クリス・フルームは現在ブエルタで、リチャル・カラパスのアシストとして走っている。第12ステージではアングリルの前に集団を絞る先頭牽引を見せている。
2021年のツール・ド・フランスのコースが日曜日に発表された。
多くのライダーはスプリンターのためのステージも8コースあり、古典的なツールのコースに戻ったと歓迎している。
クリス・フルームも2021ツールのコースについてインタビューに答えているので見てみよう。
2021ツールのコースについて
フルームは、ブエルタでの雨の休息日の間に屋内トレーナーでセッションした後、インタビューに答えている。
2021のコースについてどう思う?
出てきたルートを見てとてもうれしかった。毎年、コースを見て、登山とタイムトライアルのバランスが取れているかどうかを確認しようとしている。これまでの数年間は、純粋なクライマーにかなり重みがあった。
2021年のルートは3回の山頂フィニッシュ、2回のモン・ヴァントゥ登山があるが、その後58kmのタイムトライアルがある。
これは過去数年よりもはるかにバランスが取れていると思う。いくつかの登りの厳しさから、山にはまだ大きな重点が置かれているが、ルートを少し見て、特に目立っていたのはコル・ドゥ・ポルテだ。
これでプロトンは間違いなく淘汰されるだろう。しかし、過去にはあまり好ましくないルートに直面したことがあるので、今回の結果には興奮している。
2021ツールでは、Israel Start-Up Nationで走っているがどうなると思う?
ツール・ド・フランスの準備は本当に今から始まる。なぜなら、この後半のブエルタでは、この状態が続き、来年の基盤となるからだ。
これは完全に異なる構造になり、Israel Start-Up Nationの現在のチームに失礼なことを言っているわけではないが、ゼロからグランツールのプログラムを構築するための白紙の紙を持っているような感じだ。
ダン・マーティンはブエルタで素晴らしい走りをしているし、彼は来シーズンGCの野望という点で多くの勢いを持っていると思う。
今回のブエルタについてどう思っているのか?
今回のブエルタ・ア・エスパーニャを本当に楽しんでいる。これまで行ってきた他のグランツールと比べて、自分自身の期待値やGCという点では全く異なるレースだ。ステージに入って、自分の仕事をして、仕事が終わった後に立ち上がるのだから、それはとてもいいことだよ。
レースが進むにつれて徐々にビルドアップしようとしてきたし、ここ数日でレース序盤よりも貢献できるようになってきたと感じている。足が少しずつ戻ってきているので、これは素晴らしい兆候だと思う。
以前のレベルに戻るまでにはまだ長い道のりがあるけれど、一歩一歩進んでいるし、これまでの進歩には本当に満足しているよ。
今シーズンを通して感じていたのは、トップエンドのレースに欠けているということ。もちろん、昨年は怪我で半年間も休んでいたし、コロナの件でさらに休んでいたので、それが足りないと感じていたんだ。
だからこのレースに臨むにあたっては、このレースの大半を自分の脚で走ることができれば、もっと自分らしく走れるようになるはずだと思っていたんだ。
それはまさにその通りで、僕にとってはとてもポジティブなことなんだ。
アングリルの前にプロトンの先頭を引いてレースを厳しくしたのはどうして?
レース的な意味では、明らかにチームとしては最高だった。カラパスがレッドジャージを着ているし、2人のライダーがいないにもかかわらず、レースはとても楽しくて、積極的にレースに挑もうとしている。
昨日は、もし自分がカラパスの位置にいて、チームメイトが1人しかいなかったら、彼にお願いする仕事は、最後の登りと、あのトリッキーで危険な下り坂を乗り切ることだと思っていた。
アングリルの最後の登りでは、多くのライダーが自分のために登ってくるので、私はただ彼を安全に登らせようとしただけだ。
火曜日にはあなたの得意なTTが待ってますが、どう走りますか?
タイムトライアルでは、カラパスを助けられるように、これからの数日間は自分の脚を温存しておくことになるだろう。
もし彼がタイムトライアルでトップをキープできなかったとしても、僕はそこにいてレースをハードなものにするための手助けをするつもりだ。自分のタイミングを見計らって、可能な限りハイエンドの強度を得るように努める。
来シーズンに向けてグランツールに参加することはとても重要だ。
第12ステージでは、イネオスはブランドン・リベラ、ミハウ・ゴワッシュがすでにリタイヤしており、ステージではアンドレイ・アマドールが落車して先頭にはいなかった。
キャメロン・ワーフは逃げに入っており、イバン・ソーサは不調のために遅れる。まさにフルームしかカラパスのそばにはいなかった。
フルームの集団牽引はあくまで、考えられる最高の作戦であった訳だ。カラパスはTTではログリッチにかなわない。残る山岳でログリッチに対して攻撃を仕掛けなければいけない。
来年のツールに向けて、フルームが山岳で再び活躍出来る場面を願っておこう。
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