2025 ロンド・ファン・リンブルフ　　ベルギーのワンデーレースを制したのは?

ベルギーのワンデーレース、ロンド・ファン・リンブルフ。Ronde van Limburg(1.1)

ロンド・ファン・リンブルフは、1908年にリンブルフツアーとして初開催。1994年に一旦中断。2012年から再び1クラスのレースとして復活している。

マチュー・ファンデルプールが2014年にプロとなって初勝利をあげたレースでもある。

 

過去の優勝者は

• 2024   ディラン・フルーネウェーヘン
  
• 2023    ヘルベン・タイッセン
  
• 2022    アルノー・デリー
  
• 2021　ティム・メルリエ
• 2019　 エドゥアルド・クロス
  
• 2018　マチュー・ファンデルプール
• 2017　マチュー・ファンデルプール
• 2016　 ケニー・デハース
• 2015　 ビェルン・ルクマンス
• 2014　マチュー・ファンデルプール

 

ハッセルト～トンガレン　178.6km

 

リンブルグのハッセルトでスタートは昨年と同じ。コースは、短くなっている。

スタートから70.7kmで、最初のゴールラインを通過。続いて、38.2kmのローカルラップを3周する。石畳のセクターは8か所。細かなアップダウンが続くが最後はスプリントで決着となる。

 

1. 山岳ポイント　Glinberg 　1km・3.6%
2. 山岳ポイント　Keiberg　0.6km・4.3%
3. 山岳ポイント　Keiberg　0.6km・4.3%
4. 残り3周
5. 山岳ポイント　Kolmontberg 　0.8km・4.1%
6. 山岳ポイント　Zammelenberg 　0.8km・3.6%
7. 石畳　Manshoven (1.3 km)
8. 石畳　Op De Kriezel (1.5 km)
9. 残り2周
10. 山岳ポイント　Kolmontberg 　0.8km・4.1%
11. 山岳ポイント　Zammelenberg 　0.8km・3.6%
    
12. 石畳　Manshoven (1.3 km)
13. 石畳　Op De Kriezel (1.5 km)
14. 残り1周
15. 山岳ポイント　Kolmontberg　0.8km・4.1%
16. 山岳ポイント　Zammelenberg 　0.8km・3.6%
17. 石畳　Manshoven (1.3 km)
18. 石畳　Op De Kriezel (1.5 km)

 

注目のライダーは

• Intermarché – Wanty　ビニヤム・ギルマイ、ゲルベン・カイパース
• Lidl – Trek　エドワード・トゥーンス、トムス・スクインシュ
• Cofidis　ミラン・フレティン
• Alpecin – Deceuninck　ティボール・デル・グロッソ、ティモ・キーリッヒ
• Lotto　ミラン・メンテン、エリア・ヴィヴィアーニ
• Q36.5 Pro Cycling Team　マッテオ・モスケッティ、ジャコモ・ニッツォーロ
• Team TotalEnergies　ジェイソン・テッソン

 

スタート

Intermarché – Wantyのビニヤム・ギルマイのコメント

今日もいい結果を出すチャンスだ。 ここで勝ちたい。 この天候では危険なポイントも多いので、レース中にどうなるか見ていきたい。 スプリンターが少ないので、レースは盛りだくさんだろう。

 

Q36.5 Pro Cycling Teamのマッテオ・モスケッティ

天気は良くないが、今日は勝つチャンスだ。 昨年の決勝はトリッキーだったが、今回は典型的なスプリントフィニッシュだ。 だから僕には合っているはずだ。

 

 

Cofidisのミラン・フレティン

誰もがパリ～ルーベに出たいと思っているけれど、今日はチームのためにポイントを獲得するチャンスがある。 バイクの上では、肩の怪我は気にならない。 今日は地元で走れて嬉しいし、特に美しく公平なフィニッシュは最高だ。

 

Lottoのエリア・ヴィヴィアーニ。

 

ニュートラルスタート。

 

オフィシャルスタート。

 

6人の逃げ

6人が逃げている。

1. Filippo Ridolfo (Novo Nordisk)
2. Adam Toupalik (Tietema)
3. Jonathan Vervenne (Soudal Quick-Step Devo Team)
4. Stian Rosenlund (Airtox-Carl Ras)
5. Bram Dissel (BEAT Cycling Club) 
6. Michiel van Vliet (Metec)

 

残り2周

集団も残り2周。

 

Alpecin-Deceuninckのティボール・デル・グロッソが動き出す。

 

ティボール・デル・グロッソは集団を引き離す。

 

Alpecin-Deceuninckのティモ・キーリッヒがきた。

 

ティボール・デル・グロッソとティモ・キーリッヒが追走を引っ張る。

 

