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プリモッシュ・ログリッチがジロ・デ・イタリアで乗った山岳Cervelo R5とマリアローザカラーのS5

機材情報
Photo credit: Dennis te D on Visualhunt
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プリモッシュ・ログリッチは、ジロ・デ・イタリアで、オフロードを意識した1xセットアップでマリアローザを獲得。

今回のジロの逆転をかけたプリモッシュ・ログリッチの対策が見事に成功した。

翌日にはジロのピンクのに塗られたCervelo S5バイクを披露している。

 

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山岳で使用したCervelo R5

 

今年のジロは、転倒、天候、コロナ、怪我などでレースが大きく変化し、最終ステージまで誰が総合優勝を手にするのかがわからないというスリリングな展開となった。

最終的に、33歳のプリモシュ・ログリッチがゲラント・トーマスに対して14秒のリードを築き、2023年のジロ・デ・イタリアを制覇。これは、スロベニア人初のチャンピオンとして、またグラベルギアを使用した最初のライダーとして、歴史を刻んだ。

第20ステージのタイムトライアルでログリッチが選んだバイクは、グラベルカセットを採用した特異なセッティングのCervelo S5だった。

チェーンドロップに見舞われながらも、レースリーダーのトーマスに40秒の差をつけることに成功。

R5のグラベルドライブトレインは、第19ステージの山岳ですでにステージ中盤に登場し、ログリッチが走行中に1xセットアップに変更した。しかし、なぜ1xに変更したのか?

 

1xのセットアップが山岳ステージで有利な理由はいくつかある。

  • フロントディレイラーがいらないので軽量化とエアロ効果
  • チェーンラインの改善

 

ジロ史上初となる山岳タイムトライアルでは、選手たちはコースの前半をタイムトライアル専用バイクで走り、25メートルほどのバイク交換ゾーンでクライミングバイクに乗り換える。

ここでログリッチは、メカニックから手渡されたR5に乗り換え、伝統にとらわれない走りを見せた。

 

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット

 

ログリッチのCervelo R5は、フレーム重量が703gと軽量なことで知られており、ギアリングが主な話題となった。

SRAMのXPLR XG-1271 10-44tカセットを後ろに装着し、44tと噂されるシングルフロントチェーンリングと組み合わせて、1:1のギア比を達成している。

第20ステージのモンテルッサリの登りでは、ゲラント・トーマスは、29分27秒で6.26W/Kg。プリモッシュ・ログリッチは28分35秒の6.46W/Kgを記録している。

ペース配分も重要だったけれど、バイクセッティングが成功の鍵だったことは間違いないだろう。

チェーン落ちさえなければ、最高の結果だったのだけど、それがまたドラマを見せてくれたとも言える。

 

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Cervelo S5

 

最終ステージのプリモッシュ・ログリッチのS5もフロントシングル。まあ、平地なのでインナーはいらないですね。

R5とS5では、Reserveのホイール、Cervéloのハンドルバーとステム、Wahoo Speedplayのペダル、Vittoriaのタイヤという標準的なセットアップを使用。

 

 

サドルはFizik、ボトルケージはTacx、サイクリングコンピューターはGarmin。

メンバー全員、ピンクの縁取りのオークリーのサングラスだったのに、Vittoriaのタイヤがピンクでなかったのは不思議。

 

こちらでは動画で見ることが出来る。

 

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