2023 ツアー・オブ・ブリテン第3ステージ　　オラフ・コーイのハットトリックとなったのか?

第1ステージ、第2ステージ共に、最後はエドアルド・アッフィニ、ワウト・ファンアールト、オラフ・コーイの並びでゴール前からレースを完全に支配。

BORA – hansgroheも頑張るのだけど、世界トップのワウト・ファンアールトが最後にリードアウトするのだから、厳しい。

2022ツール・ド・フランスのマイヨ・ヴェールですからねえ～。第3ステージは第2ステージよりも、優しいコース。

オラフ・コーイのハットトリックとなるのか注目してみておきたい。

 

第3ステージ   グール～ビバリー　154.7km

 

スタートは、イングランドの東海岸から約60キロ離れた港と貿易の町グール。

登りもあるけれど、ゴールまで70km以上ある。ビバリーのゴールは、ほぼ平坦なフィナーレとわずかな上り坂だけ。スプリントを阻むものは何もない。

 

1. 3級山岳　Towthorpe Lane 　1.1km・4.4%
2. 3級山岳　エイトン　 Langtoft 　2km・3.8%
   
3. スプリントポイント　Skipsea

 

スタート前

第3ステージスタート時の4賞着用者は

• 総合　オラフ・コーイ　Jumbo-Visma
• ポイント賞　ワウト・ファンアールト　Jumbo-Visma
• 山岳賞　ジェームス・フーシェ　Bolton Equities Black Spoke
• 新人賞　スティアン・フレッドハイム　Uno-X Pro Cycling Team

 

今日もワウトはオラフ・コーイのコンビで勝利を狙う。まあ、逆でも勝てますよね。

 

フェルナンド・ガビリアはサム・ベネットと話しながら走っている。ガビリアの右手首には昨日の落車で包帯が巻かれている。スプリントは厳しいか。

サム・ベネットの移籍先が決まったようだ。発表があれば紹介したい。

 

スタートからアタック。

 

すぐに、二人が集団からきている。

 

3人の逃げ

ハリー・タンフィールドが追いついた。

1. ハリー・タンフィールド　TDT-Unibet Cycling Team
2. ジェームス・フーシェ　Bolton Equities Black Spoke
3. Nícolas Sessler(Global 6 Cycling)

 

残り124.4kmで2分57秒差に。集団は当然Jumbo-Vismaが引いている。先頭はステファン・クライスヴァイク。

 

TDT-Unibet Cycling Teamのサポートカーは派手。まあ、ユーチューバーのチームですからね。

 

3級山岳　Towthorpe Lane 　1.1km・4.4%

ここは山岳賞のジェームス・フーシェが1位通過。ニュージーランドロード王者に2回なっている。

1. ジェームス・フーシェ　Bolton Equities Black Spoke　4ポイント
2. Nícolas Sessler(Global 6 Cycling)　3ポイント
3. ハリー・タンフィールド　TDT-Unibet Cycling Team　2ポイント
4. ヨス・ファンエムデン　Jumbo-Visma　1ポイント

 

3級山岳　エイトン　 Langtoft 　2km・3.8%

ここも山岳賞のジェームス・フーシェが1位通過。

1. ジェームス・フーシェ　Bolton Equities Black Spoke　4ポイント
2. Nícolas Sessler(Global 6 Cycling)　3ポイント
3. ハリー・タンフィールド　TDT-Unibet Cycling Team　2ポイント
4. ヨス・ファンエムデン　Jumbo-Visma　1ポイント

 

先頭は海岸線に。残り60.1kmでタイム差40秒と詰められてきた。

 

残り57.2km。タイム差28秒と一気につめてきている。もうそろそろ捕まえるころか。

 

スプリントポイント　Skipsea

スプリントポイント通過順位は

1. ハリー・タンフィールド　TDT-Unibet Cycling Team　10ポイント
2. Nícolas Sessler(Global 6 Cycling)　7ポイント
3. ジェームス・フーシェ　Bolton Equities Black Spoke　5ポイント
4. フレデリック・ドゥバースネス　Uno-X Pro Cycling Team　3ポイント
5. カルロス・ベローナ　Movistar Team　1ポイント

