2022 ブエルタ・ア・エスパーニャ第13ステージ　　登りスプリントを制したのは?

第12ステージでは、マイヨロホのレムコ・エヴェネプールが下りで落車。

それほど難しいカーブには見えなかったけれど、ブエルタではなんでもないカーブで落車する場面を良くみる。滑りやすいのかな?

第13ステージは、週末の連続山岳ステージを前に平坦ステージが用意されている。ただ、ゴールは簡単なレイアウトになってないのでスプリンターは注意だ。

 

第13ステージ　ロンダ～モンティーリャ　168.4㎞

 

第13ステージは、北に移動。スタートはロンダから。スタートから15km程度で下りとなるので、逃げるには絶好のレイアウト。

ライダーは南スペインの風景を通る地方道を北に向かう。スプリンターチームが逃げを捕まえられるかどうかが鍵となりそう。

ゴールレイアウトはスプリンターには少し厳しいかも。

 

 

ゴール手前、4 kmから3kmの間で6%上昇する。モンティリャの北側を経由して、4%の上昇するフィニッシュ ラインを走行。ゴールは、カーブの直後に続いている。

登りに対応出来るライダーでないとスプリント勝負に絡めないかも。

 

 

1. ボーナススプリント　Espejo

 

スタート前

ポイント賞のマッズ・ピーダスンは、プレゼンテーションでアイスベストを着てから、長袖ジャージを着て壇上に。今日は登りゴールのレイアウトなのでマッズ・ピーダスンにチャンスがある。

 

Cofidisのブライアン・コカールだけど、今日を持ってブエルタから去る予定。チームのUCIポイント獲得のために、ブエルタをリタイヤして他のレースに出場する。

ブエルタのステージ優勝は100UCIポイント。1クラスのレースで優勝すれば125UCIポイントがあるので、チームのためには、より勝利の確立の高いレースで走るのも作戦ではある。

Cofidisもチーム降格の可能性があり、1年中ストレスにさらされている。

 

Israel – Premier Techは逃げにかけるのか。それともダリル・インピーのスプリントにかけるだろうか。

 

EF Education-EasyPostのエスデバン・チャベスは、ブエルタでも調子上がらず、チームに申し訳ないとコメントしている。

 

ここまで勝利のないティム・メルリエ。今日も登りゴールとなっているので、最後まで残れる可能性は～。

レース前コメントは「フィニッシュは他のスプリンターステージよりもやや難しい。足が良く、前にうまく座ることが問題になる。」と。

 

ゴール前でアタックをかけて抜け出して貰いたいのがBahrain Victoriousのフレッド・ライト。第5・7ステージと3位。中々プロ初勝利が遠い。

 

フアン・アユソーはコロナ陽性。だけど、バイラル値が非常に低いため、出場可能となっている。街間違いなくチームメイトにうつしてしまいそうだけど。

 

レムコ・エヴェネプールは、良く寝て良く回復したと。今日はお休みで明日からの山岳が勝負となる。

アユソの状況をどう思うと聞かれ、「リスキーな。最初は彼から離れて立つつもりです。」と答えている。

 

第13ステージスタートでの4賞

•  総合　レムコ・エヴェネプール　Quick-Step Alpha Vinyl Team
• ポイント賞　　マッズ・ピーダスン　Trek-Segafredo　
• 山岳賞　ジェイ・ヴァイン　Alpecin-Deceuninck
• 新人賞　カルロス・ロドリゲス　INEOS Grenadiers

 

スタートしないライダーは 

 

さあ、オフィシャルスタート。

 

3人の逃げ

逃げはあっさりと決まった。今日はスプリントでみんな賛成だ。

1. ジュリアン・ファンデンベルフ　EF Education-EasyPost
2. オカミカ・アンデル　Burgos-BH
3. ジョアン・ボウ　Euskaltel – Euskadi

UAE Team Emiratesのフアン・アユソーはコロナ陽性だから、回りのライダーも気を使うのでは。

 

集団はCofidisのトーマス・チャンピオンが引いている。後ろはTrek-Segafredoのジュリアン・ベルナール、Team BikeExchange – Jaycoが引いている。残り102.2kmで2分11秒差。

 

レムコ・エヴェネプールは集団復帰中。

 

Trek-Segafredoのフアン・ロペスは左肘を治療して貰っている。どこかで落車したのかな。

 

フアン・ロペスは治療して貰ったけど、肘からは出血しながら走っている。

 

