Astana Qazaqstan Teamのベテランライダー、ルイスレオン・サンチェスがブエルタの休息日に今シーズン限りの引退を発表した。
ゴール前で、逃げて勝つパターンが思い起こされるが、この2年間は勝利から遠ざかっていた。
最後のブエルタに
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ルイスレオン・サンチェスは、逃げのスペシャリスト。ゴール前のわずかなチャンスを逃がさずにチャージをかけてゴールを落としいれる。
2004年にLibertySegurosでキャリアをスタートし、Movistar、Rabobank、Caja Ruralに乗り、2015年から7年間はAstanaで過ごした。
キャリア通算で47勝をあげており、ツールでは4勝。2014ブエルタでは山岳賞を取っている。
2020年には、36歳でスペインチャンピオンとなっており、王者を記念して、カスタムペイントのバイクにも乗っていた。
2022年にBahrain Victoriousと契約した時には、2年契約と言われていたが、2023年に契約を破棄してAstana Qazaqstan Teamに戻っている。
2022ツール・ド・フランスでは総合13位。得意の逃げにも3度乗っており第10ステージでは3位となっている。チームでは最高順位だ。
続く、ブエルタ・ア・エスパーニャでは総合16位。これも自身のキャリアにおいて最高順位。いずれも途中から総合を目指しての走りに切り替えて結果を残している。
Astana Qazaqstan Teamに戻っての、2023ジロ・デ・イタリアでは総合24位。このブエルタが最後のグランドツアーとなるが、第16ステージで落車。
かなり痛そうにしており、リタイヤかと思われたがステージ150位で完走している。チームは、エースのダビ・デラクラスが体調不良でリタイヤしており、これ以上の脱落者は出せない状況でもある。
39歳のベテランは、最後の力を振り絞ることになる。目指すはマドリードだ。
コメント
落車シーンを見た時にこれが選手としての最後の姿になる可能性がよぎってゾッとしましたが、無事に走り切れたのが何より…。
同じ感想です。鎖骨が折れたのかと思ってしまいました。是非、最後まで走り切って貰いたい。