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2022-2023 X²Oバドカマートロフェー第4戦へレンタルス マチューVSワウトの戦いはアンチクライマックス!

海外情報
Photo credit: Rob Dammers on Visualhunt
この記事は約17分で読めます。

1月3日のX²Oバドカマートロフェー第4戦へレンタルス。欧州ではクリスマスは家族で過ごすけど、それ以降はそれほど重要ではないみたい。

だから元旦からシクロクロスもあるのでしょうね。

 

女子ランキング第3戦スヴェンナイス後

  1. デニス・ベッセマ(PAUWELS SAUZEN – BINGOAL)2:27:09
  2. フェム・ファンエンペル(Jumbo-Visma) +0:31
  3. セイリン・アラマバード(Alpecin-Deceuninck) +3:19
  4. ルシンダ・ブラント(BALOISE TREK LIONS) +3:35
  5. アニック・ファンアルフェン(777) +4:32

 

男子ランキング第3戦スヴェンナイス後

  1. エリ・イーゼルビット(PAUWELS SAUZEN – BINGOAL) 3:06:28
  2. ラース・ファンデルハール(BALOISE TREK LIONS) +1:27
  3. マイケル・ファントーレンハウト(PAUWELS SAUZEN – BINGOAL) +1:48
  4. イェンス・アダムス(CHOCOVIT CYCLING TEAM) +4:55
  5. トム・ビドコック INEOS Grenadiers +6:33

 

元旦のスヴェンナイスで落車してトム・ピドコックは、欠場に。足が腫れているとか。流石にあれだけの落車すると打撲してますよね。

 

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第4戦へレンタルス

コースマップ photo azencross

 

無観客で 2 回開催された後のコースは大幅に変更。スタートとゴール地点は入れ替わっている。陸上競技トラックを走る部分は同じだけど森林コースも一部変更されている。

スキーバーグの登りは死刑執行人と呼ばれており、ここは健在だ。

 

女子エリート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

2020年はセイリン・アラマバード。2021年はルシンダ・ブラントが優勝している。二人共最前列に並んでいる。

 

さあ、スタート。

 

ファーストコーナーはパック・ピーテルが先頭。優勝候補ナンバーワンだ。

 

最初から皆かつぎ。ここでデニス・ベッセマは落車に巻き込まれて遅れてしまう。

 

先頭はパック・ピーテル。ベルギーチャンピオンのサンヌ・カントも前にいる。

 

Alpecin-Deceuninckの二人が先頭に。

 

早くも二人が抜け出す。

 

 

デニス・ベッセマは10位当たり。

 

パック・ピーテルは、泥に足を取られて止まるが、すでにリードしているので問題ない。

 

パック・ピーテルは3秒リード。

 

2周目

はやくも独走状態のパック・ピーテル。

 

パンクもしていたデニス・ベッセマが、やっとバイク交換。これはハンディだ。

 

復調してるルシンダ・ブラントがセイリン・アラマバードを抜いて2位に。

 

パック・ピーテルの後ろが見えてこない。

 

スキーバーグの登りは長い担ぎとなる。

 

セイリン・アラマバードは、前がパック・ピーテルだから引かなくても良い気がするけど。

 

4位は777のアンネマリー・ワースト。膝の痛みは良くなったのかな。

 

ルシンダ・ブラントは落車。

 

セイリン・アラマバードは、ルシンダ・ブラントを置き去りにした。

 

3周目

パック・ピーテルはジェルを補給。1時間のクロスで補給する理由は以下で。

 

パック・ピーテルは後方を確認。100%を出さなくても勝利出来そうな感じだ。

 

サンヌ・カントが4位に上がる。クリスマス期間は休養していた。

 

ルシンダ・ブラントが追いつきそうだ。セイリン・アラマバードも後ろを振り向いて確認。

 

ルシンダ・ブラントは2秒差まで迫る。

 

4周目

一人でショーをしているパック・ピーテル。41秒引き離した。

 

追いついたルシンダ・ブラントが前に。

 

ルシンダ・ブラントがセイリン・アラマバードを引き離す。

 

