ストラーデビアンケを独走勝利で逃げ切ったINEOS Grenadiersのトム・ピドコック。
いちやく、ミラノ~サンレモの優勝候補の一人として考えられていたのだけど。ティレーノ〜アドリアティコの最終ステージで2度目の落車をしてリタイヤとなった。
この落車で手をケガをしており、ミラノ~サンレモの出場が微妙と考えられていた。だが、さらに違う理由でミラノ~サンレモ参加は見送りとなっている。
手のケガ以外に
Following a crash on the final stage of #TirrenoAdriatico, as a precaution, @tompidcock withdrew from the race.
He was treated by our doctor at the team bus having sustained mild abrasions. He’ll be undergoing further assessment and treatment. pic.twitter.com/bKqU23okgE
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) March 12, 2023
当初は上記のように、最終ステージで落車した手のケガということだった。ツイートでは、「軽い擦り傷を負ったため、チームバスで医師の治療を受けた。今後、さらなる評価と治療を受けることになる。」
ということだったのだけど。手だとハンドルを握るので難しいかと思われていた。
Update on Tom Pidcock: pic.twitter.com/jPQ7Rq4O08
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) March 15, 2023
だが、ピドコックの医療アップデートでは、脳震盪の症状も観察するのでミラノ~サンレモの出場は見送りとなったと書かれている。
これには、第4ステージで落車した影響もあったのかも。ただ、第4ステージ以降もレースを走っており、脳震盪プロトコルに従うと症状があった場合には、1週間は走れないはず。
ピドコックの症状がどこまで出ているのかは不明だが、チームドクターの観察を受けていることが伝えられている。
アップデート情報の中で、副チーム代表のロット・エリングワースは、次のように述べている。
「ストラーデビアンケで彼の調子を見て、彼がそれをミラノ~サンレモに持ち込もうとしていたことを私は知っている。
しかし、ライダーの福祉は私たちの最優先事項であり、彼は医療チームのアドバイスに従い、クラシックキャンペーンを安全に再開する準備が100%整っていることを確認する。」
具体的な症状ついては、書かれていない。
2020年にUCIが定めた脳震盪プロトコルでは、チームが発言やバランスの問題などを探すことを推奨している。
残念ながら、INEOS Grenadiersはピドコックなしでミラノ~サンレモを戦うことになる。
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