イタリアは厳格なロックダウンによって屋外での運動は禁止されている。だが、これも5月4日には解除されそうだ。
唯一走って良かったのサイクリストは、食料配達のためのバイク利用だけだった。
Astana Pro Teamのダヴィデ・マルティネッリはイタリアのロンバルディア州のブレンシア県Lodettoという村で医薬品の配達ボランティアとして活躍していた。
もう一人、ニュースでも取り上げられたライダーがいる。Vini Zabù – KTMのウンベルト・マレンゴ(Umberto Marengo)だ。
村の宅配サービス
ウンベルト・マレンゴは、ロックダウンの中、自宅でガールフレンドとアイスクリームを食べたいと思った時には自転車に買い物に行くしかなかった。
この時、自転車を使って宅配サービスのようなものが出来ないかと思って自治体に連絡すると、喜んで店を3店舗紹介してくれたそうだ。
午後3時からは村の宅配サービスを行うようになった。彼の努力の様子は、ニュースでも取り上げられることに。
#coronavirus #campione a domicilio. Fare del bene e continuare ad allenarsi. A #Collegno, in provincia di Torino, a fare le consegne a domicilio un campione del ciclismo. @umbertomarengo pic.twitter.com/TKp9cguSJx
— Tg1 (@Tg1Raiofficial) April 23, 2020
マレンゴはKTMのバイクに乗って、ViniZabùチームのジャージで午後8時まで配達を続ける。彼の場合、トレーニングとしてではなく精神的なものだと言う。
それは間違いなく足よりも頭に役立ちます。外で時間を過ごすことができ、また何か有用なことをしているように感じることが出来る。
同時に、午前中はローラーで1時間、午後はいつも移動しているので、体力を維持することも有益だと思う。
たまに70 kmも走ったとしても、平均で40 kmや50 kmほど長い距離を移動するようではありません。しかし、家に着くと、4つか5つの階段を上る必要があるので、午後は、ずっと移動中です。
マレンゴは彼の新しいルーチンに素早く順応した。朝食と一連のコアエクササイズの後、彼は忠実にその日のターボセッションを行っている。
長くても1時間程度。その後に連絡を受けて買い出しと配達を毎日行っていた。
ウンベルト・マレンゴは、2020UAEツアー第3ステージでも4人の逃げに乗っており活躍していた。
ジロが開催されれば、初出場となるかもしれない。是非、頑張って欲しい。
コメント