SRAMは自動シフトの計画を開発しているようだ。
これは、ターボトレーナーのERGモードを道路上で可能にするようなものだ。SRAMは特許を申請したことを公開しており、自動ドライブシステムの計画が実現に近づいていること示唆している。
この特許により、パワーやケイデンスが所定の帯域から外れてもギアを変更できるようになる。
ERGモードとは
ERGモードとは、スピードやケイデンスに関係なく、トレーナーが負荷を自動的に判断して特定の目標パワーを維持する事を助ける機能です。 ケイデンスが変化するとトレーナーが自動的に負荷を調整し出力を一定に保つことが出来ます。
自動シフトは実現するのか?
公開されたSRAM特許(US 2022/0388602 A1)は、クランクアームのトルクとペダリングケイデンスに基づく自動シフトを対象としている。
この設計により、パワーやケイデンスが事前に決定されたバンドから外れた場合にギアを変更できる。
これは、SRAMが開発している電動自転車システム用に設計されており、長年にわたって噂されていた技術だ。
別の特許(US 2022/0388603 A1)が同様の内容を扱っており、こちらはSRAMの既存の電子変速機e-Tapのための特許のようだ。
自動モードでは、センサーがケイデンスや速度を測定し、「自動モード変更条件」が満たされると、システムが変速を行う。リアディレイラー、フロントディレイラー、インターナルハブギアのいずれでも変速が可能となる。
快適なギアを維持するだけでなく、ターボトレーナーのERGモードのようなものの基礎として、理論的には使用することができる。
例えば、250ワットの出力を維持したいのに、それを下回ってしまった場合、システムが自動的にギアを大きくしてくれる。
ターボトレーナーと同じように抵抗を増やすことはできないが、面白いトレーニングツールになる可能性を秘めている。
高いケイデンスを設定していると、自動的にギアを下げてくれるようになる。
SRAMは電子バイクの制御を支援するシステムの特許も取得しており、SRAMから近いうちに完全な電子バイク用ドライブシステムが登場するのではないかとの憶測を呼んでいる。
順番としては、電動自転車から自動システムが登場。来年に登場が予測されているSRAM Redグループが更新された時に、自動シフトが導入されるかもしれない。
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