 

山岳賞のジェームス・フーシェは、逃げるのを止めた。明日のステージに備えるようだ。

 

ジェームス・フーシェは、集団に吸収される。

 

集団から3人が抜け出した。

1.  アレクサンダー・リチャードソン　Saint Piran
2. Harry Birchill　(Saint Piran)
3. ROOTKIN-GRAY Jack(Saint Piran)

 

追走にいるアレクサンダー・リチャードソンは元Alpecin-Fenixで走っていた。時折、Stravaに凄いタイムをあげている。

 

3人は先頭に追いついた。

 

ワウト・ファンアールトも集団を引く。

 

これにより、一気に先頭に追いついた。

 

 

もう、抜かれていく。

 

Jumbo-Vismaがガンガンに引くので、集団の後方から少しずつ切れていっている。

 

数人が前に出ていたけど、すぐに捕まってしまった。

 

今度は、INEOS Grenadiersのルーク・ロウがアタック!

 

ルーク・ロウは捕まり、今度はコナー・スフィフトがアタック。

 

数人が追従。

 

コナー・スフィフトのアタックから、抜け出しが決まった。

 

6人が抜け出して、3人が追走に。

1. コナー・スフィフト　INEOS Grenadiers
2. ラスムス・ティレル 　Uno-X Pro Cycling Team
3. ニルス・ポリッツ　BORA – hansgrohe
4. ゴンサロ・セラノ　Movistar Team
5. ネーサンファン・フーイドンク　Jumbo-Visma
6. ティム・ナバーマン　Team dsm – firmenich

 

先頭は9人に。

 

18秒差に。

 

先頭からニルス・ポリッツが抜け出した。

 

残り14.8kmで29秒差に。

1. ニルス・ポリッツ　BORA – hansgrohe
2. Matthew Bostock(Bolton Equities Black Spoke )

 

フェルナンド・ガビリアが集団先頭を牽引。スプリントしないのかな。

 

残り8.5km。集団は後ろに見えている。

 

残り7.4km。

 

ニルス・ポリッツは逃げをやめた。

 

残り5.5km。逃げはなくなった。

 

残り4.1km。INEOS Grenadiersが先頭に。

 

残り3.3km。TDT-Unibet Cycling TeamとUno-X Pro Cycling Teamが先頭。

 

残り2.3km。再びINEOS Grenadiersが先頭に。

 

残り1.5km。Jumbo-Vismaが先頭にたつ。さあ、ショーの始まりか。

 

4人がトレインを組む。

 

まだ、ワウト・ファンアールトの出番ではない。

 

エドアルド・アッフィニが外れて、ワウト・ファンアールトが先頭に。

 

猛烈にワウト・ファンアールトが先頭を引いている。世界一の引きに誰も前に出れない。

 

ワウト・ファンアールト先頭でゴールへ。

 

ワウト・ファンアールトが引き終わって、オラフ・コーイが発射。後ろはダニー・ファンポッペル。

 

ダニー・ファンポッペルは並ぶことも出来ない。

 

登りでも59km/h。1060wでゴールへ。

 

オラフ・コーイは、そのまま押し切った。これでハットトリック達成。

 

後ろでは、ワウト・ファンアールトが万歳ゴールをしている。Jumbo-Vismaは強い。オラフ・コーイにキャリア25勝目をプレゼントした。これは記録でもあるので別記事で。

 

リザルト

オラフ・コーイのコメント

決勝では少し計算を誤ったが、幸いにもハットトリックを達成することができた。フィニッシュは少し上り坂だったので、その後は脚が必要だ。

幸いなことに、私には自信があり、チームとして自分たちが優勝候補であることを証明できた。私たちは皆、落ち着いていた。それは真のチームの努力でした。

 

第3ステージリザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