パック・ピーテルがラップを開始した。何人がゴール出来なくなるだろう。ここで隣の選手と絡んで危ない場面が。二人はすぐに手を上げて和解する。

 

5周目

セイリン・アラマバードは、ルシンダ・ブラントから25秒も遅れてしまう。

 

リーダーのデニス・ベッセマは3分45秒遅れで通過。これは、ルシンダ・ブラントに抜かれる可能性がある。

 

セイリン・アラマバードは、アンネマリー・ワーストに追いつかれた。表彰台を巡る争いとなる。

 

2020年の世界チャンピオンは逃げ切れるか。

 

6周目

表彰台はどちらが勝ち取るのか。

 

セイリン・アラマバードは、前で攻める。

 

さあ、どこで決着をつけるか。

 

アンネマリー・ワーストが前に出る。

 

担ぎでも互角。

 

アンネマリー・ワーストが仕掛けるが離れない。

 

パック・ピーテルはゴールを目指す。

 

セイリン・アラマバードがスパート!

 

再び、アンネマリー・ワーストが追いついて、前に出てスパート。

 

パック・ピーテルは、1周目から独走。貫禄と言っても良い勝利。これで今シーズン7勝目。彼女のライバルはフェム・ファンエンペルとシリン・ファンアンローイだけかも。

 

ルシンダ・ブラントはスプリントして27秒遅れでゴール。

 

アンネマリー・ワーストが、セイリン・アラマバードに競り勝った。表彰台獲得だ。

 

リーダーのデニス・ベッセマは、4分23秒遅れの10位でフニッシュ。2位でフニッシュしたルシンダ・ブラントに首位を明け渡してしまった。

 

リザルト

パック・ピーテルのコメント

今シーズンの勝利を重ねて7勝目となりましたね。

でも、まだ数えられますよ。まだそんなに多くはないですが、だんだん増えてきましたね、はい。絶対に頑張らないといけないと思いました。あのスキー場の山を自転車で走るのは、簡単ではなかった。でも、その手前には、好んで通る区間があったけど、それはそれで限界でしたね。今日はうまくいきました。

技術的な面では、できるだけ良いものを、できるだけハードに走ろうとした。しかし、ある時点で、あの急な山をクリップで固定して下ることはできないことを受け入れなければならない。

それでも最終ラップでうまくいかなくなりそうになったので、少し安全に気を配った。クリスマス期間中にレースを選ぶことができたんです。ここは2020年に走ったことがあるので、いい周回コースだとは思っていた。だから、どうしても戻ってきたいと思っていたんです。

 

2位のルシンダ・ブラントのコメント

予想外に X²O トロフィーの新しいリーダーとなりましたね。

誰がそれを考えたでしょうか? 驚きですが、素晴らしいボーナスです。私のフィットネスは正しい方向に進んでいますが、まだやるべきことがいくつかあります。

 

Rnk Rider Team Time
1
 PIETERSE Puck
Alpecin – Deceuninck 0:51:31
2
 BRAND Lucinda
Baloise Trek Lions 0:27
3
 WORST Annemarie
777 1:13
4
 ALVARADO Ceylin del Carmen
Alpecin – Deceuninck 1:17
5
 CANT Sanne
Crelan – Fristads 2:07
6
 VAN ALPHEN Aniek
777 3:11
7
 VAS Kata Blanka
Team SD Worx 3:38
8
 ROCHETTE Maghalie
  3:54
9
 BENTVELD Leonie
Pauwels Sauzen – Bingoal 3:58
10
 BETSEMA Denise
Pauwels Sauzen – Bingoal 4:23
11
 BARONI Francesca
Pissei – Groep T.O.M. 5:17
12
 TAUBER Anne
  5:45
13
 MORICHON Anais
Arkéa Pro Cycling Team 5:57
14
 HLADÍKOVÁ Kateřina
Brilon Racing Team MB 6:05
15
 LAST Annie
  6:24
16
 ZONTONE Asia
  6:41
17
 NUSS Raylyn
  6:46
18
 GUNSALUS Lizzy
  7:04
19
 HARTOG Larissa
 
20
 GONZALEZ Lucia
Nesta – MMR CX Team

 

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男子エリート

Image credit: Jumbo-Visma

 

