2026年のパリ〜ルーベを前に、Alpecin-Premier Techのマチュー・ファンデルプールとジャスパー・フィリップセンがウェベルゲム郊外でメディアのインタビューに応じた。
リラックスした様子の二人は、過酷な石畳への対策、近年続くレースの高速化、そして最大のライバルであるタデイ・ポガチャル(UAE Team Emirates – XRG)との戦いについて赤裸々に語っている。
タデイ・ポガチャルとの対決
Paris-Roubaix 2026 preview, profiles, favourites & predictions – Tadej Pogacar or Mathieu van der Poel, who wins the Hell of the North? #Cycling https://t.co/6DbWotirCZ
— CyclingUpToDate (@CyclingUpToDat3) April 11, 2026
自転車ロードレース界において最も過酷とされる「北の地獄」パリ〜ルーベ。マチュー・ファンデルプールは前人未到の大会4連勝という歴史的偉業に挑む。
一方のジャスパー・フィリップセンも、スプリント力を武器に優勝を狙える実力を持つ。二人のコンビネーションは他チームにとって最大の脅威だ。
ジャスパー・フィリップセンは、風邪気味なのが気になるところ。彼らは現在のコンディションやレースの展望について口を開いた。
マチュー・ファンデルプール お互いに置き去りは難しい
Mathieu van der Poel zijn unieke kasseientechniek ontleed: ‘Hij pusht met zijn armen zoals een bobsleeër’ https://t.co/YsQx4iYq5D pic.twitter.com/IovLZsPXuF
— Wieler Revue (@wielerrevue) April 11, 2026
石畳でのトレーニングはどのくらいの頻度で行っていますか?
ルーベの後からは、年に1回だけだ。フランドルやE3の試走で石畳を走るくらいで、基本的には悪い道は避けるようにしている。プロの選手で、わざわざ石畳でトレーニングをする人は多くないと思う。
それでもあなたは世界最高の石畳ライダーの一人です。何が他の選手と違うのでしょうか?
わからない。パワーと、バイクをうまく扱う能力の組み合わせだと思う。それがルーベのようなレースで結果を出させてくれる。
ロンド・ファン・フラーンデレンの前は自身のことを挑戦者(アンダードッグ)と表現していましたが、日曜日のルーベでも同じですか?
いや、今回はそうでもない。フランドルの時よりも、僕らが少し優勝候補寄りだと思う。フランドルでああ言ったのは、過去のレースを見ればポガチャルが他の選手よりも強かったのが明らかだったからだ。でも、ルーベでは少し違う展開になることを願っている。
昨年、ポガチャル選手はルーベで落車しました。終盤にはそのような運も必要になりますか?
ああ、他のクラシックレースに比べて色々なことが起こり得るから、運も味方につける必要がある。ただ、ある程度は自分自身でコントロールできる部分もある。
石畳でアグレッシブになりすぎず、良いラインを探すことも大事だ。もちろん、パンクがラッキーな瞬間になることもある。去年の彼の落車は後ろにいたから覚えている。
彼はすごく速くて、少しコーナーを見誤ったんだと思う。もしあれが起きていなかったら、お互いを引き離すのは非常に難しかっただろう。
フランドルの後、ポガチャル選手とあそこまで協力して走るべきではなかったという意見もありましたが、どうお考えですか?
特に意見はない。自分がすべきことをして、勝てる位置にいた。彼についていくのが難しいのはわかっていたが、一緒にローテーションを回さないことでレースの結果が変わったり、自分の勝率が上がったりしたとは思わない。
僕は常に自分が最善だと思うことをしている。あそこで牽くのをやめたら、それはアンチ・レーシングになってしまう。これからも彼とは何年も色々なレースで顔を合わせるのだから、お互いに理解し合う方がいいと思う。
最近は毎年のようにレースの平均速度が上がり、記録が更新されています。レース展開にはどう影響していますか?
逃げ集団に入るための争いに1時間や2時間もかかれば、当然スピードは上がる。昔に比べて終盤の勝負が始まるのもずっと早いから、最後の100kmが昔より速いのは普通のことだ。
機材の進化や栄養面での変化など、色々なことの組み合わせだと思う。正直なところ、今のスピードが限界だと思う。これ以上はもう速く走れない。
今シーズンは非常に過酷だとおっしゃっていましたが、オフの時間はどう過ごしていますか?
普段なら少しゴルフをするんだけど、今年のレースはとてもハードだから、月曜や火曜はそんな気になれない。最近のレースで消費するエネルギーを考えると、回復してまたトレーニングできるようになるまで2、3日はかかる。
日曜日のレースに向けて、理想のシナリオはありますか?石畳でポガチャル選手を置き去りにするか、ベロドロームのスプリントで勝つか。
そのどちらかであればいい。どうなるかは気にしないけれど、彼を置き去りにするのは難しいだろうし、逆も同じだ。誰にも不運が起きないことを祈っている。
ルーベでは本当に結果を左右するからね。他にも勝てる可能性のある選手はたくさんいるし、ルーベには決定的な差をつけられるような上り坂がない。平坦な石畳で強豪選手を振り切るのは、他の上り坂で引き離すよりもずっと難しい。
前人未到の4連勝という記録は頭にありますか?
もちろん、最大のレースでは常に勝ちたいと思っているし、ルーベならなおさらだ。でも、この連勝が永遠に続くわけではないということも現実的にわかっている。日曜日も、チームと一緒に勝つために全力を尽くすつもりだ。
マチューにとって、スプリント力のあるジャスパーの存在は大きいですか?
ジャスパーがルーベに向いていることは、すでに何度も証明されている。スプリントで勝てる力を持った彼のような選手がいることは、僕にとっても前線で自分のカードを切りやすくなるから、とても良いことだ。
ジャスパー・フィリップセン
‘Big guys’ Van der Poel and Pogačar ‘determine where Paris-Roubaix is made hard and how selective it will be’, says Jasper Philipsen https://t.co/IAgzM5glXN
— Cyclingnews (@Cyclingnewsfeed) April 11, 2026
ロンド・ファン・フラーンデレンの前は自身のことを挑戦者と表現していましたが、日曜日のルーベでも同じですか?
僕らが過去にルーベで達成してきたことを見ても、間違いなく僕らにとても合っているレースだ。強いチームも揃っているから、先週の日曜日とは全く違うレースになると思う。
今シーズンは非常に過酷だとおっしゃっていましたが、オフの時間はどう過ごしていますか?
僕もソファで横になっている。今は水曜日、日曜日と数日おきにクラシックレースが来るから、家のことをする時間なんてあまりない。とにかく回復して、次のレースに向けてできるだけ良い状態を作ろうとしている。
今週がクラシックシーズンの最終週になるのは確実ですか?
おそらくそうだ。そう思う。
どんな展開となるだろうか。ジャスパー・フィリップセンが万全ならばいうことないけれど、風邪が抜けてないと厳しい。
マチュー・ファンデルプールは、新型のCanyon Endurace CFRで走るのかも注目しておきたい。






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