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スぺシャライズドからチューブレスに回帰したS-Works Turboタイヤが正式に発表

機材情報
Image credit: Specialized
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2022ツール・ド・フランス第1ステージの個人タイムトライヤルで雨の中、ステージ優勝を飾ったイヴ・ランパールト。

雨にもかかわらず、ワウト・ファンアールトを5秒打ち破った。そして、2022ブエルタではレムコ・エヴェネプールがS-Works Turboを使って総合優勝を飾る。これらの実績あるタイヤがついに正式に発表となった。

しかも、一気に4種類も出してきた。

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4 つの新しいタイヤは、さまざまな予算に合わせて、レース、普段使用のチューブレスおよびチューブタイプのクリンチャータイヤを用意している。

  • S-Works RapidAir 2BR  軽量チューブレスレーシングタイヤ
  •  S-Works Turbo 2BR 耐久性を重視したチューブレスタイヤ
  • S-Works Turbo チューブタイプのクリンチャー
  • Turbo Pro 最も安価

 

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S-Works Turbo RapidAir 2BR

Image credit: Specialized

 

26mmサイズでわずか230gの軽量チューブレス対応タイヤで、世界最大のレースですでにその実力は証明されている。

Specializedは、これが「究極のレースデイタイヤ」であり、前世代と比較して2ワット節約すると述べている。ただし、速度はわからない。

 

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RapidAir は、2019 年バージョンの基礎の上に構築されており、2プライ構造、12%高いパンク保護、および他の新しいタイヤにも存在する新しいデュアルコンパウンドトレッドを備えている。

 

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デュアルコンパウンドは上記の2種類が使われている。

  • センターにT2 硬くて滑らかなコンパウンドは、タイヤの耐久性と効率性を上げる
  • ショルダーにT5 コーナリング時のトラクションとグリップを提供

 

専門のエンジニアが 2 年間かけて大規模なラボテストを実施し、何百回もの化合物の作成を繰り返した。そして、すべてのリバウンド、摩耗、硬度、引き裂き強度が測定された。

これらのタイヤで使用されているのは、GRIPTON® T2 と呼ばれるコンパウンドであり、スペシャライズドがこれまでに作成した中で最も速く、最も効率的なコンパウンドであると言われている。

これは、コーナーでのグリップ、トラクション、信頼性のために、側面に既存のT5コンパウンドと組み合わされている。

これらのタイヤを取り付けるときは、転がる方向に注意しないといけない。

コンパウドの開発により、RapidAirの耐久性が向上し、フロントで4,000km、リアで3,000kmの平均寿命が実現している。これは、前世代よりも 1,000km長い。

 

  • ケーシング: 120 TPI
  • ビード: 2Bliss Ready、折りたたみ可能
  • コンパウンド:グリプトン T2/T5ジュアルコンパウンド
  • 保護:ブラックベルト
  • サイズ : 700×26、psi 70-110
  • 重量 :   230g
  • 価格 : 12,100円

 

S-Works Turbo 2BR

Image credit: Specialized

 

26mm径のタイヤで、従来のチューブレスバージョンより6ワット高速化。トレッド下のBlackBeltプロテクションは、従来のS-Works Turboタイヤよりもパンク防止性能が8%向上している。

パリ~ルーベでも使用されるタイヤだ。さらに、レースやトレーニングに最適な豊富なサイズバリエーションが用意されている。

スペシャライズドは、「S-Works Turbo2BRがワールドツアーからローカルトレーニングライドまで、あらゆる場所でパフォーマンスを発揮するのを見ることができるでしょう」と述べている。

このバージョンは、幅が 26mm (260g)、28mm (280g)、30mm (300g) の 700cタイヤで利用でき、大きい方の2つのサイズにはタンウォールも用意されている。

フロントで平均6,000km、リアで5,000km続くと期待できると主張している。

  • ケーシング:120 TPI
  • ビード:折りたたみ可能、2Bliss Ready
  • コンパウンド:GRIPTON® T2/T5デュアルコンパウンド
  • 耐パンク構造:BlackBelt
  • 700 x 26mm、70-110 PSI、 重量 260g
  • 700 x 28mm、70-95 PSI、 重量 280g
  • 700 x 30mm、65-90 PSI、 重量 300g
  • 価格 : 10,450円

 

S-Works Turbo

Image credit: Specialized

 

S-Works Turboは、クリンチャータイヤ。速くて耐久性に優れる決戦用クリンチャータイヤだとSpecializedは豪語。

S-Works Turboは、スペシャライズドの新しいDual T2/T5コンパウンドを採用し、BlackBelt パンクプロテクションを備えた軽量でしなやかなケーシングに更新し、クリンチャータイヤで提供する。

さらに、24mmタイヤでわずか200gと軽量で、TT やそれ以上のレースに最適となる。

 

Image credit: Specialized

 

  • ケーシング:120 TPI
  • ビード:折りたたみ可能、クリンチャー
  • コンパウンド:GRIPTON® T2/T5デュアルコンパウンド
  • 耐パンク構造:BlackBelt
  • 700 x 24mm、100-115 PSI、 重量200g
  • 700 x 26mm、95-115 PSI、 重量220g
  • 700 x 28mm、75-95 PSI、 重量240
  • 700 x 30mm、65-90 PSI、 重量260g
  • 価格 : 9,350円

 

Turbo Pro

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この安価なクリンチャータイヤにはセンターとショルダーで2つのコンパウンドは使われていない。以前から使われているT5のコンパウンドが使用されている。

T5コンパウンドであるため、このタイヤは速度を犠牲にしてグリップを優先することが期待できる。 より高価な S-works Turboと同じサイズ (24mmから30mm) が用意されている。

 

  • ケーシング:60 TPI
  • ビード:アラミド、折りたたみ可能
  • コンパウンド:GRIPTON® T5
  • 耐パンク構造:BlackBelt
  • 700 x 24mm、100-115 PSI、 重量 230g
  • 700 x 26mm、95-115 PSI、 重量 250g
  • 700 x 28mm、75-95 PSI、 重量 270g
  • 700 x 30mm、65-90 PSI、 重量  290g
  • 価格 : 7,150円
 

スペシャライズドは、2020年の時点では、クリンチャータイヤが最速としてレースでも使っていた。チューブレスの開発は止めたのかと思われていたけど、ずっと開発は続けていたということだ。

その裏には、チューブレスが、クリンチャーやチューブラーに対して有利な点が多いことがあげられる。

  • 使用素材量が少ない
  • 熱変換におけるエネルギーロスが少ない
  • ハンドリングと快適さ
  • グリップが良い

Rapide CLXとAlpinist CLXもチューブレス互換となっており、スペシャライズドはチューブレス化を推し進めていくことがはっきりとした。

 

 

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