2023 ヴォルタ・アン・アルガルヴェ第3ステージ　　超ワンダフル!

アルガルヴェの3日目は、最長距離の203.1km。

第1ステージに続いて、スプリンターのためのステージだ。第2ステージの登りゴールで勝利したマグナス・コルトニールセンは、リーダージャージをしっかりとキープしたいところ。

ただ、ボーナスタイムで逆転される可能性もあるのでステージ上位者を要チェックだ。

 

第3ステージ　ファロ～タヴィラ　203.1km

 

海岸沿いの町ファロから、内陸に向かい、タヴィラでゴール。途中で、3級山岳があるが、ゴールまでは120km以上ある。

フィニッシュから400m地点で90度の曲がり角があるので注意だが、最後はスプリントだ。

 

1. 3級山岳　Portela da Corcha　7.4km・3.2%
2. 3級山岳　Cachopo　4km・5.7%
3. スプリントポイント　Vila Real Santo António

 

スタート

アレクサンダー・クリストフは、スタートの前に表彰。なんの表彰かな。

 

オフィシャルスタート。

 

0kmアタックで3人が逃げだす。

 

5人の逃げ

3人が追い付いて6人が逃げている。

1. GRIGOREV Aleksandr (Efapel Cycling)
2. GARCIA Guillermo (Rádio Popular – Paredes – Boavista)
3.  COSTA Fábio (Glassdrive Q8 Anicolor)
4.  ANDRADE Pedro (ABTF Betão – Feirense)
5.  VIEGAS Daniel (Aviludo – Louletano – Loulé Concelho) 
6. AMADO Gonçalo( Tavfer-Ovos Matinados-Mortágua)

 

 

3級山岳　Portela da Corcha　7.4km・3.2%

3級山岳通過。

1.  GARCIA Guillermo (Rádio Popular – Paredes – Boavista)　　4ポイント
2.  AMADO Gonçalo( Tavfer-Ovos Matinados-Mortágua) 3ポイント
   
3.   VIEGAS Daniel (Aviludo – Louletano – Loulé Concelho)　2ポイント

 

　

また、コンチネンタルチームのライダーばかりの逃げだ。

 

3級山岳　Cachopo　4km・5.7%

3級山岳通過。

1. GRIGOREV Aleksandr (Efapel Cycling)　4ポイント
2.  GARCIA Guillermo (Rádio Popular – Paredes – Boavista) 3ポイント
   
3.  COSTA Fábio (Glassdrive Q8 Anicolor)　2ポイント

 

集団はティム・デクレルが引いている。

 

残り50.1kmで46秒差に。

 

先頭から一人が抜け出した。

 

最後まで一人になって逃げていたけど、残り33.6kmで捕まる。

 

EF Education-EasyPostは、綺麗に並んでマグナス・コルトニールセンをひいている。

 

スプリントポイント　Vila Real Santo António

スプリントポイント前で、INEOS Grenadiersが全開でひく。マグナス・コルトニールセンがトッブで通過。

 

なんと、そのまま前で逃げが始まった。

 

集団は全開で引く。

 

だが、メンバーがいいぞ。

1. フィリッポ・ガンナ　INEOS Grenadiers
2. トム・ピドコック　INEOS Grenadiers
3. マグナス・コルトニールセン　EF Education-EasyPost
4. トビアス・ファス　Jumbo-Visma
5. ルイ・コスタ　Intermarché – Circus – Wanty
6. ヴァランタン・マデュアス　Groupama – FDJ

 

これは面白い。残り22.9kmもあるので逃げ切れることはないだろうけど。

 

マグナス・コルトニールセンは、ここで足を使っていいのかな。

 

集団はBORA – hansgroheとSoudal – Quick Stepが引く。

 

Uno-X Pro Cycling Teamも先頭にメンバーを送る。当然だ。前には、TT世界チャンピオンが二人もいる。

 

残り13.7km。20秒のタイム差がある。

 

集団は、レミ・カヴァニャ、カスパー・アスグリーン、ニルス・ボリッツと引く。ただ、相手は強烈だ。

 

フィリッポ・ガンナとトビアス・ファスがいるので相当なメンバーだ。

 

マグナス・コルトニールセンも全開で引く。

 

残り9.3km。これは追うほうも、皆足がなくなってしまうのでは。

 

マグナス・コルトニールセンにしたら、逃げ切りとなれば万々歳だ。

 

まだ、3チームしか引いていない。

 

残り3.1kmだが、タイム差が縮まらない。

 

マグナス・コルトニールセンは必死だ。

 

残り1.6kmだ。すでに、後ろに集団が見えている。

 

残り1kmで集団が後ろに迫る。

 

もう、後ろだ。これは捕まったか。

 

さあ、フィリッポ・ガンナが引く。

 

もう、追いつかれた。

 

いや、ギリギリで6人が、ラスト400mのカーブを曲がる。

 

カーブを曲がって、そのままマグナス・コルトニールセンがロングスプリントだ!

しかし、400mもゴールまであるぞ。

 

しかも、ゴールは登っている。

 

マグナス・コルトニールセンが先頭で走るが、後ろからスプリンターがせまる。これは～。

 

だが、マグナス・コルトニールセンは粘る!

 

 

後ろから、フィリッポ・ガンナがきた。

 

だが、マグナス・コルトニールセンが、そのままゴールを駆け抜けた!

アンビーリーバブルだ!

 

スプリントポイントを取って、逃げて、引きまくって最後は、登りの超ロングスプリントで勝ってしまうなんて。逃げたメンバーが良かった。世界TTチャンピオンが二人揃っている逃げなんて中々ない。

本当に、ハラハラドキドキの素晴らしい走りを見せて貰った。これで、マグナス・コルトニールセンは、ゴールのボーナスタイム10秒を獲得。リードを増やして、第4ステージに向かう。

 

リザルト

マグナス・コルトニールセンのコメント

それでも計画は、できるだけ簡単にステージを乗り切ることだった(笑)。

これはとても予想外だ。集団スプリントでは、とにかく巻き込まれるつもりはなかったんだ。でも、逃げ集団があまりスペースを取らないことに気づいたとき、中間スプリントで数秒を稼ぐというプランが浮かび上がったんだ。石畳のハードなスプリントで、ギャップができた。

ステージ優勝のことは考えていなかった。でも、INEOS Grenadiersの二人は、すぐに “行こう “と言ってくれた。彼らはもっとプッシュしたかったし、僕はそれに喜んでついて行ったよ。

とても良いグループだった。チームタイムトライアルのように見えることもあった。

第3ステージリザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