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2026 パリ~ルーベ:サガンの優勝タイムより8分速くてもタイムアウト アラステア・マッケラーの過酷な1日

海外情報
Image credit: chan
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今年のパリ~ルーベは史上最速のペースで展開された。

優勝したワウト・ファンアールトは2024年にマチュー・ファンデルプールが記録した最速記録を更新している。

 

その影響は、後方を走る選手たちにとってあまりにも過酷な現実を突きつけることとなった。

EF Education-EasyPostのアラステア・マッケラーは、2018年にピーター・サガンが優勝した際のタイムよりも約8分も速いタイムでルーベのヴェロドロームに到達。

しかし、タイムオーバーにより公式な完走として認められなかった。

 

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史上最速のレースペースと、エースを助けた代償

 
 
 
 
 
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アラステア・マッケラーは、オーストラリア出身の24歳。小さな頃から父親に連れられてサントス・ツアー・ダウンアンダーを観戦。

自転車で40分かけて、40℃の中、30分集団を待っていたそうだ。それ以来8年間プロ入りまで自転車一筋だ。

2021年からIsrael Cycling Academyで3年間走っている。2023 オーストラリア選手権U23のロードと個人タイムトライヤルの2冠を制し、2024年にはアメリカのプロ養成コンチネンタルチームのHagens Berman Jaycoに所属。

Team Jayco AlUlaのtrainee(研修生)を経て、EF Education-EasyPostと契約となっている。

24歳のオーストラリア人選手であるマッケラーは、パリ~ルーベへの出場が急遽決まったデビュー戦だった。

レースの残り約150km、3つ目の石畳セクターでチームリーダーのカスパー・アスグリーンがパンクに見舞われた。

マッケラーは彼を助けるために後方へ下がり、そこで自身の集団でのレースを終えることとなった。その後はほぼ単独、あるいは少人数のグループで過酷な石畳を走り続けた。

アレンベールの森でリタイアすることも考えたが、彼は走り続けることを選んだ。最終的に、マッケラーはトップから29分19秒遅れとなる5時間46分11秒でフィニッシュラインを通過。

このタイムは、2018年に優勝したピーター・サガンの5時間54分06秒を約8分も上回る驚異的なスピードだ。

しかし、今年のトップのレースペースがあまりにも速すぎたため、彼は制限時間を3分58秒超過し、結果的にタイムアウトとなってしまった。

 

 

レースを終えての感想はいかがですか。

精神的にかなり厳しい一日だった。自分が望んでいたよりもずっと早い段階で後方に下がることになってしまったんだ。

 

カスパー・アスグリーンのパンクトラブルの際のことですね。

カスパーが3つ目のセクターでパンクして、すでにカオスな状況だった。彼がタイヤを交換するのに少し時間がかかってしまったんだ。

彼を集団に戻すために下がって、それからチームカーの列に入って全開で走った。自分にできるわずかなことをしたけれど、大したことはできなかった。

それからは、ほぼ単独か数人の選手と一緒にここまで走ってきた。肉体的なこと以上に、精神的に厳しい一日だった。

 

途中でリタイアすることは考えなかったのでしょうか。

最初は完走できるとは思っていなかった。アレンベールまで行って、誰かを見つけてリタイアしようと思っていたんだ。

でも、アレンベールで一緒にいた数人の選手が自転車を降りるのを見て、自分はもういくつかセクターを走ってから様子を見ようと考えた。

そうしたら、さらにいくつかセクターをこなして、残り70kmまできてしまった。とにかくプッシュし続けて、もう最後まで走りきろうと思える地点まで来た。完走するには素晴らしいレースだからね。

 

事前の準備はできていたのですか。

何を期待すべきか全くわかっていなかった。今週の初めに別のレースを走っていたから試走もできなかったし、本格的な石畳を走ったことすら一度もなかった。

だから、かなり手探りな状態で臨んだんだ。でも、評判通りのレースだった。

石畳はきついけれど、アレンベールを越えると、他のすべてのセクターが簡単に感じられるくらい、あそこはとてつもなく過酷だった。最後尾の選手になるのは誰も望んでいないから、少し複雑な心境だよ。

 

今回は優勝タイムから8%がタイムリミットだったので25分21秒以内でゴールしないといけなかった。

サガンよりも8分も速いペースで走っても3分以上タイムが足らないというのは厳しすぎる。ますますゴールするのは難しいレースとなっていきそうだ。

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