折を負うほどの落車に。
Israel – Premier Techも、Bahrain Victoriousもパンクした時の機材についてはコメントしていない。だけど、わかっているのはタイヤインサートを使ってていなかったことだ。
インサートを中にいれておけば、パンクしてもタイヤがすぐにぺちゃんこになることはない。EF Education-EasyPostもパリ~ルーベで使用している。
これについて、INEOS Grenadiersのルーク・ロウとゲラント・トーマスは、二人のポットキャストで持論を述べている。
「なぜ今年ルーベでこれほど多くの事故が起こったのかについて、私はある理論を持っている。
今では誰もがチューブレスに移行しているが、2年前には、おそらく 50-50くらいで、今では誰もがチューブレスを使っており、タイヤがパンクするとすぐにすべての圧力が失われる。
多くのチームはライナーを使用していないと思うが、彼らは命を賭けているんだ。ルーベで事故が多発した主な理由の 1 つは、それだと思う。
名前やチームの名前は出さないと思うが、INEOS Grenadiersはインサートを使っている。
そのため、パンクした場合、タイプの形状と少しの圧力が保持される。しかし、ライナーがなければ 2 ~ 3ワット速いがそれでも良いと思う。
何故なら、クラッシュすると、タイヤがリムからすぐに外れてしまうのを何度も見てきたからだ。」
チューブレスタイヤでは、ホイールに完全にフィットしていなかったり、空気圧が間違っていたりすると、タイヤが外れるリスクがあり、石畳のような極端な場所では危険だ。
一般的な道路ならば、問題はない。ヴィンチェンツォ・ニバリや、EF Education-EasyPostのアルベルト・ベッティオルも同じ意見を述べている。
石畳には、まだチューブラーのほうが安全なのかもしれない。
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