15人が抜け出した。

 

あ～、危険を察知したビニヤム・ギルマイが最後は自分で引いて追走を引き戻した。

 

今度はAlpecin-Deceuninckのジョナス・リカールトがアタック。

 

しかし、誰も追ってこない。

 

ジョナス・リカールトは足を止めてしまった。

 

先頭は4人。残り44kmで31秒差。

 

残り1周

先頭は残り1周に。

 

集団も通過していく。

 

山岳ポイント　Kolmontberg　0.8km・4.1%

タイム差は32秒に。

 

Alpecin-Deceuninckが攻撃。アンリ・ウーリッグとティモ・キーリッヒ。

 

2人は先頭から切れたライダーを抜いていく。

 

山岳ポイント　Zammelenberg 　0.8km・3.6%

タイム差は25秒に。

 

ティモ・キーリッヒは集団に戻り、アンリ・ウーリッグは先頭を目指す。

 

結局、アンリ・ウーリッグは行ってこいになってしまった。

 

マシントラブルとなった、Cofidisのミラン・フレティンは、チームメイトのスタニスワフ・アニョルコフスキにバイクを借りた。

 

ミラン・フレティンは、無事に集団復帰。

 

石畳　Manshoven (1.3 km)

残り17kmで21秒差。

 

先頭が捕まった。集団先頭のティボール・デル・グロッソは、そのまま3人を抜いていく。

 

ティボール・デル・グロッソが単独となる。

 

残り15km。ティボール・デル・グロッソは、どこまでいるか。シクロクロスで単独は慣れているだろうけど。

 

石畳　Op De Kriezel (1.5 km)

ティボール・デル・グロッソは、得意の石畳で引き離したいところ。

 

3人が追ってくる。

1.  ビニヤム・ギルマイ(Intermarché – Wanty)
2.  Silva Guillermo Thomas (Caja Rural – Seguros RGA)
3.  ジョナス・リカールト (Alpecin – Deceuninck)

 

先頭は4人に。

 

5人となった。ビニヤム・ギルマイは、ここで足を使うとスプリントが出来ないのでは。

 

残り8.1kmでエリア・ヴィヴィアーニはパンク。これは痛い。

 

4秒差に。これは逃げきれない。

 

先頭は捕まった。

 

エリア・ヴィヴィアーニは、復帰したころには脚が終わっていそう。

 

残り2.8km。どこがトレインを組むか。

 

残り2.1km。Intermarché – Wantyは上がってきていない。

 

残り1.4km。Lottoが先頭。

 

トレインがない。

 

Lottoは3人残っている。

 

Lottoのアルネ・ベアーズが先頭。

 

Lottoはまだ、リードアウトがいる。エリア・ヴィヴィアーニだ。

 

左からCofidisのミラン・フレティン、右からAlpecin-Deceuninckのサイモン・デヘアーズが上がってくる。

 

Lottoのミラン・メンテンも追い込んでくるが～。

 

ミラン・フレティンとサイモン・デヘアーズの一騎打ちか。

 

ミラン・メンテンが伸びる。

 

ゴールでは、誰も手をあげない。勝ったのは?

 

ミラン・フレティンが手をあげた～!

 

ミラン・フレティンは今シーズンの3勝目となった。2位はAlpecin-Deceuninckのサイモン・デヘアーズ。3位はLottoのミラン・メンテンとなった。

 

リザルト

優勝したCofidisのミラン・フレティン

僕にとってはホームレースだったので、すごくモチベーションが高かった。 チーム全員の働きにはとても感謝している。 スタニスワフ・アニョルコフスキは本当に模範的だった。

僕がパンクしたとき、とても素早くバイクを交換してくれたおかげで、エネルギーを維持することができた。

スプリンターとしてレースを戦うとき、目的はただひとつ、勝つことだ。 もちろん自分にとっても自信にとっても大事なことだけど、チームメイトやチーム全体、スタッフにとっても大事なことなんだ。

ここ数週間、いい結果を残してきたけど、勝利が足りなかった。 表彰台でフィニッシュしたいと強く思っていたし、優勝できればもっといい！

 

2位　Alpecin-Deceuninckのサイモン・デヘアーズ

優勝できなかったのは残念だ。地元に近いレースなので、今日は勝ちたかった。 でも2位でフィニッシュするのも悪くない。 かなり満足しているよ。

ティボール・デル・グロッソに追いつく計画だったのか？

そうではなかった。 ティボールとの差を縮めたくはなかったが、フィニッシュまで風を背に独走するのは簡単ではないので、彼に飛びつくのは悪いことではなかったかもしれない。 それは正しい選択だったが、決勝ではうまくいかなかった。

 

3位　Lottoのミラン・メンテン