2024 レニューイ・ツアー第5ステージ ミニフランドルのステージを制したのは?

レニューイ・ツアーの総合は最終ステージで決まる。

マチュー・ファンデルプールが世界選手権のために走りたかったコースだ。ミニフランドルツアーのコースは、間違いなくファイターしか生き残れない。

最後は、独走か、それともスプリントか。

 

第5ステージ  メネン～ヘラールツベルゲン  202.7km  

 

メネン付近の短いオープニングループの後、フランドルのアルデンヌに向かう。

スタートから126kmでフニッシュラインを通過。25kmの周回コースを走る。ボスベルグ、カペルミュールなどお馴染みのコースを巡ってゴールへと向かう。

とても残念なのは、世界王者のマチュー・ファンデルプールがスタートできないこと。

 

スタート

リーダーのアレック・セガートはジャージのキープとなるか。アルノー・デリーはスプリントに行ける?

 

マチュー・ファンデルプールがいないとなると、Team Visma | Lease a Bikeのクリストフ・ラポルトも優勝候補に。

 

パリ～ルーベ2位のジャスパー・フィリップセンは、マチューの分まで走らないといけない。

 

UAE Team Emiratesのティム・ウェレンスも狙ってくるはず。

 

総合2位の INEOS Grenadiersのマグナス・シェフィールドもチャンスだ。

 

スタート。

 

18人の逃げ

21人が逃げていたけれど、18人に。

 

残り2周

3人が少し前に出ている。

1. ペール・ストランド・ハーゲネス　Team Visma | Lease a Bike
2. ドリース・デポンド　Decathlon AG2R La Mondiale Team
3. エドワード・トゥーンス　Lidl – Trek

 

集団は1分9秒差で通過。

 

カペルミュール

集団からAstana Qazaqstan Teamのアルベルト・ベッティオルとLotto Dstnyのアルノー・デリーがアタック。

 

集団も上がっていく。

 

いつもの教会を越えていく。

 

こちらは追走集団。

 

先頭は8人となった。ただ、後続とも23秒しか離れていない。

 

残り39.4km。集団は43秒差。

 

先頭からDecathlon AG2R La Mondiale Teamのドリース・デポンドが抜け出している。

 

あら、アルノー・デリーは集団後方に戻っている。

 

当初逃げに乗っていたUAE Team Emiratesのニルス・ポリッツが集団けん引に。

 

ドリース・デポンドは捕まり先頭は、4人に。先頭はTeam Visma | Lease a Bikeのマルコ・ハーラー。

1. ドリース・デポンド　Decathlon AG2R La Mondiale Team
2. マルコ・ハーラー　Red Bull-BORA-hansgrohe
3. ヨナス・ルッチ　EF Education-EasyPost
4. トマス・コペッキー　TDT – Unibet Cycling Team

 

追走にいたMovistar Teamのイバン・ロメオが集団に捕まる。

 

先頭に3人が追いつく。ただ、これで先頭と集団という形になった。

1. ペール・ストランド・ハーゲネス　Team Visma | Lease a Bike
2. マッテオ・トレンティン　Tudor Pro Cycling Team
3. ブレント・ファンムール　Lotto Dstny

 

先頭は13秒しかない。

 

残り1周

先頭は登りで捕まってしまった。

 

カペルミュール

カペルミュールで、先頭はティム・ウェレンス。アルノー・デリーが続く。

 

リーダーのアレック・セガートは4番手であがる。

 

先頭は2人に。

1. アルノー・デリー　Lotto Dstny
2. ティム・ウェレンス　UAE Team Emirates

 

後ろから、Team Visma | Lease a Bikeのペール・ストランド・ハーゲネスがきている。残り22.4km。

 

Green KM

ここでティム・ウェレンスが3秒獲得。

 

先頭は3人に。

1. アルノー・デリー　Lotto Dstny
2. ティム・ウェレンス　UAE Team Emirates
3. ペール・ストランド・ハーゲネス　Team Visma | Lease a Bike

 

集団は13秒離れた。少なくとも3チームは追わない。

 

集団からジャスパー・フィリップセンが飛び出した。

 

先頭に3人追いつき、6人に。

 

それを嫌ったティム・ウェレンスがアタック。

 

アレック・セガートは集団の後ろに。

 

Onkerzeleberg (1.8 km・3.7%)

