タデイ・ポガチャルはツール第8ステージの序盤で起こった落車に巻き込まれる。
この時には、地面に叩きつけられている。ただ、「今まで経験したことのない柔らかい落ち方だった。」と言っている。
地面に叩きつけられたのに、走りに影響していないのは凄いことだ。運も味方しているだろう。最終的には、上り集団スプリントで3位に食い込む走りを見せる。
タデイ・ポガチャルはボーナスタイム4秒を獲得し、総合2位のヨナス・ヴィンゲゴーとのタイム差を39秒とした。
だが、タデイ・ポガチャルには、影のない脅威が迫りつつある。
常にリスクが
💛💬 @TamauPogi : “The win was not that far away but it was a fun game. I maybe hesitated a little bit and Van Aert passed me with super speed. For sure it’s a little disappointing but third place is still great.”
📝 #TDF2022 stage 8 report: https://t.co/sqcQu6B4kR#WeAreUAE pic.twitter.com/tFlyh04Qor
— @UAE-TeamEmirates (@TeamEmiratesUAE) July 9, 2022
第8ステージが始まる前に、UAE Team Emiratesのヴェガールステイク・ラエンゲンがコロナ陽性反応となってしまう。
夜に喉が痛くなり検査したところ陽性だった。すでに症状が出ている。これについてタデイ・ポガチャルは次のように語る。
コロナはライバルではなく、物事に影響を与えるウイルスだ。毎日、登り坂でたくさんの人が叫んで応援してくれる。
それは好きだけど、ウイルスに感染する可能性も高くなる。これがそうであることを願うよ。このまま家に帰らず、最後まで安全に過ごせたらと思う。
ヴェガールステイク・ラエンゲンは本当に強く、調子がよく、平地でも登りでもどこでも走れる選手だった。
彼はチームの列車みたいなもので、彼がいなくなると大変なことになる。7人のライダーでなんとかパリに行けるといいんだけど……。
タデイ・ポガチャルは、沿道やスタート・フィニッシュ地点での大群衆が、皆を緊張させていることを認めている。
コロナの症状自体は、軽症となることが多いが感染してしまうと意味がない。
特に、すでに一緒に走っていたチームメイトが感染したのならば、他の選手にもうつる可能性は非常に高い。
ステージが始まる前に、タデイ・ポガチャルがコロナでリタイヤというニュースが届かないことを祈って止まない。
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