タデイ・ポガチャルは、9月28日に行われる世界選手権ロードでレインボージャージを守ることを公言している。
それに合わせて、個人タイムトライヤル制覇も視野にいれている。カナダ2連戦では疲れを見せたが、第2戦でブランドン・マクナリティティに勝利を譲る余裕も見せている。
レムコ・エヴェネプールにチャレンジ
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タデイ・ポガチャルは個人タイムトライヤルで8勝している。そのうち3回はスロベニアTT王者。そしてツール・ド・フランスでは3回優勝している。起伏のあるタイムトライヤルならばタデイ・ポガチャルは無類の強さを発揮するのだ。
だが、2021年、2022年、2023年の世界選手権では、より平坦なコースではあったものの、10位、6位、21位という成績を挙げている。
ド平坦のタイムトライヤルでは勝てないけれど、ルワンダのコースはタデイ・ポガチャル向きと言っても良い。

コースプロフィール photo ucikigali2025
- ニャンザ峠 2.5km・5.8%
- ニャンザ峠 6.6km・3.5%
- ペアジュ峠 2km・6%
- キミフルラ峠 1.3km・6.3%
世界選手権タイムトライヤルは、スタート地点ですでに1,500mの高地。さにらに4回の登り。これは世界最高の空力ポジションを誇っているレムコ・エヴェネプールでも注意が必要だ。獲得標高は約700mとなる。
40.6kmもあるので、タイム差が著しく接近することもなさそうだ。
タデイ・ポガチャルのコメント
タイムトライアルバイクのトレーニングをかなりやってきた。いつもより多めだ。世界選手権タイムトライアルでそれがどう結果に繋がるか見てみよう。
タイムトライアルという競技はいつも楽しいが、出場するなら最高の一日を送らなければならない。
ルワンダでのタイムトライアルの目標はレムコ・エヴェネプール、そして他のタイムトライアル選手たちに挑戦することだ。
かなり難しいコースだが、調子が良ければ間違いなく自分に合っているはずだ。でも、調子が悪くて悪い結果になる可能性もある。それでも、その日最高のパフォーマンスを発揮するという強いモチベーションを持って臨む。何かを証明したいんだ。
だって…できない理由なんてないんだから。高地トレーニングは行っていない。 主に自宅でトレーニングをしていたが、かなりうまくいった。
高地トレーニングキャンプに参加していれば、世界選手権、特にタイムトライアルに向けて高地トレーニングに適応できたはずだ。ルワンダはかなり標高が高いが、スケジュールにまとまった高地トレーニングを組み込むことはできなかった。
コメント
しかし、何度見ても鬼畜なTTコースですね…。
東京五輪のTTコースも相当厳しい設定でしたが、それよりも厳しい?