ミシュランは、クリンチャー、チューブレスレディ、チューブラーロードバイクタイヤの新しいパワーカップシリーズを発表。
フィンランドのラボWheel Energyによる独立したテストで、700 x 25cクリンチャーバージョンが、 Continental GP5000、Schwalbe Pro One、Vittoria Corsa2.0などの主要な競合他社よりも低い転がり抵抗を提供することを示している。
ミシュランは、重量、グリップ、パンク防止性能のすべてがこのカテゴリーで高い競争力を持っていると主張している。
Michelin Power Cup
Image credit: Michelin
タイヤ テスト
タイヤ比較テスト 転がり抵抗 Image credit: Wheel Energy
ミシュランのパワーカップタイヤはフィンランドの独立系タイヤ試験機関であるWheel Energyで4つのテストを受けている。
テストは、
- 転がり抵抗
- グリップ
- トレッドの耐パンク性
- サイドウォールの耐パンク性を測定
上記の4種類。Wheel Energy社が考案したものだ。
転がり抵抗テストによると
- 700 x 25cのミシュランパワーカップクリンチャーの平均消費電力は12.75W
- コンチネンタルGP5000 12.85W
- シュワルベプロワン 16.825W
- ビットリアコルサG2.0 18.05W
ミシュランはこのテストの結果、「テストタイヤの中で最も転がり抵抗が小さく、かつ優れたレベルのグリップを発揮する最速のタイヤ」であると主張。
コンチネンタルGP5000との差は僅か。だが、性能が良いのは間違いない。
トレッドパンク耐性データ Image credit: Wheel Energy
また、ミシュランのパワーカップタイヤは、全ブランドの中で最も軽量であるにもかかわらず、優れた耐パンク性で2番目に良い数値を出している。
グリップと耐パンク性能のテストでは、パワーカップは他のタイヤと競争力があるが、どちらのカテゴリーでも完全にトップというわけではない。
Michelin Power Cup クリンチャー specifications
Image credit: Michelin
ミシュランのパワーカップクリンチャータイヤは、3×120 TPIケーシングを採用。
- 対応サイズ 700×25c、700×28c、700×30c
- 表示重量：200g（700×25c）
- ケーシング（ネジ山/インチ）：3×120 TPI
- サイドウォールの色 ブラック、クラシック
- 価格：ブラック £42.99(約6,500円、クラシック £51.99（約7,900円）
Michelin Power Cup チューブレスレディ specifications
Image credit: Michelin
ミシュランのチューブレスレディタイヤパワーカップは、空気保持力を向上させるためのレイヤーを追加している。
- 対応サイズ 700×25c、700×28c、700×30c
- 表示重量：255g（700×25c）
- ケーシング（ネジ山/インチ）：4×120 TPI
- サイドウォールの色 ブラック、クラシック
- 価格：ブラック£62.99 (約9,500円) 、クラシック£64.99 (約9,800円)
チューブレスレディとは
チューブレスタイヤはタイヤ自体に空気の保持層がある。チューブレスレディには空気の保持層がないが、シーラントによって空気を保持する。低圧で走れるので乗り心地も良くなる。
Michelin Power Cup チューブラー specifications
Image credit: Michelin
ミシュランパワーカップチューブラーは、ラテックスインナーチューブを採用し、転がり抵抗を軽減しています。
- 対応サイズ : 700 x 23c, 700 x 25c, 700 x 28c
- 表示重量：265g（700×25c）
- ケーシング（ネジ山/インチ）：2×160 TPI
- サイドウォールの色 ブラック、クラシック
- 価格：ブラック £42.99(約6,500円、クラシック £51.99（約7,900円）
コメント
この、パワーカップいつ頃発売なんですかね❓
プレリリースの前に、公式サイトが更新されており、日本での発売はまだ先になりそうです。海外通販サイトにもまだ出てないですね。
前のシリーズから2年もたたないうちに、モデルチェンジなのでサイクルが早い。それだけ性能競争は激化しているということでしょう。
もうしばらく、待つ必要がありそうです。