ティム・ウェレンスは戻された。さあ、勝ち逃げとなるのか。

 

残り11.9km。最後尾はBahrain Victoriousのマテイ・モホリッチ。

 

集団はアルベルト・ベッティオル、ベン・ターナーなどが必死で引く。

 

先頭で動きが。

 

Decathlon AG2R La Mondiale Teamのスタン・デウルフがアタックをかけている。

 

マテイ・モホリッチが厳しい。切れそうだ。

 

ティム・ウェレンスが先頭で上がっている。後ろはアルノー・デリー。

 

残り5.1km。先頭は二人となるか。

1. アルノー・デリー　Lotto Dstny
2. ティム・ウェレンス　UAE Team Emirates

 

残り3.9km。後ろは、スタン・デウルフとGroupama – FDJのヴァランタン・マデュアス。

 

残り2.9km。このままいくとスプリントでは～。

 

マテイ・モホリッチとペール・ストランド・ハーゲネスは4番手グループに。

 

追走はまとまったけど、ゴールが近い。

 

ティム・ウェレンスが前を引く。これは自分の総合優勝のためだ。

 

アルノー・デリーは発射準備。

 

ここからヘリの映像でアルノー・デリーがティム・ウェレンスを抜く。

 

アルノー・デリー先頭でゴールエリアに。

 

ティム・ウェレンスは、後続を確認。

 

アルノー・デリーがゴールに向かう。

 

アルノー・デリーは後ろを確認。

 

アルノー・デリーが、勝利を確信。

 

アルノー・デリーが勝利だ!

レシュレの雄牛ポーズでゴール。

アルノー・デリーは、ベルギーチャンピオンジャージで勝利。Lotto Dstnyは、アレック・セガートの総合リーダージャージは失ったけど、アルノー・デリーが見事にステージ優勝となった。

 

ミニフランドルのレースをアルノー・デリーは制した。アルノー・デリーは今シーズンの6勝目。だが、マチュー・ファンデルプールが、いたらどういう展開になっていただろう。

 

ティム・ウェレンスが2位でゴール。これで総合リーダージャージを獲得だ。2年連続の総合優勝となった。

 

ティム・ウェレンスは今シーズンの3勝目だ。

 

3位はGroupama – FDJのヴァランタン・マデュアス。

 

リザルト

ステージ優勝したLotto Dstnyのアルノー・デリー

ミュールには本当に歴史がある。ベルギージャージを着てここで勝つなんて……夢物語ではないけど、特別なことだよ。

アレック・セガートと総合優勝を狙うつもりだった。最後の壁の手前でティムと別れたんだけど、彼もすごく強かった。ベルギーのジャージを着て、ワールドツアーのステージで初優勝できたことは、僕にとって信じられないことだよ。

ティムは本当に強かったし、暑かったから大変だった。ティムは最終的にクラス優勝し、僕はステージ優勝した。ここで勝てて本当に嬉しい。残念ながらアレックは優勝を逃したが、総合2位になった。ステージでも2勝できたし、僕らにとってはスーパーだね。

ヴィクトール・カンペナールツがいつも言っていたように、ワンワン言わなきゃいけなかったんだ。

よくワンワンと鳴いたよ。この暑さで、特にこのコースはとてもタフだった。ここゲラールスベルゲン周辺のコースはいつもタフなんだ。

一日中汗をかいて、理想的ではなかったけど、それで十分だったし、バイクのフィーリングも良かった。

 

第5ステージ　リザルト

総合

総合優勝となったUAE Team Emiratesのティム・ウェレンス

ここで勝つためには、いつも本当に良い日が必要なんだ。自分の限界を超える必要はなかった。

アルノーの強さは知っていたから、驚かなかったよ。彼は理想的な選手だった。彼にはステージを任せた。最初にしばらく集団と一緒に走ったけど、僕は走り続けたかった。少し差がついたところで、そのまま走った。そしたらアルノーが戻ってきて勝ったんだ。

今週はタイムトライアルとクイーンステージの2日間が重要だと思っていた。タイムトライアルの5位は良かったし、今日はとても良い1日だった。

結果的にはラッキーだったけど、それもアルノーと一緒に走ろうと話したから。彼は見事なステージ優勝で、僕は総合優勝だよ(笑)。

ポイント賞

新人賞