ファビアン・カンチェラーラは、今週末のロンド・ファン・フラーンデレンにかえってくる。
もちろん走る訳ではないが、彼のチームであるTudor Pro Cycling Teamがロンド・ファン・フラーンデレンに招待されているからだ。
ロンド・ファン・フラーンデレンに向けてファビアン・カンチェラーラはTudor Pro Cycling Teamの展望とマチュー・ファンデルプールについて語っている。
マチュー・ファンデルプールの勝利数
Fabian Cancellara: “Mathieu van der Poel heeft het in zich om vier keer de Ronde van Vlaanderen te winnen” https://t.co/2S5oORSrON#wielrennen #koers
— WielerFlits.nl (@WielerFlits) March 30, 2024
ファビアン・カンチェラーラは、スパルタクスと呼ばれるスイスの伝説的ライダー。
世界選手権個人タイムトライヤル4度の優勝。オリンピックでは北京とリオデジャネイロで個人タイムトライヤル金メダル2回獲得。
3回のパリ～ルーベでの勝利、3回のロンド・ファン・フラーンデレン、2008ミラノ～サンレモでも勝利。モニュメントでは7勝をあげている。
タイムトライヤルとクラシックでは絶対的な強さを誇り、ツール・ド・フランスでもプロローグを含むTTステージなど8勝をあげ、トータル29日間マイヨ・ジョーヌを着用。
これは総合系のライダー以外では最長となる。
足を骨折したそうですが、問題はない?
イタリアのレースをいくつか欠場しなければならなかったけど、今は松葉杖なしで歩いている。でも、みんな心配する必要はないよ。まあ、自分が走る訳でもないしね。
水曜日からは、また普通のペダルで1周してみるつもりだ。でも、今の僕の生活は、自分で自転車を漕ぐことよりも、自転車を漕ぐ時間を見つけることの方が大事なんだ。
Tudor Pro Cycling Teamについては?
スタート地点に立つことを楽しみ、誇りに思うようにと伝えた。彼らはそれを経験しなければならない。石畳、狭い道、そして観衆がこの大会を特別なものにしている。
フランドルは1日しかない。オムループやヘント〜ウェヴェルヘム、E3 サクソバンククラシックとはレベルが違う。精神的にも。
より多くのストレスが伴うが、それでも自転車レースであることに変わりはない。何よりも、彼らはいつものようにレースに臨まなければならない。
Tudor Pro Cycling Teamは上位を目指せますか?
マッテオ・トレンティンは私たちのリーダーだが、私たちは若いチームでもある。また自分達らしさを見せられると期待している。
結果は常に私たちがコントロールできるものではない。マチュー・ファンデルプールのような選手もいないし、期待も違う。
でも、例えばサンレモでやったようなレースをする。もしマッテオが10位以内に入れば、私は彼に脱帽する。
マチュー・ファンデルプールが優勝候補ですが、3回目の優勝となればあなたと勝利数で並びますね。さらにマチューは勝つと思う?
精神的、肉体的な準備次第だ。マチューはここで4勝して記録保持者になるだけの力がある。でも、彼にはまだ長い道のりがある。勝てば勝つほど難しくなる。
より注目されるし、他のライダーも上達する。もし彼が日曜日に勝てば、それはまだ超偉大なことだろう。でも、彼が勝てないときは、それがサイクリングの仕組みだからだ。
でも今のところ、彼にとって悪い状況には見えない。しかし、2列目、3列目の選手には気をつけなければならない。それが有利に働くこともあれば、不利に働くこともある。
ファビアン・カンチェラーラも、ワウト・ファンアールトが欠場となっても難しさは変わらないと言っている。よりマークが集中するのだから当然だろう。
それでも、ファビアン・カンチェラーラのように勝つには、守るよりも攻めるのが最善の策となる。
コメント