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2024 トロフェオ・ライグエーリア イタリアの開幕レースを制したのは?

海外情報
UnsplashPatrick Federiが撮影した写真
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スぺイン、フランス、ベルギーのオープニングウィークエンドのクラシックに続いて、イタリアでもレースの開幕を告げるトロフェオ・ライグエーリアが始まる。Trofeo Laigueglia (1.Pro) 

今年で61回目となるワンデイレースは、UCIヨーロッパツアーサーキットの一部であり、2015年から1.HCカテゴリーに昇格。

2020年のシーズンから、ライグエーリアはUCIプロシリーズとなっている。

 

過去の優勝者は

  • 2023 ナンズ・ピーターズ
  • 2022    ヤン・ポランツ
  • 2021 バウケ・モレマ
  • 2020 ジュリオ・チッコーネ
  • 2019 シモーネ・ヴェラスコ
  • 2018  モレーノ・ノモゼール
  • 2017    ファビオ・フェリーネ
  • 2016  アンドレ・アフェディ
  • 2015    ダヴィデ・チモライ
  • 2014  ホセロ・ドルフォセルバ
  • 2013  フィリッポ・ポッツァート
  • 2012    モレーノ・ノモゼール

 

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ライグエーリア~ライグエーリア 202km

コースマップ photo trofeolaigueglia

 

ライグエーリアでスタートとフィニッシュを行う、昨年と同じコースの202kmのセミクラシック。

コースは、イタリア北西部に位置するリグーリア州。

ミラノ~サンレモの後半のコースともなっている山岳地帯と海岸線を利用。実にイタリアらしい風景とアップダウンが楽しめるレースだ。

 

コースプロフィール photo trofeolaigueglia

 

CimaParavennaとSanDamianoの登りもあるが、レースを決定するものではない。コースプロフィールマップを見てもわかる通り、後半の4周する周回コースでレースは決まる。

コッラミケリ(登坂距離2.0km・平均勾配8.2%)は、最大勾配が11%あり最も急な登りで勝負が決することが多い。

ここを単独で越えてくるとゴールまでは下りとなり逃げ切り勝利が見られる。

 

  1. 山岳 CimaParavenna 6.7km・5.7%
  2. 山岳 SanDamiano 7.2km・4.5%
  3. 山岳 コッラミケリ 2.0km・8.2%
  4. 山岳 コッラミケリ 2.0km・8.2%
  5. 山岳 コッラミケリ 2.0km・8.2%
  6. 山岳 コッラミケリ 2.0km・8.2%

 

注目のライダーは

  • Decathlon AG2R La Mondiale Team ナンズ・ピーターズ、ブロワ・コヌフロワ、アンドレア・ヴェンドラーメ
  • UAE Team Emirates フアン・アユソー、マルク・ヒルシ、ラファウ・マイカ、アレッサンドロ・コーヴィ
  • Intermarché – Wanty レイン・タラマエ、ゲオルク・ツィンマーマン
  • Arkéa – B&B Hotels ヴィンチェンツォ・アルパネーゼ、ユエン・コスティウ
  • Groupama – FDJ レニー・マルティネス、ロマン・グレゴワール
  • EF Education – EasyPost アルベルト・ベッティオル、留目 夕陽
  • Cofidis ヘスス・エラダ、シモンゲ・シュケ
  • Astana Qazaqstan Team シモーネ・ヴィラスコ、クリスティアン・スカローニ
  • Team Jayco AlUla アレッサンドロ・デマルキ、フィリッポ・ザナ
  • Lotto Dstny 
  • JCL Team UKYO 山本大喜、岡 篤志、小石祐馬

 

スタート前

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

最もメンバーが良いのはUAE Team Emirates。フアン・アユソーとマルク・ヒルシが逃げだすと誰も止められないのでは。

 

 

Team Jayco AlUlaは、誰が狙うのか。

 

EF Education-EasyPostからは、留目 夕陽が出場。

 

Astana Qazaqstan Teamは、イタリア王者のシモーネ・ヴィラスコが狙う。アレクサンドル・ヴィノクロフの子供、ニコラスも出場。

 

Groupama – FDJからは、売り出し中のレニー・マルティネスが有力。

 

ニュートラルスタート。

 

一旦止まってから、正式なオフィシャルスタートに。

 

5人の逃げ

残り185kmから5人が逃げている。

  1.  アレックス・マルティン (Team Polti Kometa)
  2.  BRACALENTE Diego (Team MBH Bank Colpack Ballan)
  3.  GRANGER Ben (Mg.K Vis – Colors for Peace)
  4.  PALOMBA Marco (General Store – Essegibi – F.Lli Curia)
  5.  D’ANIELLO Immanuel (Work Service – Vitalcare – Dynatek)

 

