2025 ジロ ダブルッツォ第2ステージ　またしても～

第1ステージではUAE Team Emirates – XRGのアレッサンドロ・コーヴィが見事な足をみせて3年振りの勝利。

そして、3位にはJCL Team UKYOのアレッサンドロ・ファンチェルが入っている。海外レースで最後まで表彰台をキープできるのか。チームの奮起が期待される。

 

第2ステージ　トッコ・ダ・カサウリア～ペンネ　138km

 

短いステージだけど、獲得標高は2,490m。本格的山岳ステージではないけれど、平坦は全くない。

クラマーが足を見せるステージとなるか。

 

1. 超級山岳　Forcella di Acciano (4.7 km ・9.4%)
2. スプリントポイント　Ofena
3. 1級山岳　Forca di Penne (12.7 km・4.4%)
4. 1級山岳　Penne (3.6 km・5.1%)

 

スタート

レース前インタビューはQ36.5 Pro Cycling Teamのダミアン・ホーゾン。

 

Israel – Premier Techはジョージ・ベネット。

 

Tudor Pro Cycling Teamはマルコ・ブレンナー。

 

アレッサンドロ・コーヴィはリーダージャージが守れるか。

 

ニュートラルスタート。

 

オフィシャルスタート。

 

超級山岳　Forcella di Acciano (4.7 km ・9.4%)

トップはサミュエル・ゾッカラート。

 

3番手はS.C. Padovani Polo Cherry Bankのフェデリコ・グッツォ。

 

続いて集団が通過。

1. サミュエル・ゾッカラート　Team Polti Kometa　20ポイント
2. シモーネ・ペティッリ　Intermarché – Wanty　14ポイント
3. フェデリコ・グッツォ　S.C. Padovani Polo Cherry Bank　10ポイント

 

2人の逃げ

2人が逃げている。先頭集団の生き残りだ。

1. シモーネ・ペティッリ　Intermarché – Wanty
2. サミュエル・ゾッカラート　Team Polti Kometa

 

スプリントポイント　Ofena

58秒差で通過。

 

Q36.5 Pro Cycling Teamのダミアン・ホーゾンが抜け出して逃げていたけど、ステューブン・ウィリアムズに刺される。

1. シモーネ・ペティッリ　Intermarché – Wanty　5ポイント・3秒
2. サミュエル・ゾッカラート　Team Polti Kometa　3ポイント・2秒
3. ステューブン・ウィリアムズ　Israel – Premier Tech　2ポイント・1秒
4. ダミアン・ホーゾン　Q36.5 Pro Cycling Team　1ポイント

 

1級山岳　Forca di Penne (12.7 km・4.4%)

JCL Team UKYOの日本人選手は、3人ともここで遅れてしまう。

 

JCL Team UKYOの増田成幸は集団復帰。

 

残り45.1kmで44秒差。

 

先頭からIntermarché – Wantyのシモーネ・ペティッリが遅れた。

 

シモーネ・ペティッリは集団に吸収される。

 

サミュエル・ゾッカラートが山岳ポイントを通過。

 

集団も通過。

 

残り39kmで54秒差。

 

おっとギリギリ。

 

残り26.9kmで34秒差。

 

総合3位JCL Team UKYOのアレッサンドロ・ファンチェルがパンク。

 

アレッサンドロ・ファンチェルが増田成幸にひかれて集団復帰。

 

海外のレースで日本人選手が紹介されることは少ない。増田成幸のアップが続く。

 

残り15.4kmでサミュエル・ゾッカラートが捕まる。

 

残り14.9km。UAE Team Emirates – XRGのルーン・ヘレゴッツが集団先頭。

 

残り12.8km。最後の登り勝負となる。

 

残り6.9km。Team Polti Kometaが集団けん引。

 

単独アタック。

1. Martini Marco (Team Technipes #inEmiliaRomagna)

 

10%勾配が待っている。

 

1級山岳　Penne (3.6 km・5.1%)

登りが始まったところで単独アタックも終了。

 

Team Polti Kometaが集団を引く。これはUAE Team Emirates – XRGにとっては好都合。

 

残り2km。

 

残り1.8km。Q36.5 Pro Cycling Teamから攻撃。

 

UAE Team Emirates – XRGがチェックに。

 

ここでUAE Team Emirates – XRGのイヴォ・オリベイラがアタック!

 

物凄いスピードで抜けだした。

 

これには誰もついていけない。

 

残り1km。

 

ゴールエリアだけど、集団は離れている。

 

これは二日連続でUAE Team Emiratesの勝利か。

 

集団は後ろだ。

 

集団は追いつかない。

 

イヴォ・オリベイラは2回後方を確認。

 

ようやく勝利を喜ぶ時が～。

 

イヴォ・オリベイラは2023 ポルトガル選手権ロード優勝以来の勝利でキャリア4勝目。普段はアシストばかりだけれど、これだけの力を持っていれば他チームならば更に勝利が得られるはず。

 

今回はアレッサンドロ・コーヴィが狙わずにイヴォ・オリベイラが狙うパターン。チームの誰でも勝ててしまう感じだ。UAE Team Emirates – XRGはシーズン29勝目。13人のライダーが勝利をあげている。

 

2位はVF Group – Bardiani CSF – Faizanèのフィリッポ・フィオレッリ。3位はTudor Pro Cycling Teamのマルコ・ブレンナー。

これによりフィリッポ・フィオレッリがボーナスタイム6秒を獲得して総合トップに。アレッサンドロ・コーヴィは2秒差の総合2位となっている。

総合は明日のクイーンステージできまりそうだ。

 

リザルト

優勝したUAE Team Emirates – XRGのイヴォ・オリベイラ(チーム公式サイトより)

今でも言葉が出ない。 多くの挫折を経験し、チームのために働いた後、この勝利とチャンスを手にして本当に嬉しかった。

このステージはコヴィのためにあるはずだった。 残り4kmのところで彼に話しかけ、『とにかくホイールから外れないで。僕は先読みするから。僕たちには2枚のカードがあるんだ』と言ったんだ。彼はすごく上手で、すごく優しくて、『よし、頑張れ』って言ってくれたんだ。

残り1.5kmで最後のアタックをした。 思っていたより少し急だったし、ラスト100mは本当にパワー不足だと思った。 感無量だよ。 プロローグと全国大会以外では、ロードレースでのチーム初勝利だったと思う。 チームは僕を、僕の家族を、僕の彼女を信じてくれた。

このチームはとても強く、家族のように働いているし、たくさんの選択肢がある。 4kmの個人追走のようなもので、こういうフィニッシュがとても好きなんだ。

ペースはそれほど高くなかったので、コントロールし続けることができた。 幸い、決勝のフィーリングは良かった。とても誇らしく、とても幸せで、とても感動している。

 

第2ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