2025 グランプリ・シクリスト・ラ・マルセイエーズ　ゴールギリギリで～

フランスのヨーロッパツアーの開幕レース。

グランプリ・シクリスト・ラ・マルセイエーズ　Grand Prix Cycliste de Marseille La Marseillaise(1.1)

 

過去の優勝者

• 2024    ケヴィン・ゲニッツ
• 2023    ニールソン・ポーレス
• 2022　アモリ・カピオ
• 2021　オレリアン・パレパントル
• 2020　ブノワ・コヌフロワ
• 2019　アントニー・テュルジス
• 2018　 GENIEZ Alexandre
• 2017　 VICHOT Arthur
• 2016　ドリース・デヴァイナンス
• 2015　 LIGTHART Pim

 

マルセイユ～セプテーム＝レ＝ヴァロン　167.9km

 

フランス特有のアップダウンの連続のコース。それほど長い登りはないのだけど、スプリンターが最後まで残るのは難しいコースだ。

 

5人の逃げ

5人がはやくから逃げている。

1.  ラヤン・ブーラホイテ (Team TotalEnergies)
2.  バティスト・ヴェストロッフェ (Lotto)
3.  Lambrecht Michiel (Wagner Bazin WB)
4.  Van Niekerk Morné (St Michel – Preference Home – Auber93)
5.  ケーニー・モーニー (Van Rysel Roubaix)

 

レミ・カヴァニャが追走に出ている。

1. レミ・カヴァニャ　Groupama – FDJ
2. オスカー・チェンバレン　Decathlon AG2R La Mondiale Team

 

先頭5人は残り67.9kmで1分24秒差。

 

残り62.2kmで37秒差。

 

残り60.3km。レミ・カヴァニャは35秒差に。早く追いつきたいところ。

 

先頭から一人切れた。

 

レミ・カヴァニャは1分11秒差に。これは追いつかない。

 

残り44.3km。レミ・カヴァニャは捕まっている。交代してくれないのだから仕方ない。

 

残り35.2kmで1分3秒差。

 

先頭集団が一人ずつ捕まっていく。

 

 

先頭から、Van Rysel – Roubaixのケーニー・モーニーが切れた。

 

 INEOS Grenadiers先頭で追い込む。

 

Van Rysel – Roubaixのケーニー・モーニーが捕まる。

 

最後まで逃げていた、TotalEnergiesのラヤン・ブーラホイテが捕まる。

 

この差だ。

 

先頭は4人に。

1. ケヴィン・ヴォークリン　Arkéa – B&B Hotels
2. アクセル・ローランス INEOS Grenadiers
3. ジョシュア・ターリング　 INEOS Grenadiers
4. ポール・セイシャス　Decathlon AG2R La Mondiale Team

 

3人となった。ジョシュア・ターリングが切れた。

1. ケヴィン・ヴォークリン　Arkéa – B&B Hotels
2. アクセル・ローランス INEOS Grenadiers
3. ポール・セイシャス　Decathlon AG2R La Mondiale Team

 

下りとなってAlpecin-Deceuninckのティモ・キーリッヒ、ジョシュア・ターリングも戻ってきた。

 

Decathlon AG2R La Mondiale Teamは開発チームのポール・セイシャス。2024世界選手権ジュニアTT王者で18歳。

 

残り16.4km。ここまできたら逃げ切らないと。

 

残り13.7km。タイム差が出ない。

 

ケヴィン・ヴォークリンのアタック!

 

ジョシュア・ターリングは切れた。

 

3人がケヴィン・ヴォークリンに追い付く。

 

また、ケヴィン・ヴォークリンがペースアップ。二人が切れる。

 

追いつかれるとケヴィン・ヴォークリンは路側帯に入ってペースアップ。

 

中々3人ともしぶとい。しかし、18歳のポール・セイシャスは凄いな。

 

残り8.3km。タイム差は20秒程度。

 

集団からもアタックがかかる。

 

またも、ケヴィン・ヴォークリンがアタック!

 

残り7.6km。今度こそ決まるか。

 

下りでケヴィン・ヴォークリンは追いつかれた。

 

全員が戻ってきた。

 

ティモ・キーリッヒがアタック。これは決まらず。

 

残り1.2km。牽制に。

 

ティモ・キーリッヒがまたもアタック!

 

あ～、なんのこっちゃ。集団がきてしまった。

 

4人は飲み込まれてしまう。牽制せずにゴール手前まで走っていれば～。

 

Team Flanders – Baloiseのヴィンセント・ヴァン・ヘメレンが先頭に。

 

ヴィンセント・ヴァン・ヘメレンが先頭。後ろはCofidisのヴァランタン・フェロン。

 

ヴァランタン・フェロンが追い込む。

 

2人がハンドルを投げた!

 

 

勝ったのはどっちだ?

 

なんと1cmの差でCofidisのヴァランタン・フェロンが勝利だ!

 

ヴァランタン・フェロンは、2022 クリテリウム・デュ・ドーフィネ第6ステージでも勝利。

2023 パリ～カマンベールでも勝利。

 

今回は2年ぶりの勝利となった。それにしても1cmでの勝利とは凄い僅差だ。

 

リザルト

優勝したCofidisのヴァランタン・フェロン(チーム公式サイトより)

大好きなレースで、2年前には2位になった。この成功は嬉しいし、シーズンの完璧なスタートを切ることができた。昨年は、結果の面で私にとっては複雑な年だった。

今、私は大きな自信を持って出発する。そしてそれは私にとって道徳的に良いこととなるでしょう。

ゴールから200mのところにカーブがあることはわかっていたので、少し早めにスタートしたが、なんとかライダーのスリップストリームに入り、最後の50mでエネルギーを出して優位に立つことができた。

チームに感謝したいと思う。彼らはレース中ずっと存在してくれた。私たちは集団の中でも決勝でも常に良い位置にいた。素晴らしい集団的勝利だ！