2024 ドイツツアー第4ステージ 最後までLidl – Trekショーなのか?

ここまでLidl – Trekは完璧なレース運び。

• プロローグ　ジョナサン・ミラン　Lidl – Trek
• 第1ステージ　ジョナサン・ミラン　Lidl – Trek
• 第2ステージ　マッズ・ピーダスン　Lidl – Trek
• 第3ステージ　ジョナサン・ミラン　Lidl – Trek

最終ステージも、スプリントで決着となりそうだが、Lidl – Trekの支配を止められるチームはいるだろうか。

 

第4ステージ   アンヴァイラー・アム・トリフェルス～ザールブリュッケン　182.7km

 

長い山岳はなく、最後はローカルサーキットで決着。Lidl – Trekに勝つならば、巨大な逃げを作って逃げるしかないのでは。

ただ、Lidl – Trekも全力で阻止してくるだろうけど。

 

1. 山岳　Kalmit (5.2 km・7.2%)
2. スプリントポイント
3. 山岳　Grossbundenbach (2.4 km・4.6%)
4. 山岳　Ormesheim (1.8 km・7%)
5. 残り2周
6. 残り1周
7. スプリントポイント　Saarbrücken

 

スタート

マッズ・ピーダスンは総合優勝なるか。

 

ニュートラルスタート。

 

5人の逃げ

4人が逃げていて、ハビエル・ロモが追いついて5人に。

1. ハビエル・ロモ　Movistar Team
2. アルベルト・ブルットメッソ (Bahrain – Victorious)
3. マキシミリアン・ヴァルシャイド　ドイツ代表　Cofidis
4. Mattheis Oliver (BIKE AID)
5. Joshua Huppertz(Team Lotto Kern-Haus PSD Bank)

 

残り72.9km。集団はRed Bull-BORA-hansgroheのボブ・ユンゲルスが引いている。

 

残り63.1kmで3分8秒差。

 

先頭にハビエル・ロモが加わったことで、登りでもタイム差が縮まらない。残り48.8kmで2分46秒ある。

 

山岳　Ormesheim (1.8 km・7%)

これは周回コースまで逃げれそう。

 

ハビエル・ロモ先頭で山岳ポイントを通過。先頭は4人に。

 

ここで、先頭からスプリンターのマキシミリアン・ヴァルシャイドが切れた。

 

マキシミリアン・ヴァルシャイドは、また戻って4人に。

 

集団はEF Education-EasyPostが引き出す。

 

先頭は3人に。

1. ハビエル・ロモ　Movistar Team
2. マキシミリアン・ヴァルシャイド　ドイツ代表　Cofidis
3. Mattheis Oliver (BIKE AID)

 

残り24.5kmで1分4秒差。

 

残り19.2kmで1分差。

 

残り2周

先頭は残り2周に。

 

ハビエル・ロモが仕掛ける。

 

先頭は二人に。

 

ハビエル・ロモが単独に。

 

残り10.1km。下りでまた二人に戻る。24秒差。

 

残り8.9kmで19秒差に。

 

今年引退のシモン・ゲシュケがアタック。

 

残り1周

残り1周のジャンが鳴る。

 

ハビエル・ロモが捕まった。

 

Uno-X Mobilityが先頭に。

 

EF Education-EasyPostのアーチー・ライアンが引く。

 

残り3.1km。Tudor Pro Cycling Teamのフロリアン・ストークが攻撃。

 

しかし、これも捕まる。

 

残り1.1km。Lidl – Trekはマッズ・ピーダスンがしっかりと残っている。

 

スプリントでは勝てないメンバーが逃げを試みる。

 

Uno-X Mobilityのトビアスハラン・ヨハンネンセンがアタック!

 

トビアスハラン・ヨハンネンセンがゴール手前で捕まる。後ろは、マッズ・ピーダスンだ。

 

マッズ・ピーダスンがアンダース・ハラン・ヨハネセンの背後からスプリント開始。

 

こうなるとマッズ・ピーダスンにかなう相手はいない。

 

後ろから、Red Bull-BORA-hansgroheのダニー・ファンポッペルがくるが。

 

マッズ・ピーダスンが大きく引き離してゴール!

 

マッズ・ピーダスンがリーダージャージで最後のステージを制してみせた。これでLidl – Trekは、プロローグから最後まで、パーフェクトで勝ちを収めることに成功。

 

マッズ・ピーダスンは、自らもステージ2勝に総合優勝も勝ち取るという快挙達成。今シーズンの11勝目をあげた。

結局最後まで他チームは、勝利を挙げることができなかった。Lidl – Trek強し。

 

リザルト

ステージ優勝に総合優勝のマッズ・ピーダスン(チーム公式サイトより)

今日は本当にタフなレースだった。昨日も本当にハードなレースだったし、今日も多くの選手がそのツケを払わされたと思う。ラスト50kmは本当にハードなリドル・ドイツツアーだった。

ここに来るメンバーを見たとき、目標が大きくなることはわかっていたし、1ステージだけでは十分ではないこともわかっていた。

レースやGCで勝利するのはいつだって嬉しいことだし、今年も総合優勝できて本当に嬉しいよ。ツールやオリンピックの後、ハードな時期が続いたけれど、まだ調子がいい。

今日のプランはレース展開とコンディションに左右されたけれど、一番重要だったのはGCをキープすること。一人の選手がアタックして、その選手が25秒差につけるかもしれないが、いつまでアタックが続くかわからない。

最後はスプリントで勝てたが、それは幸いだった。

 

アマヌエル・ゲブレイグザブハイアーがベストチームメイト賞を受賞してましね。

サイクリングでは、一人では勝てない。チームとして勝つのだ。特に最近は、アマヌエル・ゲブレイグザブハイアーやダン・フールのように、先頭で多くの距離を走り、我々よりもハードな日々を過ごしている選手がいなければ勝てない。

私たちはリーダーとして、彼らに心から敬意を表する必要があると思う。彼らは家でも懸命に働き、トレーニングにも励んでいる。

しかし、結局のところ、勝っているのは我々であり、誰もが彼らの仕事を見ているわけではない。

彼が表彰台に立ってこの栄誉を手にしたことは、彼にとっても喜ばしいことだが、このようなレースがそのようなことを配慮していることを私たちにとっても喜ばしいことだ。

アマヌエルは本当にこの栄誉に値したし、彼は注目されることを好まないけれど、私たちはそれを見ることができてうれしかった。

 

第4ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞

チーム賞