まず、ワウト・ファンアールトのバイクは、新しいSRAMのコンポに変わっている。ただ、Vérandas Willems-CrelanではSRAMを使っていたので、すぐに感覚が戻ると言っている。メカニックのほうが大変で、シーズンオフはなく180台のバイクを組み替えている。

シューズとペダルも新しいものだ。

 

ピドコックがいないので、今日はマチューとワウトの2強の戦いとなりそうだ。

 

さあ、スタート。

 

ファーストコーナーはラース・ファンデルハールがトップ。マチュー、ワウトと続く。

 

INEOS Grenadiersのテイレン・アレンスマンの姿も見える。

 

ラース・ファンデルハール、マチュー、ワウト、エリ・イーゼルビットと続く。

 

並びは変わらない。

 

ラース・ファンデルハール先頭で進む。

 

ここで、ワウト・ファンアールトが前に出る。

 

トラックでマチューが、ここから前に上がる。

 

登りでは、イェンス・アダムスが先頭に。

 

イェンス・アダムス、ワウト、マチューが抜け出した。

 

ワウトが先頭に代わる。

 

3人のパックで進みそうだ。

 

2周目

クイントン・ヘルマンスは11位通過。

 

並びは変わらない。イェンス・アダムスは前に出れない感じか。

 

死刑執行人の登りでマチューが前に。

 

さあ、マチューがペースを上げる。

 

凄いペースだ。

 

イェンス・アダムスが戻ってきた。

 

後続は、エリ・イーゼルビット、ラース・ファンデルハール、ピム・ロンハールの3人。

 

3周目

マチューが先頭交代を促してワウトが前に。

 

イェンス・アダムスは、良く遅れずについている。

 

3人は後続を確認する。

 

登りでワウトが上げる。

 

これには、イェンス・アダムスも遅れてしまう。

 

凄いスピードで二人は下る。

 

イェンス・アダムスが遅れて二人の戦いに。

 

二人共バイク交換。マチューはグラスを外した。

 

ワウトが飛ばしに飛ばしている。

 

4周目

マチューはここで先頭交代しない。時折、下を向いており調子が良くないのか。

 

さあ、二人のランデブーがどこまで続くか。

 

イェンス・アダムスが粘っている。ただ、平地で追いつかないと厳しい。

 

トラックで先頭交代してマチューが前に。

 

登りのスピードも互角。

 

二人は、下りで少し足を止めて休憩。

 

マチューが飛ばして少しリードを奪う。

 

5周目

ゴール前でワウトが追いついてくる。

 

この周はマチューが前を引くパターンか。

 

ここで、マチューが後ろを見て先頭交代を促す。

 

トラックから登りに向かう。

 

イェンス・アダムスが落車。これで後続に追いつかれてしまう。好調だったのに残念。

 

イェンス・アダムスが遅れて、エリ・イーゼルビットが3位に。後続は表彰台争いとなる。

 

エリ・イーゼルビットが単独で3位に。

 

凄いペースで二人は駆け抜けていく。

 

ワウトのペースに少しマチューが離れる。

 

6周目

ドロドロの区間を走ってクリアー。

 

4番にラース・ファンデルハール、ピム・ロンハールが続く。

 

トラックでマチューが前に。

 

このコースもミスしたほうが負けてしまうだろう。

 

差がつくとしたら登りしかないかも。

 

ラース・ファンデルハールがエリ・イーゼルビットに追いついた所でバイク交換。

 

7周目

二人の差がはつかない。

 

ラース・ファンデルハールとエリ・イーゼルビットの表彰台争いが熾烈だ。

 

ワウトが上げるが、この後マチューが前に。

 

だけど、再びワウトが前で上げる。

 

二人の戦いは続く。

 

これはまたスプリントとなるのか。

 

8周目

マチューは、スプリントに備えてかBOAダイヤルを締めている。

 

どちらが先に仕掛けるか。

 

今日はゴール前のスプリントの距離が短いので、コーナーでトップを取っておきたい。

 

トラックの中で二人は前を激しく争う。

 

登りはワウトが前。

 

下りでも飛ばす。

 

登りでワウトが上げるが離れない。

 

下りで少し足を止める。

 

あっと、ここでマチューがアタック!

