2022 アドリアティカ・イオニカレース第1ステージ　アドリア海に至るゴールを制したライダーは?

イタリアのアドリア海とイオニカ海を結ぶステージレース。Adriatica Ionica Race / Sulle Rotte della Serenissima(2.1)

2018年から始まっており、元プロのモレノ・アルゼンチンとASDスポーツユニオンが主催している。

 

過去の優勝者は

• 2021　ロレンツォ・フォルトゥナート
• 2019　マーク・パデュン
• 2018　イバン・ソーサ

 

第1ステージ　　タルビジオ～モンファルコネ　193.8km

 

タルビジオをスタートして、アドリア海のモンファルコンにゴールするコース。海に向かって下っていくので、逃げは速いペースで走れる。

一度、ゴールラインを越えるて1周してゴールとなる。4km手前に少し丘があるけど、スプリントで決着するコースとなるはず。

 

1. スプリントポイント　Capriva del Friuli
2. 山岳ポイント　San Mchele  del Carso  3.5km・6.5%

 

注目されるライダーは

 

スタート前

50歳のダビデ・レベリンは復帰第2戦。

 

Bardiani-CSF-Faizanèや、あとはイタリアのコンチネタルチームが先頭に並ぶ。

 

イタリアは快晴の中スタート。モンファルコンのサーキットは削除されたようで、レース距離は全体で169.4 kmとなっている。

 

4人の逃げ

下りのアタック合戦から4人がなんとか逃げだす。

1. Sono Matteo Donegà (CT Friuli)
2. Adriano Brogi (Giotti Victoria-Savini Due)
3.  Federico Burchio (Work Service-Vitalcare-Dynatek)
4.  Matteo Zurlo (Zalf Euromobil Fior)

 

スプリントポイント　Capriva del Friuli

逃げがスプリントポイントを通過。

1. Matteo Zurlo (Zalf Euromobil Fior)　10ポイント
2. Federico Burchio (Work Service-Vitalcare-Dynatek)　6ポイント
3. Sono Matteo Donegà (CT Friuli)　2ポイント
   

 

 

集団はワルードチームのAstana Qazaqstan Team が引く。残り38.5kmで1分20秒ほど。

 

逃げには、大きなリードは与えられなかった。

 

集団は、Bardiani-CSF-Faizanèも引き始める。

 

先頭を引くのはジロにも出場ていたサミュエル・ゾッカラート。残念ながら第7ステージでリタイヤしている。

 

さらに、EOLO-Kometaも集団牽引に加わる。

 

こうなると逃げはすぐにタイム差を縮められ、一人ずつ捕まっていく。

 

最後まで逃げていた一人も集団に飲み込まれる。

 

山岳ポイント　San Mchele  del Carso  3.5km・6.5%

登りで先頭を引きまくるのはBardiani-CSF-Faizanèのフィリッポ・ザナ。ジロでも良く逃げに乗っていた。

 

Bardiani-CSF-Faizanèによって先頭は絞り込まれる。

 

すでに集団は縦に長くなっている。

 

先頭が山岳ポイントを通過。

1. Paul Double(Mg.K Vis-Color for Peace-VPM)　5ポイント
2. エドアルド・ザルデーニ Drone Hopper – Androni Giocattoli　4ポイント
3. ルカ・コヴィリ　Bardiani-CSF-Faizanè　3ポイント

 

 

4人が下りでまとまった。

1. ルカ・コヴィリ　Bardiani-CSF-Faizanè
2. Veljko Stojnić (Corratec)
3. Santiago Umba (Drone Hopper-Androni Giocattoli)
4. Paul Double (Mg.K Vis-Color for Peace-VPM),

 

下りなので集団から逃げるのは難しい。

 

集団はイタリア選抜やEOLO-Kometaが引いている。

 

残り6.1kmで先頭は捕まってしまう。

 

先頭からは、さらに逃げようとアタックが掛かり続ける。

 

5人が前に出たか。

 

残り3.6kmで12秒差しかない。

 

先頭は3人になっていたが、後ろからイタリア選抜のクリスティアン・スカローニが追い上げる。

 

クリスティアン・スカローニと ルッカ リッカルド(Work Service Vitalcare Vega)は、そのまま3人を抜いていく。

 

カーブを曲がって、さあスプリントだ。

 

だが、クリスティアン・スカローニの伸びが凄い!

 

 

クリスティアン・スカローニがリードしたままゴール～!

勝利したのは、イタリア選抜チーム。元Gazprom – RusVeloにいたイタリア人だ。ロシアチームのために、チームを追われている。

 

現在、所属チームがないので、走れるチャンスというのは非常に限られている。

クリスティアン・スカローニは、24歳でプロ初勝利となったけれど、来年のチームが見つかるのかは不透明だ。このステージ以降も勝利を続けていきたいところ。

特に、イタリアチームは、Gazprom – RusVeloのメンバーが多い。奮起するはずだ。

 

リザルト

第1ステージ　リザルト

クリスティアン・スカローニのコメント

常に勝つ者ではなく、決してあきらめない者として。今日もまた、私たちは、このような時代にあっても、ハングリー精神があれば、考えられないような目標を達成できることを示した。

皆さんのおかげで完璧な仕事ができました。見世物になっていたかもしれませんね💭。

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