山岳 CimaParavenna 6.7km・5.7%

ポイント獲得順位は

  1.   BRACALENTE Diego (Team MBH Bank Colpack Ballan) 5ポイント
  2.  PALOMBA Marco (General Store – Essegibi – F.Lli Curia) 3ポイント
  3. GRANGER Ben (Mg.K Vis – Colors for Peace) 2ポイント
  4. アレックス・マルティン (Team Polti Kometa) 1ポイント

 

山岳 SanDamiano 7.2km・4.5%

ポイント獲得順位は

  1. BRACALENTE Diego (Team MBH Bank Colpack Ballan) 5ポイント
  2. アレックス・マルティン (Team Polti Kometa) 3ポイント 
  3.  GRANGER Ben (Mg.K Vis – Colors for Peace) 2ポイント
  4.  PALOMBA Marco (General Store – Essegibi – F.Lli Curia) 1ポイント

 

残り50kmあたりから放送に。ただ、もう逃げが捕まっている。

 

山岳に入る前に各チームが位置取り合戦となる。

 

スタートラインを集団で通過。

 

山岳 コッラミケリ 2.0km・8.2%

UAE Team Emiratesが先頭で集団を引く。

 

先頭はラファウ・マイカ。UAE Team Emiratesは最初から山岳クライマーを使っていく。

 

UAE Team Emiratesは4人が前に上がってきた。

 

頂上手前で、Intermarché – Wantyのロレンツォ・ロタがアタック。

  1. ロレンツォ・ロタ Intermarché – Wanty 5ポイント
  2. ラファウ・マイカ UAE Team Emirates 3ポイント
  3. マルク・ヒルシ UAE Team Emirates 2ポイント
  4. フアン・アユソー UAE Team Emirates 1ポイント

 

ロレンツォ・ロタは、そのまま単独で下っていく。

 

残り38.7kmで18秒差と開く。後方の追走待ちか。

 

反対側から見ると、ジャージの色が白なので違うチームかと思うほど。

 

UAE Team Emiratesの4人が先頭で集団を引くパターン。

 

山岳 コッラミケリ 2.0km・8.2%

タイム差が縮まってきた。9秒しかない。

 

集団が後ろにきた。

 

ロレンツォ・ロタはUAE Team Emiratesに捕まってしまう。

 

UAE Team Emiratesは、マルク・ヒルシが降りていく。

 

UAE Team Emiratesのヤン・クリステンが先頭を引く。

 

ヤン・クリステン先頭でポイント通過。

  1. ヤン・クリステン UAE Team Emirates 5ポイント
  2. フアン・アユソー UAE Team Emirates 3ポイント
  3. フィリッポ・ザナ Team Jayco AlUla 2ポイント
  4. ロマン・グレゴワール Groupama – FDJ 1ポイント

 

登りでかなり人数が絞られた。

 

ヤン・クリステンがアタック!

 

これにアンドレア・ヴェンドラーメがジョイン。

 

後続に追い付かれるタイミングで、ヤン・クリステンが再度アタック。

 

7人が集団の前に出た。

 

Groupama – FDJのレニー・マルティネスも入っている。

 

山岳 コッラミケリ 2.0km・8.2%

レニー・マルティネスが先頭を引く。

 

レニー・マルティネスや、アンドレア・ヴェンドラーメは逃がしてはいけないメンバーだ。

 

レニー・マルティネスが2度目のアタック。すでに先頭は4人に絞られている。

 

レニー・マルティネスが少し道を譲る。

 

Astana Qazaqstan Teamのクリスティアン・スカローニがペースを作る。

 

4人でクリアー。集団まで37秒差となる。

  1. クリスティアン・スカローニ Astana Qazaqstan Team 5ポイント
  2. ダレン・ラファテイ EF Education-EasyPost 4ポイント
  3. ヤン・クリステン UAE Team Emirates 2ポイント
  4. レニー・マルティネス Groupama – FDJ 1ポイント

 

下りで、Decathlon AG2R La Mondiale Teamのアンドレア・ヴェンドラーメが追いついて5人に。

 

先頭は追走から15秒差で逃げている。

 

レニー・マルティネスは、最後の山岳で間違いなくアタックをかけてくるはず。逃げ切れるか。

 

山岳 コッラミケリ 2.0km・8.2%

最後の山岳だ。

 

クリスティアン・スカローニがアタック!

 

クリスティアン・スカローニが3度目のアタック。

 

クリスティアン・スカローニが攻撃をやめない。

 

満を持して、レニー・マルティネスがアタック!

 

ついてきたヤン・クリステンがアタック!

 

ヤン・クリステンは、チームから勝利を託された。

 

再度、レニー・マルティネスがアタック!