 

だが、なんとワウト・ファンアールトが下を向いている。これは~。

 

ワウトは、下を見てペースを緩めてしまう。なんとパンクだ。

 

マチューは、一気にワウトを引き離した。

 

ワウトはパンクしているのでカーブで落車しそうに。

 

ワウトは行かれた瞬間に、やられたという表情だった。パンクでは仕方ない。

 

マチューは、後ろをみて勝利を確信している。

 

マチューが勝利。だが、ガッツポーズはない。少し、申し訳なさそうに手を振っただけだった。

 

 

ワウトは最後にパンクとはついていない。二人の戦いは、どちらかにアシクデントか、ミスがあると負けると言った感じだ。勝利には運も左右される二人の非常に高いレベルの戦いだ。

ただ、出来れば最後の二人のスプリントを見たかった。

 

3位争いは最後のスプリントでエリ・イーゼルビットが先着。

 

リザルト

マチュー・ファンデルプールのコメント

パンクせずに彼を倒したかったので、フィニッシュラインで祝わないことにした。まずテクニカルゾーンに先に飛び込む予定だったが、その直前でワウトがパンクしてしまった。彼がチャンスを守りきれなかったのは残念だ。

少なくとも自分のパートではかなり距離をあけているようでしたが?

今日は今までのクロスとは違う乗り方をした。つまり、最後の半周に何かを残しておきたかったんだ。今日も互角だった。

 

2位のワウト・ファンアールトのコメント

マテリアルポストの直前で、滑り始めたと感じた。ポストへの進入をためらったが、あのままでは絶対に勝てない。マチューが通り過ぎたとき、誰かが私のサドルを引っ張っているような気がした。

今のところ、呪うに決まっている。幸運にも、ここに到着したとき、2分ほど考える時間があった。

こんなにマッチしているのは、つまらないことかもしれませんね。2人で乗り回すだけです。今日はマチューを降ろすのにこの1週間より少し頑張った。

過去のレースでは、レースに参加することはできなかった。そのとき、彼は私に大きなプレッシャーをかけてきたので、私はついていくのが精一杯だった。

今は自分のほうが上だと感じているかもしれないが、マチューのようなレベルの高い選手を相手にするのは簡単なことではない。

 

Rnk Rider Team Time
1
 VAN DER POEL Mathieu
Alpecin – Deceuninck 0:59:45
2
 VAN AERT Wout
Jumbo-Visma 0:21
3
 ISERBYT Eli
Pauwels Sauzen – Bingoal 0:31
4
 VAN DER HAAR Lars
Baloise Trek Lions 0:32
5
 MASON Cameron
Trinity Racing Cross 0:49
6
 RONHAAR Pim
Baloise Trek Lions 1:16
7
 ADAMS Jens
Chocovit Cycling Team 1:22
8
 HERMANS Quinten
Alpecin – Deceuninck 1:38
9
 MERLIER Tim
Soudal – Quick Step 2:24
10
 SOETE Daan
Deschacht – Hens – Maes 2:39
11
 AERTS Thijs
Tormans Cyclo Cross Team 3:29
12
 LOOCKX Lander
Deschacht – Hens – Maes 3:34
13
 WHITE Curtis
Steve Tilford Foundation Racing 3:40
14
 BEKAERT Yentl
Baloise Trek Lions 3:58
15
 VERMEERSCH Gianni
Alpecin – Deceuninck 4:26
16
 KIELICH Timo
Crelan – Fristads 4:27
17
 KOPECKÝ Matyáš
Team Novo Nordisk 4:42
18
 ARENSMAN Thymen
INEOS Grenadiers 5:04
19
 GROENEN Klaas
  5:30
20
 WUYTS Mathijs
  5:59
21
 ROMBOUTS Seppe
  6:16
22
 PEMEN Dolf
Proximus – AlphaMotorhomes – Doltcini CT 6:32
23
 DANIEL Thibault
Team Fima – RDV Bikeshop Alian 6:52
24
 GILLES Cyprien
  7:21
25
 VERHEYEN Thomas
  7:23
26
 CAREME Grégory
  7:33

 

 

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