Team Novo Nordiskは、世界初の全員が1型糖尿病患者で構成されたプロサイクリングチーム。
国際自転車競技連合(UCI)のプロコンチネンタルツアーに参加しており、世界各地の主要なプロレースに出場している。
彼らは1型糖尿病を発症しても自分の夢をあきらめていない。夢の実現のため、糖尿病をコントロールし、プロの舞台で活躍している。
Team Novo Nordiskは、2008年のチーム設立以来、UCIプロチームとして13シーズン目の活動を続ける。
Team Novo Nordisk
Confirming the 18-rider roster for 2023. We have one change in the line-up to build on what was a highly successful year. Here’s how we will be driving change in 2023 🔥
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— Team Novo Nordisk (@teamnovonordisk) December 5, 2022
Team Novo Nordiskは、全員が1型糖尿病患者から成る世界初のアマチュアチームとして2006年にアメリカで設立。
2008年にUCIコンチネンタルチームに。2011年にはプロコンチネンタルチームに登録された。2014年には、宇都宮で開催されたジャパンカップサイクルロードレースにも参戦している。
1型糖尿病とは
1型糖尿病は、主に自己免疫によっておこる病気です。自分の体のリンパ球があやまって内乱を起こし、自分自身のインスリン工場、膵臓にある膵島β細胞、の大部分を破壊してしまうことで発病します。
1型糖尿病では、膵臓移植や膵島移植を受けるか、血糖測定をしながら、生涯にわたって毎日数回のインスリン自己注射またはインスリンポンプと 呼ばれる医療機器による注入を続ける以外に治療法はありません。
一般に糖尿病として認知され、国内の糖尿病患者の9割以上を占める2型糖尿病と異なり、インスリンの補充が必要不可欠な病気です。
引用 日本IDDMネットワーク
選手は、インスリンの注射を打ちながら身体をメンテナンスを行っている。先天性でもなく、発症する年齢は人それぞれだ。
脆弱な免疫システムのために、糖尿病患者はコロナウイルスの感染には必要以上に注意しなければならない。そのため2020年はレースから早々に撤退した。
コロナの恐怖もあるだろうけど、チームのメンバー18人はロードレース参戦を続けることを誓っている。
2022年シーズンは、2クラスでの優勝があった。チームの目標としては、UCI公認レースでの勝利だろう。トップ10フニッシュは繰り返しており、夢の実現も必ずかなうはずだ。
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