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リー・ティミスがハリケーンの中7日間で3,589kmを走って世界記録を更新

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Image credit: Leigh Timmis/instagram
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11月13日の早朝に、リー・ティミス(LEIGH TIMMIS)は7日間のサイクリング世界記録を更新した。

合計3,589.464km乗って、彼は今年7月にラトビアのアルビス・スプルード(Arvis Sprude)によって設定された既存のギネス世界記録を30km破っている。

この記録を非常に印象的なものにしているのは、記録の試みの3日間、すべての工程でハリケーンニコールの影響を受けていたこと。

1851年以来、11月にフロリダを襲ったハリケーンは3回しかなかったけど、英国から米国に来ていたので途中で止める訳にはいかなった。

 

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7日間走行の世界記録更新

こちらは1日目の様子

 

記録を狙ったのはフロリダ。気候、路面状況、ジャンクションの位置など18か月に渡って研究・トレーニングされた結果だ。1日目は555kmを15時間で走っている。

ライディングを5時間のブロックに分割し、それぞれに30分の休憩を入れている。単純に計算してもアベレージ37km/hと凄いペースで走り続けていることに。1日目、2日目は順調だった。

だが、3日目からハリケーンニコールの影響をうける。

 

4日目

夜に雨と風の中を走っている

 

困難な瞬間にもかかわらず、リー・ティミスは何が起こっても続けることを決心したと彼は語った。

「私の心の中では、ペダルを回すのを止める方法はない。スポンサーに戻って別の数千ポンドを要求することはできないので、私は再びここに来ることは出来ない。走り続けるしかなかった。」

 

 最悪のハリケーンは3日間続き、5日目までに彼は疲れ果てていたとティミスは回想している。強い向かい風の中で一日を始め、最初の160kmを走るには6時間かかっている。

かなり厳しい状況となったが、チームに向き直って、みんなで残り日数での走れる距離を計算したそうだ。

 

7日目

 

チームの励ましで彼は続け、最終日の午前4時頃、つまりチャレンジの時間切れのわずか90分前に、ティミスは記録的な距離を通過した。

彼のチームとの素晴らしい瞬間だった。だが、その後、さらに最後のプッシュのためにサドルに戻っている。

 「バイクに戻ったのを覚えています。バンビが最初の一歩を踏み出すのを見ているようだった。それはひどいものだった..。

そして、それは文字通り私が持っている最も簡単なギアを見つけて、バイクを動かすことだけだった。」

彼は、記録にさらに30kmを追加することで、信じられないほど挑戦的で激しい週を終わらせることができている。

ハリケーンがなければ、もっと記録が伸びていたのは間違いないだろう。

 

リー・ティミスとチームのメンバー Image credit: leightimmis

 

リーはまた、20代半ばにうつ病に苦しんでいたため、メンタルヘルスの慈善団体MQ:メンタルヘルスの変革のために資金を集めている。

彼は、この慈善団体は「精神疾患が理解され、効果的に治療され、最終的に予防される世界を作ることを目的として」メンタルヘルスを科学的に研究している唯一の慈善団体であると述べている。

7日間で3,589.464km。一日平均511kmも連続で走り続けるとは凄いとしかいいようがない。この記録が破られることは当分ありそうもないですね。

 

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