ジュリアン・ファンデンベルフは、第2・3ステージで逃げに乗って山岳賞ジャージを着用。久々に逃げに乗った感じか。

2021ツール・ド・ポローニュ第7ステージで137kmの逃げに乗ってプロ初勝利している。

 

Lotto Soudalのトーマス・デヘントは最後尾。このブエルタでは胃腸の調子が悪いらしい。終盤ステージで逃げに乗れるかな。

 

残り49.5kmで3分4秒差。集団牽引にAlpecin-DeceuninckとBORA – hansgroheも加わる。

 

Bahrain Victoriousのジーノ・マーダーがバイク交換。2021ブエルタの新人王は総合31位。現在募金額はどれくらいになっているのかな。

 

残り23.3kmで51秒差に。BORA – hansgroheとTrek-Segafredoが全開で引いている。

 

ボーナススプリント　Espejo

逃げの3人はスプリントポイントまで4.1km。タイム差30秒なのでギリギリ先着できるか。

 

残り1km。15秒あるのでスプリントポイントまでは逃げ切りだ。

 

先頭3人はギリギリで通過。

 

集団はマッズ・ピーダスンが先頭で通過。

1. ジョアン・ボウ　Euskaltel – Euskadi　20ポイント・3秒
2. オカミカ・アンデル　Burgos-BH　17ポイント・2秒
3. ジュリアン・ファンデンベルフ　EF Education-EasyPost　15ポイント・1秒
4. マッズ・ピーダスン　Trek-Segafredo　13ポイント
5. ルーク・プラップ　INEOS Grenadiers　10ポイント

 

スペインチームの二人が逃げ続ける。この二人もブエルタでは逃げの常連だ。

1. ジョアン・ボウ　Euskaltel – Euskadi
2. オカミカ・アンデル　Burgos-BH

 

二人はカメラに手を振って吸収されていった。

 

集団は横一線でゴールに向かう。

 

各チーム共にスプリンターのために先頭を固める。Astana Qazaqstan Team はヴィンチェンツォ・ニバリが先頭を引いている。

 

Alpecin-Deceuninckは山岳賞のジェイ・ヴァインが先頭に。

 

残り3kmでINEOS Grenadiersのベン・ターナーが先頭にで登り始める。

 

残り2.2kmでMovistar Teamが先頭に。

 

残り1.5kmではAlpecin-Deceuninckが先頭に出てきた。まだ、ティム・メルリエは後ろにいる。

 

残り1kmを切って今度はJumbo-Vismaが先頭に。これはプリモッシュ・ログリッチでゴールを狙うつもりだ。

 

BORA – hansgroheが先頭。マッズ・ピーダスンは2番手につけている。

 

さあ、先頭にマッズ・ピーダスンとパスカル・アッカーマンが上がってきた。

 

5%勾配でパスカル・アッカーマンが先頭に立った!

 

パスカル・アッカーマン先頭でカーブを曲がる。

 

UAE Team Emiratesのパスカル・アッカーマンは完全にが早掛けだ!

 

マッズ・ピーダスンがパスカル・アッカーマンの後ろについた。

 

パスカル・アッカーマンとマッズ・ピーダスンが完全に抜け出した。マッズ・ピーダスンが後ろを確認。

 

パスカル・アッカーマンをマッズ・ピーダスンが追いこむ。

 

マッズ・ピーダスンがパスカル・アッカーマンを抜いた!

 

カーブを曲がってマッズ・ピーダスンが大きくリード。後ろからCofidisのブライアン・コカールも追いこんでくる。

 

マッズ・ピーダスンがボイント賞ジャージを着て、初めてのステージ優勝だ～!

やはり、この登りはマッズ・ピーダスンのために作られていた。これで、247ポイントとなり、もうポイント賞獲得は間違いない。

スプリンターのためのステージは、第16ステージと最終ステージ。こちらでもマッズ・ピーダスンが勝利出来るのか注目だ。

 

 

リザルト

第5ステージ　リザルト

マッズ・ピーダスンのコメント

これは僕のフィニッシュだと思っていたので、今日優勝できてとてもうれしい。チームは一日中働き、全員が集中していた。

アッカーマンはかなり早い段階でスプリントを開始したので、僕は彼についていき、最終的には彼をパスすることができた。ステージ優勝のためにここに来たのだから、もっと優勝を狙っていくよ!

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