 

猛烈な勢いでレニー・マルティネスが下っていく。

  1. レニー・マルティネス Groupama – FDJ 5ポイント
  2. ヤン・クリステン UAE Team Emirates 4ポイント
  3. ダレン・ラファテイ EF Education-EasyPost 2ポイント
  4. クリスティアン・スカローニ Astana Qazaqstan Team 1ポイント

 

ヤン・クリステンは下りでついていけない。

 

ヤン・クリステンは追いつかないと勝利はない。

 

レニー・マルティネスが9秒差をつけた。ゴールまで7.7km。

 

残り5.1km。9秒差に。逃げ切れるか。

 

二人の差は、それほどない。

 

チームのメンバーの中で勝利を託されたからには追いつかないと。だが、小さな上りのカポ・メレで、あきらかにスピードが落ちてしまった。

 

ヤン・クリステンは、後続に追い付かれた。もう、4人では牽制となって追いつくことはない。

 

残り1.8km。もう間違いない。

 

残り1.1km。後方を確認。

 

レニー・マルティネスがゴールに向かう。

 

レニー・マルティネスが勝利を確信。

 

レニー・マルティネスは、やったーという感じ。

 

レニー・マルティネスは、喜びを爆発。

 

最後は、ペダルの上に立ってゴール。レニー・マルティネスは、クラシック ヴァールでバンザイゴールの隙をついて勝利。

 

今回は、文句なしの独走勝利だ。168cm、52kgと小柄だけど、山岳だけでなく独走力もあるところを見せてくれた。さらにマルティネスは先週のオー・グラン・カミノで、無敵のヨナス・ヴィンゲゴーに次ぐ2位に入っているる

レニー・マルティネスは、今シーズンの2勝目。20歳でキャリア3勝目だ。

 

2位はDecathlon AG2R La Mondiale Teamのアンドレア・ヴェンドラーメ。3位には追い込んできたフアン・アユソーが入っている。

UAE Team Emiratesは、ヤン・クリステンに勝利を託したけれど、もう少しはやく、フアン・アユソーがくるべきだったのかも。アシストを使い切っていたのが痛い。

 

リザルト

レニー・マルティネスのコメント

決勝はいい走りができたし、完走するにはタイムトライアルが必要だった。まだタイムトライアルが得意ではないので、うまくいくとは思っていなかった。

プレファイナルで7人の逃げ集団に入り、そこから5人が残りましたね。フアン・アユソーとロマン・グレゴワールがいる後ろの集団は、まだ戻ってくる可能性があったと思いますが。

あの集団が戻ってこないとわかったとき、最終ラップにすべてを捧げた。クリステンとの差を詰め、下りで10秒差まで詰め寄った。

カポ・メレでは幸運にもその差を保つことができた。とても難しかったけれど、なんとかやり遂げ、チームのために勝利を手に入れた。

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 MARTINEZ Lenny
Groupama – FDJ 200 5:11:10
2
 VENDRAME Andrea
Decathlon AG2R La Mondiale Team 150 0:29
3
 AYUSO Juan
UAE Team Emirates 125 ,,
4
 SCARONI Christian
Astana Qazaqstan Team 100 ,,
5
 CHRISTEN Jan
UAE Team Emirates 85 ,,
6
 RAFFERTY Darren
EF Education – EasyPost 70 0:31
7
 BARRÉ Louis
Arkéa – B&B Hotels 60 0:53
8
 VELASCO Simone
Astana Qazaqstan Team 50 0:57
9
 LAPEIRA Paul
Decathlon AG2R La Mondiale Team 40 ,,
10
 ROTA Lorenzo
Intermarché – Wanty 35 ,,
11
 GRÉGOIRE Romain
Groupama – FDJ 30 ,,
12
 BRENNER Marco
Tudor Pro Cycling Team 25 ,,
13
 RYAN Archie
EF Education – EasyPost 20 1:15
14
 HIRSCHI Marc
UAE Team Emirates 15 ,,
15
 BETTIOL Alberto
EF Education – EasyPost 10 1:19
16
 WIRTGEN Luc
Tudor Pro Cycling Team 5 ,,
17
 ALBANESE Vincenzo
Arkéa – B&B Hotels 5 ,,
18
 BARCELÓ Fernando
Caja Rural – Seguros RGA 5 ,,
19
 DE PRETTO Davide
Team Jayco AlUla 5 ,,
20
 PESENTI Thomas
JCL Team UKYO 5 ,,
21
 PETERS Nans
Decathlon AG2R La Mondiale Team 5 ,,
22
 NICOLAU Joel
Caja Rural – Seguros RGA 5 ,,
23
 MARIAULT Axel
Cofidis 5 ,,
24
 ERIKSSON Lucas
Tudor Pro Cycling Team 5 ,,
25
 FORTUNATO Lorenzo
Astana Qazaqstan Team 5 ,,
26
 PINARELLO Alessandro
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 5 ,,
27
 CAVALLO Luca
Team Technipes #inEmiliaRomagna 5 ,,
28
 ZANA Filippo
Team Jayco AlUla 5 1:21
29
 BUSATTO Francesco
Intermarché – Wanty 5 1:26
30
 THOMPSON Reuben
Groupama – FDJ 5 ,,

 

 

 

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