AeroCoachは、名前の通りエアロに特化した製品やコーチングを主体としている英国のブランド。
AeroCoachの、エアロバーやホイールなどを使用しているライダーは多い。
世界TTチャンピオンのフィリッポ・ガンナや、マチュー・ファンデルプールが、2021ツール第5ステージの個人タイムトライヤルでフロントホイールを使ったり、最高級のエアロパーツを扱っているブランドだ。
トップ325mmのAeroCoach Ornixエアロハンドルバーは、レースに特化しておりライダーのポジションについて考えられている。
AeroCoach Ornixエアロハンドルバー
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総空気抵抗に対するライダーの抵抗は約80%。そのため、バイクのわずかな改善は、システム全体の割合と見なすとさらに限界的となる。
ただ、エアロコンポーネントがメリットを提供しないということではない。Aerocoachは新しいバーが他のエアロドロップバーとどのように比較されるかについてデータを提供している。
Aerocoachは、ハンドルバーの最大のメリットがライダーが採用するのを助けるエアロポジションにあることを強調している。
ハンドル幅が狭くなれば、ライダーの前から受ける風の影響もより小さくなる。
フードの幅は325mmで、ドロップでは375mm(c-c)で、わずかにフレアがあり、UCIの最小ハンドルバー幅350mmルールに合格している。
そのUCI要件を念頭に置いて、AerocoachはOrnixを1つのサイズで提供している。このサイズでも、フード先端ならば280mmなのでサイズを多く揃える必要がない。
しかし、バーの幅はOrnixの特徴の一つに過ぎない。ブランドは、カーボンバーを「純粋にレーシングハンドルバー」と表現しており、「長時間のツーリングライドに妥協することはありません」と述べている。
まず、設計者は、多くのバーに見られるより典型的な80mmと比較して、リーチを91mmに拡張している。
トップをさらに前方にシフトすることによってこれを行い、スプリントポジションでのライダーに追加の手首のクリアランスを提供するというメリットを提供した。
また、最近の傾向でライダーがブレーキパットを内側に向けてエアロを達成しようとしているけど、トップが狭いハンドルならば必要ない。
空気力学
空気抵抗の比較をされているのはENVE SESエアロハンドーなど。
普通のハンドルバーと比べると2倍近いワット数の削減となっている。こんなに違うのかといった感じだ。
Ornixバーは非常に剛性が高く、高速スプリント中のハンドリングを向上させるように設計されている。たわみ比較テストでも明らかだ。
重量は355gで決して軽くはない。軽量化した場合に、このハンドル形状では必要な強度が保てなくなるからだ。
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傾き調節可能で取り外し可能なコンピュータマウントは、Ornixバーのセットと一緒に購入可能となっている。また、アクションカメラ用のマウントも用意されている。
仕様
- UCI合法ハンドル
- ステムクランプ:31.8mm
- リーチ:91mm
- ドロップ:130mm
- フードクランプ :325mm
- ブレーキフードトップ : 280mm
- 幅(ドロップ):375mm
- 重量:355g±20g
- 価格 : £291.67(約4万8千円)
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