フェルナンド・ガビリアは、ジロ・デ・イタリアの第5ステージを2位でゴール。
この時、ゴールラインを越えてから前輪を弾ませている。更に、ラインを越えて止まった後もその不満を自転車にぶつけ、サドルをこぶしで殴りつけた。
“Che bici di merda”、つまり「なんてクソバイクなんだ」とコロンビア人はカメラに映し出されながら言った。
フェルナンド・ガビリアが怒った理不尽な理由は二つあった。
足はあったのに~
These power numbers from @TeamEmiratesUAE‘s @FndoGaviria are just crazy 🤯
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🇮🇹 #Giro pic.twitter.com/0G6er06TmE— Velon CC (@VelonCC) May 11, 2022
ガビリアは、メッシーナのゴールストレートでアルノー・デマーレに追いつくために、高いケイデンスでペダルを踏んでいる。
これは、おそらく小さなギアで踏んでいたと思われる。彼は機械の問題について、ゴール後のインタビューでは詳しく話すことを避けた。
何も言えないんだ。何も言えない。バイクのことは何も言えないよ。テレビでは言えないことなんだ。
その後、UAE Team Emiratesの公式サイトで、フェルナンド・ガビリアは以下のようにコメント。
今日は本当に調子が良くて、ステージ全体を通してとても良くサポートしてもらった。
終盤はディレイラーに問題があって、必要なギアを入れることができなかった。決勝は慌ただしく、後ろから誰かが僕に接触してきたのかもしれない。
本当に悔しいし、ライン上ではそれを隠すことができなかったが、レースではこういうことも起こりうる。
そのせいで優勝を逃したのだろうか? デマールは今日はとても強かったので、わからない。でも、脚の調子はとてもいいし、明日もまた、やる気と集中力を持って臨みたい。
フェルナンド・ガビリアは、ディレラーに問題があり必要なギアで走れていない。だが、これだけがガビリアが遅れた理由ではないようだ。
ガビリアの相棒の、マキシミリアーノ・リケーゼが、残り1kmでチェーンが外れてしまうというマシントラブルがあったことも明かしている。
しかし、ガビリアはすぐに、自分のフラストレーションを “愚か “であると同時に “レースの一部 “と表現し、論争を鎮めようとした。
バイクのことだけじゃない。レースで起こることなんだ。決勝ではリケーゼがいなかった。
残り1kmでチェーンが外れてしまって、何もできなかったんだ。
怒りと悔しさは、勝ちたかったからだ。あと少しというところで、脚があると感じて、戦って、負けるなんて……。
イライラするのは馬鹿らしいけど、それがレースなんだ。
ガビリアがジロ・デ・イタリアでメカニカルトラブルに見舞われたのは、今回が初めてではない。昨年のレースでは、第13ステージの最後の1kmでサドルが外れ、5位に入賞している。
第2ステージで3位となったガビリアは、木曜日の第6ステージでは、イタリア本土のスカレアまでほぼ平坦なルートを走るため、再び状況を改善するチャンスがあるはずだ。
相棒のマキシミリアーノ・リケーゼとのコンビもジロが終わるまで。なんとか、勝利が欲しいはずだ。
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