2022 グランプリ・ディスベルグ フランスのワンデーレースを制したライダーは?

フランスのパ＝ド＝カレー県、イスベルグで開催されるグランプリ・ディスベルグ。Grand Prix d’Isbergues – Pas de Calais(1.1)

1クラスのワンデーレースだ。

過去の優勝者

• 2021　エリア・ヴィヴィアーニ
• 2020　ナセル・ブアニ
• 2019　マッズ・ピーダスン
• 2018　フィリップ・ジルベール
• 2017　ブノワ・コヌフロワ
• 2016　クリストファー・ハルヴォルセン
• 2015　ナセル・ブアニ
• 2014　アルノー・デマール
• 2013　アルノー・デマール
• 2012　ジョン・デゲンコルプ

 

イスベルグ～イスベルグ　197.6km

 

イスベルグ周辺を回って、最後にローカルラップを5周してゴールとなるコース。それほど厳しい登りもないのでスプリントで決着となりそう。

 

1. スプリントポイント　lap1
2. スプリントポイント　lap2
3. 山岳ポイント　 Cote de Fauquenhem  0.5km・3.4%
4. 山岳ポイント　Cote de Lieres  1.4km・2.8%
5. 山岳ポイント　Cote de Neden  2.6km・2.8%
6. 山岳ポイント　Cote de Heuchin   1.1km・5.1%
7. 山岳ポイント　Cote de Teneur    0.8km・7.6%
8. 山岳ポイント　Cote d’Estree-Blanche   0.8km・4.6%
9. スプリントポイント　Guarbecque 
10. スプリントポイント　lap1

 

注目されるライダーは

•  Cofidis　マキシミリアン・ヴァルシャイド、ブライアン・コカール
•  Trek – Segafredo　ディラン・トゥーンス
•  Groupama – FDJ　　アルノー・デマール
•  Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux　ユーゴ・ウル
•  AG2R Citroën Team　グレッグ・ファンアーヴェルマート
•  Lotto Soudal　トーマス・デヘント
•  Team Arkéa Samsic　ユーゴ・オフステテール
•  Alpecin-Deceuninck　ティム・メルリエ
•  TotalEnergies　ジュリアン・シモン
•  EF Education-NIPPO Development Team　石上優太

 

スタート前

Alpecin-Deceuninckはティム・メルリエでゴールを狙う。ブエルタでは結局勝利は得られなかった。中々良いポジションからスプリント出来ていないのが最近の傾向か。

 

Team Arkéa Samsicは、ユーゴ・オフステテールのスプリントを狙う。

 

降格の心配のあるLotto Soudalだけど、リストに名前のあったカレブ・ユアンの姿がない。昨夜から病気になったと。

 

前日のプリムスクラシックで2位だったアルノー・デマールは、今度こそ優勝を狙っているだろう。

 

Cofidisのブライアン・コカールは、前日のプリムスクラシックで逃げに乗っている。今日は純粋にスプリントでゴールを目指すはず。CofidisもUCI獲得ポイントで18位と危険な位置にいる。

 

AG2R Citroën Teamのグレッグ・ファンアーヴェルマート。このコースでは逃げて勝つことも難しい。

 

フランスは晴れ間がのぞいているけど、ライダーは皆長袖だ。欧州はもう秋が近づいている。

 

ニュートラル走行に。少し曇ってきたかな。

 

オフィシャルスタートから一列棒状に。

 

Bingoal Pauwels Sauces WBのライダーが少し抜ける。

 

B&B Hotels – KTMのライダーも先頭に。

 

少し集団の前に抜けてきた。

 

集団はまだ追っている。

 

また一列棒状に。

 

アタックにより、先頭が長く伸びる。

 

抜けそうだから、速くこいと先頭で呼んでいる。

 

今度こそぬけたか。

 

スプリントポイント　lap1

少し集団から抜け出してフニッシュラインを通過。

 

スプリントポイント　lap2

7人が抜け出してフニッシュラインを通過。

1. 15.マルクス・フールゴー　Trek-Segafredo
2. 25.テオ・ドラクロワ　Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux
3. 64.シリル・ゴティエ　B&B Hotels – KTM
4. 113.LEROUX Samuel(Go Sport – Roubaix Lille Métropole)
5. 114.LEVEAU Jérémy(Go Sport – Roubaix Lille Métropole)
6. 125.DELBOVE Joris(St Michel – Auber93)
7. 147.VOISARD Yannis(Tudor Pro Cycling Team)

 

集団はGroupama – FDJが先頭で牽引。

 

何時間かずつライブ配信されているけど、距離がわからない。

 

スプリントポイント　Guarbecque 

残り5周だ。多分、山間部はWifi環境がないのでライブ配信が難しいのだろう。

 

集団はAlpecin-Deceuninckを先頭に通過。残り61km。

 

残り3周

タイム差1分で集団が通過。

 

先頭は残り35km。

 

残り2周

集団はスピードが上がって一列棒状に。

 

ここで先頭からTrek-Segafredoのマルクス・フールゴーがアタック!

 

このキレのいいアタックには、誰も反応出来ない。

 

マルクス・フールゴーは、2019年と2021年のアークティック・レース・オブ・ノルウェーでステージ優勝しているライダーで力がある。

 

だが、集団は後ろに見えている。逃げていたメンバーはすでに捕まった。

 

段々と集団が近づく。

 

マルクス・フールゴーは、歩道によけて集団に道を譲った。これで逃げは消滅。

 

集団後方で落車が。

 

さあ、ゴール前に集団が帰ってきた。Groupama – FDJのアシストが一人外れる。

 

アルノー・デマールのためにジャコポ・グアルニエーリが最後の牽引だ。

 

アルノー・デマールがリードアウトを受けて発射された!

 

アルノー・デマールが先頭に立った!

 

後ろからAG2R Citroën Teamのマルク・サロー、Trek-Segafredoのエドワード・トゥーンスが追いこんでくる。

 

だが、アルノー・デマールがそのまま先頭通過!

 

アルノー・デマールが勝利だ～!

2022ジロ・デ・イタリアのマリアチクラミーノは強かった。アルノー・デマールは前日のプリムスクラシックで最後にBORA – hansgroheのヨルディ・メイウスに抜かれたが、今回はバッチリと最後まで駆け抜けた。

この大会では2013、2014年に続けて3回目の優勝となる。

これで今シーズン6勝目。そして節目のキャリア90勝目の勝利となった。まだ、5レースくらい出場予定があるので、更に勝利を重ねていきそうだ。

 

リザルト

アルノー・デマールのコメント(公式サイトより)

残り200メートルでジャコポ・グアルニエーリは先頭で努力を開始し、それ以降ライバルを見ることはなかった。力強く、今年6回目の優勝を飾った。勝てて本当にうれしい。

最近2位でちょっとイライラしていたので、腕が上がるのはすごくいいことだ。一日中、逃げ集団を維持するために素晴らしい仕事をしてくれたのだから、当然の結果だろう。

戻ってくるための作業をすべて行った上で、自分の思い通りの列車が設定された。男たちは、自分たちが望む場所にいた。本当によかった。すると、いい感じでスプリントができる力が湧いてきた。スプリント当初は、巻き返しが難しいと感じていたが、それが確信に変わった。